劇場公開日 2015年4月25日

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「実写化としては100点満点」シンデレラ(2015) えのきちさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0実写化としては100点満点

2015年4月25日
iPhoneアプリから投稿

『シンデレラ』を鑑賞。
言わずと知れたディズニーの名作アニメーションの実写化作品である。

先日鑑賞した「イントゥ・ザ・ウッズ」が大暴投であったのに対して今作はど真ん中直球な作品に仕上がっており、ディズニーファンのみならず万人にお勧めしたい納得の完成度となっている。とりあえず一安心。

物語については説明の必要もなく、皆が知る通りであり、余計なアレンジや無駄なものは一切加えられていない。

シンデレラ役であるリリー・ジェームズの純粋な可愛さは特筆に値し、万人に愛されるキャラクターとして完成している。しかし最もハマり役はママ母ことトレメイン夫人役のケイト・ブランシェット。憎たらしいことこの上ない。今作での唯一の悪役であるからこれくらいアクが強く無ければ成立しない。

細かい点を突っ込み出したらキリがないところもきちんと継承されている。

・なぜ魔法が解けたのに靴だけは消えないの?
・ガラスの靴なんて本当に履いて歩けるの?
・探せば他にもぴったりの人はいるんじゃないの?
・ぴったりなのになぜ脱げたの?
・そもそも顔見りゃわかるんじゃないの?

なんて事は言ってはいけないのだ。
シンデレラはこれで良いし、これでこそディズニー作品なのである。

シンデレラの実写化作品としては100点満点と言える。

親子での鑑賞はもちろん、デートムービーとしても最適な今作、GWに是非ご覧いただきたい。

えのきち