「「結」が長くありません?」怒り ふるやるふさんの映画レビュー(感想・評価)
「結」が長くありません?
良い映画でございました。
堪能致しました。
人を信じることは、
何を持って信じると判断するのか。
その人自身それだけで信じること。
その人の過去の背景に保証があって、
初めてその人を信じられること。
人を信じることから始めるのか。
疑うことから始めるのか。
これらの信じる過程など、
あとから作られた理由のようなもの。
結局、
自分が信じたいものを
信じるのではないかと思う。
頭で考えることではないですが、
鑑賞後の帰り道、禅問答のように、
繰り返し頭をよぎりました。
映画は、そんなテーマを根底に、
サスペンスの要素もあり、
群像劇のテンポもよく、
飽きずに観ることができました。
ただ、
前作「悪人」にも感じたのですが、
起承転結の「結」が長い。
今作も長く感じました。
私の個人的な趣味で言えば、
「結」が潔い作品に、
その監督のセンスを感じる。
この作品をクリント・イーストウッドが撮ったらどう終わるのか。ふふふ。
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