劇場公開日 2016年9月17日

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「流行りは気にせず30オーバーはこっちへ」怒り サンダンスさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0流行りは気にせず30オーバーはこっちへ

2016年9月19日
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本年度最高作です。君の名はや、シンゴジラも素晴らしいですが、個人的には今作を押します。ロクヨンは足下にもおよびません。

3つのストーリーを編み込んでいくような映画ですが、編集が上手いです。音声を残しながら、映像は次へ。余韻を上手く残しながら次のページへ進んでいるような感じです。

7人の主役、準主役は当然に上手く、それ以外のピエール瀧や池脇千鶴、高畑充希も存在感を出してます。今、役者を使うのが一番上手い監督です。高畑充希の目力は凄かったです。沖縄の男の子は最初と最後で全然違ってます。

色んな立場の役柄があり、観客は誰かに感情移入して観れるのではないでしょうか。

坂本龍一の音楽はラストに行くほど重厚で効いてきます。

絶望からわずかな希望、新たな一歩、次への挑戦を感じさせて「怒り」の一文字を。

サンダンス