劇場公開日 2016年9月17日

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「信じることとは。」怒り きゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0信じることとは。

2016年9月22日
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泣ける

悲しい

何をもってその人の事を信じられるの?

この問いで見終わった後、頭がいっぱいになる。

重くて、辛くて、胸をえぐられるような映画だけど、この映画がすごく好き。

東京で起きた殺人事件の犯人が、東京、千葉、沖縄とで同じ時にそれぞれの繰り広げられるストーリーのどこかにいる。
観ている方は犯人探しのように、どれも疑いの目でみてしまう。
もう最初から最後まで目が離せない!! 信じたい人を疑った自分への怒り。

信じた人に裏切られた相手への怒り。

どこにぶつけたらいいか、どうにもならない怒りは、叫びだったり、涙だったり。
怒りの矛先が物や人にあたることだったり。。
誰もがその気持ちを少しでも知っているからこそ共感し、登場人物と同化し、苦しみ、もらい泣きをする。

信じるって何だろう。

ずっしりとした映画なので、夕方以降に一人で観るのがオススメ。

まず原作がいい、脚本がしっかりしてる、キャストの役作りが素晴らしいので映画にする価値がある。

悪人に続く傑作。
心に残る一本になった。

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きゃん