劇場公開日 2016年9月17日

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「現代社会のコラージュ映画」怒り SHさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0現代社会のコラージュ映画

2016年9月21日
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鑑賞方法:映画館

知的

悲しい

世相を反映していて、ある意味パロディーと感じる部分もあるし、大部分において社会の問題提起みたいな面を感じることができた。
とはいえ何かこの社会について真剣に考えようとか主張している映画ではなく、あくまでもドラマとして楽しめるし、非常に面白い。
関連性がありそうで、全く異なる物語が入れ替わり立ち替わり平行して進んでいくわけで、結局は何も交わらないで終わってしまう(という個人的な認識)けれど、それらバラバラな話をつなぐもの、それは怒りという感情なのだと強く感じた。
素晴らしい俳優陣の演技だけに頼ることなく、それぞれの怒りを見事に映像で表現されていた、ように思う。
作品をつくる者の怒りが強く込められている作品だと言える。

SH