「怒り」怒り ケリー&リュックさんの映画レビュー(感想・評価)
怒り
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最後は心の震えが止まらなくなるくらいの名作です。
沖縄が抱える現実問題。ゲイがひとりで生きることの切なさと家族
との関係、社会保障のない若者の社会への反感や孤独などが入り乱れて、普段は目に見えない、いや見ようとしない現実社会に潜む怒りと悲しみ。
この怒りは誰もが持っている「怒り」ではないだろうか?
結局「怒り」は悲しみしか生み出さない。
渡辺謙の背中のシーン、宮崎あおいの「お父ちゃん」っていう
声は何故か都会の真ん中で暮らす人々の心に響く。
それぞれの役者がそれぞれの演技で3つのドラマを1つの映画に
仕立て上げた感じです。
ラストは、直人の遺骨を同じ墓に入れるシーンがあっても良かった
のではないかと思いました。
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