「3箇所もの話が必要なのか?」怒り 落ち穂さんの映画レビュー(感想・評価)
3箇所もの話が必要なのか?
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東京・千葉・沖縄3箇所それぞれが単独で充分作品を成立させられる重ためのテーマにもかかわらず、観ている側としては犯人探しにも気を取られるため、どの話も中途半端な印象になってしまった気がします。
純粋に信じた者が一番傷つくという結末も、ひたすら救いがないです。
まぁ、原作もそうなのだから仕方がないのかもしれませんが。
話の中では、東京の話が良かったです。
「疑ってるんじゃなくて、信じてるんでしょ」
この言葉には救いがあります。
あと、演技はどの役も素晴らしかったと思います。殆どが単発で主役をこなせる俳優さんだらけだったので当然と言えば当然ですが、新人だという辰哉役も素晴らしかったと思います。ただ、泉役は、諦めと幼さと好奇心がない混ぜになっているはずの前半、平和な家庭育ちの純粋にピュアな高校生みたいに見えて、ずっと違和感がありました。彼女のラストのシーンも他の方も同様にコメントされているようですが、興醒めでした。
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