風に立つライオンのレビュー・感想・評価
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地域や時代を越えて紡がれる、壮大な命の物語。
【賛否両論チェック】 賛:必死に生きようとする姿や、子供まで犠牲にする恐ろしさなど、人間の美しい部分と醜い部分がこれでもかと描写されていく。主人公の人柄にも感動。 否:切断手術など、苦手な人には不向きなシーンが多い。上映時間も長めなので、やや蛇足なシーンもあるか。 普段日本人が実感することのない“内戦”という劣悪な環境にあって、それでも必死に生き延びようとする人々の姿や、親を殺してその子供を薬漬けにし兵士にするといった人間の恐ろしさに、これでもかと胸に迫ってくるものがあります。また、そんな現地の人々と真正面から向き合いながら、その明るい性格で人々の希望となっていく主人公の熱意にも、改めて感動させられます。そして、そんなナイロビの様子と対比するかのように描かれる、日本の離島の医療や被災地での様子など、私達にも身につまされる要素も含まれています。 手術シーンなどが結構多いので、苦手な人には向かないかもしれませんが、目をそらしてはいけない世界の現状がそこに映し出されているのもまた事実。主題歌ともなっているさだまさしさんの曲と共に、深く考えさせれる名作と言える作品です。
原曲を越えた
良い映画だった〜(≧∇≦) あまり何も考えずに観に行ったのだが、観終わったら涙が止まらない。 理想的過ぎる…良いじゃないか。予定調和だ…良いんだよ、それで! 原曲を越えてしまった結末には、えっ!(・_・; って思ったが、この方が映画がきれいに終われる、そう思った。 良いんだよ、理想を高く掲げていた映画だから許す!
素人役者が素晴らしい。
さだまさしの同名曲が発表されたとき、僕はそのアルバムを購入していた。またなんとも壮大な曲を作ったものだなぁ、と思った。 このアルバムの発売が1987年というから、28年の歳月を経て映画化とあいなった。 医療に携わる人種はすべて高潔なのだろうか。日本から遠く離れたケニアという地に、ずっといようと思う気持ちがよくわからない。 その気持ちに敬意を表すものではあるが、自分にはありえない。 それがひとりやふたりではなく、たくさんいることに驚く。あのケニアのさいはての診療所には多くの医療従事者がいたわけで、彼らは故郷から遠く離れた地で無限の医療活動に奉仕している。 斉藤ひろし脚本、三池崇史監督は、ストーリーをうまく作っていて、まったくあきさせない。さすがプロである。 だが、僕とは違う世界の話であり、違う思想の人たちの話であった。
予想よりもずっとよかった
見る前からわかってたのですが、ガチな予定調和の映画です。 そういう進行が苦手な人は見ないほうがいいかも。 個人的にはきれいにまとまった、いい映画だと思ってます。 「JIN先生がアフリカに行ったなら、そりゃ見なくちゃね」 と私と妻は数日前から話してて、雰囲気基準で映画館へ。 5段階で3~4かなと思ってたのに、見終わったら満点の5。 スーダンの子供たちのエピソードあたりで、 私も妻も、ボロ泣き状態。夫婦50割はこのへんが弱い(笑) あと、監督の女性二人の使い方が面白く感じました。 結構持ちキャラが狭めの女優さんで使いにくいと思うのですが、 スクリーンの中でお二人とも素敵に描かれていました。
(´・Д・)」途中退場でした
ん〜残念ながらダメでした。 どんな極上のクライマックスが待っていても途中までのダルな展開はもうダメでした。 アフリカでロケした割にはアフリカっぽくないなーとおもいましたが、アレはホントにアフリカなんでしょうか? アフリカ特有の赤い大地を想像していましたが、なんだか西部劇っぽい背景? ちょい役のアフリカの研究所の同僚や島の診療所の患者さんは完璧に素人さんで興醒め。台詞棒読み状態。 石原さとみのような子がアフリカにいるはずがなく、超違和感がわきました。 黒人の少年兵とのふれあいもなんだか学芸会風な感じ。 日曜のレイトショウでしたが、客は私を入れて2人。もう一人は本編開始10分後に入場、私は1時間後ぐらいで退場でした。
人は、どこまで・・・・・・なれるのでしょうか?
本当に感動しました。 たくさん人が泣いていました。涙を抑えるのに困りました。 一緒に見ていた妻は、号泣していました。 人は、どこまで優しくなれるのか? 人は、どこまで美しい心になれるのか? 人は、どこまで残酷になれるのか? 自分はどうなのか? を考えさせられました。
原曲のイメージとはかなり異なる
『風に立つライオン』を鑑賞。 原作はさだまさしの同名曲を元に、さだ自身が小説化したものとなっており、監督は三池崇史、主演は大沢たかお。 大学病院からアフリカケニアの研究施設に派遣された日本人医師航一郎(大沢たかお)は現地赤十字病院からの要請で医師として働くこととなる。そこで迎えた患者は麻薬を打たれ兵士として戦場に立たされ負傷した少年兵たちだった。 元々はさだまさしが長崎に実在する医師にインスパイアされ作詞作曲をしたものだが、小説化を熱望したのは大沢たかおだという。つまり、主演である大沢たかおは今作に対する想いは人一倍強いというわけだ。 それは演技からもひしひしと伝わってくるものがあり、少々浮くほどの気迫である。 アフリカに派遣されたのが1987年。 そして2011年の東日本大震災とを結びつけるあたりは強引すぎる気もするが、テーマとなっている「命のバトン」を伝えるにあたってはわかりやすいアプローチであるとも言える。 では映画としてどうかというとイマイチぱっとしない印象。現地での厳しい現実はしっかりと描かれているし、少年たちの心の傷や、そこに携わる人々の真剣さも素晴らしい。しかし、ストーリー自体があまりにも理想的すぎるのがいけない。いわゆる綺麗事ばかりなのだ。 航一郎の志は素晴らしく、行動力含め全く申し分ない。 同じく看護師として働く石原さとみのケニアにいるとは思えないほど真っ白なお肌が気にはなるものの、これも理想的な働きを見せる。 登場人物がどうにも優等生すぎて人間らしさが感じられないので、イマイチ感情移入しにくいのである。 原曲が好きな私としてはもっと壮大な景色や映像が観られると期待していただけに、少々残念な出来だと感じてしまった。
諦めるな!少しでも前へ!
内戦に駆り出される少年兵の現実は一人の医者が変えることは難しい!ただ、寄り添い心と体の傷は癒してあげることはできる。圧倒的な現実の前にでも諦めず、日々出来ることを誠実にやる!そうすれば、一歩でも前にすすめる!とても大事なことを改めて感じました。私たち日本社会では、あれほど悲惨な現実は、今はありません!ただ、自分自身大きな心の壁にぶち当たることもありましょう。そんなときこの映画を思い出し、諦めず一歩でも前に進むようにします。よい映画ありがとうございます。 それにしても石原さとみ かわぃぃ!英会話やけにうまいのは!!?いーしーしのおかげ?
歌の力、よどみない命を生きたい!
「大地疾走」という番組で大沢たかおさんが出演した時「風に立つライオン」の話を されました。アフリカの大地に立ち自由に大胆に行動する大沢さんに魅せられましたよ。 私もこの曲初めて聞いた時、涙したのですが、大沢さんも曲について熱く語っていました。 今回映画になってその感動をどのように見せてくれるのかと期待していました。 歌では語られていない数々のエピソードで航一郎のアフリカへの思い、また恋人との出会い等々 納得しました。しかし何だろうこの物足りなさは、・・・。 あのアフリカでの厳しすぎる現実、航一郎の孤独や苦悩、喪失感が伝わってこない。 それとわかこさんは可愛すぎて、白衣の天使という言葉がピッタリで あの場所では不似合いだった気がする。疲れた感がなさすぎる。 歌からはそのすべてが胸に迫ってきます。あの別れの手紙で。 恋人に対する思いは千鳥が淵の桜で、アフリカの壮大な自然、傷ついた人々を助ける医師の献身、 それでも瞳の美しいけなげな大地の子供、大人たち。主人公の深い悲しみや希望また意志。 平和の意味、意義教えて貰いました。 最後にさだまさしさんの歌声が流れ、本当に素晴らしい歌詞、曲に再度涙しました。 もうひとつ書かせてください。おおさわさん、石原さんの英語素晴らしいですね。 お二人この映画のように世界へ飛び立ってください。そんな日が来る事願っています。
映画館でなかったら号泣していました。
もともと主題歌となっているさだまさしさんの歌がとても好きでこの映画を観ましたが、予想を遥かにこえる程に感動しました。主人公の熱血漢ぶり等、やや違和感を覚える箇所はありましたが、総合的には素晴らしい出来だと思います。大沢たかおもさることながら、真木よう子、石原さとみといった女優軍のキャスティングも作品の質をぐっと上げていると思いました。
いい映画!
大沢さんほど医者役が合う方っていないだろうと思うくらい適役。 さすが企画しただけありますね。 さだまさしさんの歌声もジーンときます。 上映中、集中してじっくりと観れた映画でした。 本当にアフリカであるであろう話。 世界が平和で、子供たちが子供らしく育てる世界になってほしいと願わずにはいられない映画でした。 役者さん達のケニアでの撮影の過酷さもあっただろうなーと、役者さん達への尊敬の念を持ちながらも観られる素晴らしい映画でした。
さだまさしの名曲越えならず…。
さだまさしの歌は聴者がさまざまな映像を脳裏に描きながら聴かせる唄ばかり。そんな意味では数分の原曲を2時間映画にするには少し無理があったかも。 原曲、泣けます。日本を離れ辺境の大地で医療活動に没頭する医師と純粋なその患者達との交流。いろんな肉付けができると思うのですが全体的に小綺麗にまとめられちゃった感あります。 が、泣けます。エンディングの風に立つライオンの歌へのつなげ方。ひとひねりもないですがストレート過ぎて涙がとまりませんでした。
こういう世界がまだまだあるんだもんな
生かされた命のつながりというか、生きる希望みたいなのを打ち出したんだろうけど震災は絡めなくてよかったんじゃないかなー?さだまさしの歌ももう少し早めに出してよかった気がする。
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