はなちゃんのみそ汁のレビュー・感想・評価
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発症のリスク。
食の大切さを改めて感じる温かい作品だったが、
若くして病に侵されるという運命は本当に辛い。
最近取り沙汰されている乳がん発症のリスクを
よく考え早期発見のため必ず検診は受けなきゃ
いけないと思う若い女性が増えればいいのだが。
早期発見早期治療であれば助かる確率は高いの
だそうだ。本作ではそのリスクを圧して妊娠と
出産をするのだがその後の検査も食物に任せる
だけではなく受けておくべきだったと私は思う。
幼い我が子を遺してこの世を去ることの辛さは
亡くなった千恵さんが一番感じたことだろうが、
最期まで明るく家族と過ごせたことは何よりだ。
はなちゃんは、今でもちゃんとみそ汁を作って
元気に過ごしていると願いたい。お父さんもね。
ちゃんと食べるには、ちゃんと作る
映画「はなちゃんのみそ汁」(阿久根知昭監督)から。
乳がんの再発で33歳の若さで他界した、
広末涼子さん演じる母親・千恵さんが、
「娘が一人でも、強く逞しく生きていけるように、
一人できちんと生きていけるように、
その手助けだけは、してあげたい」という願いで始めた、
料理や家事の大切さを伝授する。
当時4歳の娘「はなちゃん」は、それをちゃんと理解して、
父親と2人になってしまっても、みそ汁を作り続ける姿は、
実在する話として、道徳の教科書にも取り上げられている。
4歳の子に、これからの生き方をどうやって教えるのだろう、
そんな不安を持ちながら観ていたが、母親が娘に教えたことは、
鰹節を削ったり、味噌の作り方だけではなく、
食・生き方に対する基本的な考え方を、徹底的に教え込んだ。
その根底に流れている考え方が
「ちゃんと食べるには、ちゃんと作る。
食べることも、作ることも、いい加減にせん」だった。
「しっかり食べなさい」とともに「しっかり作りなさい」と
教えた母親は、なかなかいないからこそ、私たちの心を打った。
体にいい食材を自分の目で選んで、料理を作る。
それこそが、本当の意味の「食育」なんだろうなぁ。
泣きました
「闘病記」は苦手なんだけど、これは。
#はなちゃんのみそ汁
「今、生きている」人のための映画だ。
「生きる」って具体的にはどんなこと?
味噌汁や洗濯物、窓から見える風景、家族や友人との出会いや別れ。「歌うこと」
ひとつひとつ、すべてが生きる源に繋がっている。
泣かされた。だけど、不思議なことに「あなたにとって生きるって何?」と問われたようで。俄然やる気が湧いてくる。
滝藤の演技の幅、すごいです。
鑑賞オススメ作の文句なしの満点作!!
なんて暖かい家族愛、夫婦愛に包まれた映画なのだろうか。
ガン闘病記というシリアスな厳しい現実を踏まえつつも、ほんわかムードの演出と出演者のナチュラルな演技のバランスが素晴らしい。
夫のコントのようなキャラぶりが、いいアクセントになっていた。
しかし、なんといっても、友人の熱い薦めと、はなちゃんのリクエストに応えたクライマックスのふれあいコンサートのシーンが印象に残る。
完治むなしく再発、ガンが全身に転移した千恵の体は、おそらく立っているのがやっとであったに違いない。
本人も夫も関係者、皆、死期が近いことも悟っていたのではないかと思う。
ステージ壇上の語りかけてくる千恵の心優しいスピーチ、そして主題歌の合唱と、サプライズな演出。
駆け足ではあるが、この夫婦の出逢い、結婚、はなちゃんの誕生と見守ってきた、その積み重なる想いが、走馬灯のように、甦ってくる。
なんて想いのこもったシーンなのだろうか。
はなちゃんが、こんなときでも、千恵にみそ汁をつくってきたシーンから、私の涙腺は、ウルウル気味ではあったが、
画面がボヤけてしまうくらい、
もう、溢れる涙が止まらなかった。
エンドロール中も一青窈が歌う主題歌を聴きながら、余韻に浸っていたが、
この映画の余韻を大切にしたかったので、はしご映画の予定をキャンセルさせた、文句なしの満点作!!
この映画は、きっと忘れないだろう。
最後に、はなちゃんのみそ汁は、食育でもある。食を通じて、物の考え方、捉え方に、子育てのヒントにもなるのではないかとも思う。
お味噌汁のちから
良かった
目の奥が…。
私はついている。が印象的。
闘病の映画は苦手なんですが評価が好意的だったので観ました。ついているなんてなかなかいえないのに前向きなところがはかないです。。途中から涙がとまりませんでした。あったかい気持ちで一杯になりました。タバコを見つかるシーンが微笑ましい。
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