「優しい映画」心が叫びたがってるんだ。(2015) U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
優しい映画
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たぶん、泣く気満々でいったから、泣けなかった。
静かな田舎、緩やかに流れる時間の中で、ともすれば動かないと錯覚するような日常の中の話…。
「普通の事を普通にできない」という悩みを抱えてる人には、どう映るのだろうか?
絵空事?
応援歌?
他山の石?
それでもやっぱり、今が窮屈で苦しみしかないのなら、壊す勇気は必要だと思った。
まさにタイトル「心が叫びたがってるんだ」素直に応じなさい。
「言葉」への警鐘には、凄く頷ける。
肉体的な傷は癒えても、心が受けた傷は何十倍も治りにくく、一生癒えない傷もある。
臆病になるのとはまた違う。
そういう事があるのだという事実を把握する事が大事だと思う。
物語の「転」
なにかよほどの事が起こるのだろうとは思ってたが、まさか、主人公が投げ出すとは思わなかった…。
そうなっちゃうのは理解できなくはないけど、その後が大団円の上に告白されるって…。
誰もが友好的態度ではないだろうし、本人自身の自責と自虐は相当だろうと想像する。
ちょとラストが都合いいなと感じてしまった。
あ…
エンドロールの歌にはゲンナリした。
もっと透明感のある声が良かった…。
なんなんだ、この余韻を破り捨てるような、だみ声はと思ったら、某アイドル達だった。
歌詞は合ってるのかもだけど、
声と歌唱力が…物語が歌ネタだっただけに、ショックも大きかった。
「歌の力」を提示してたのに、歌の力を待ち合わせない人達に最後に持ってくる矛盾を許容できない。
台無しだよ、アレじゃ。
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