風に立つライオンのレビュー・感想・評価
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期待が大きすぎたか…
さだまさしの原曲『風に立つライオン』は私にとっても大好きな曲で、実は私の葬式のときには、この曲を流してくれるように家人に伝えています。ということでかなりの思い入れを持ってみたのですが、残念ながらイマイチの作品でした。
航一郎がアフリカで使命感に燃えて仕事をするのだが、そのために犠牲にしたものが何だったのか、というのがポイントだと思うのですが、それが途中まで描かれないのですね。回想という形で分かるのですが、なんだかピンと来ませんでした。航一郎が犠牲にしたものが、ささやかで平凡な幸せだったということもありますが、えてして人生とはそんなもんだというのは良く分かるのですが、もう一工夫あってもよかったと思います。
ただ、航一郎がアフリカの大地に向かって「頑張れー」と叫ぶシーンが何度かあるのですが、それが自分自身に対して言っていたのだと分かるシーンは感動しましたね。
「がんばれ~」
主人公 航一郎役の大沢たかおの演技が良くて安心した。
航一郎の上司役の石橋蓮司の演技も流石に上手く少し笑いを誘う心が楽になる演技をしてくれて観ている観客に好感が持てる。
航一郎の同僚役の萩原聖人の年老いた老人役がメイクもしゃべり方も違和感を感じた。演技って本当に難しいと感じる。
日本の役者のレベルの高さと演技力に今後も期待を持ちます。
日本の役者 「がんばれ~」
感動しました!(。-_-。)
素晴らしい映画でした。
日本と全くちがう環境の中
貧困や紛争の起こる地で
医療を行っている医師や看護師
がいること、現実にこうして
危険と隣り合わせの中、活動して
いる方々がいるんだと実感させられ
ました。
ときに現地のこどもたちの笑顔
に触れたりつらいシーンもあり
涙しました。大沢さんやさとみ
ちゃんの演技、最高でした。うまい。
観れて良かった♡
アフリカに赴任する医師を支える志とは。
未開の紛争地区で活躍する日本人医療スタッフ。平和な故郷を離れて彼らは何をめざしたのか。彼らが現地に残したものは何だったのか?想いは20年以上経って未曾有の震災の地に立つアフリカ人によって明らかになる。役者ではない素人起用のぎこちなさも目立つが三池監督の冒険としては成功の類ではないだろうか。やはりリアリティのあるストーリーが観賞する者をより感動に引き込むのだと思う。
まずまずの良作。
大沢たかお代表作といっても過言ではない。
基本的には、頭の下がる想いだな。
なかなかできることではない。
苛酷な環境だけに。
心を開く子どもたちの笑顔が、印象に残る。
あんな少年まで、戦争に駆り出されて、胸が痛む。
子供の頃のブレゼント、期待した物ではなかたあの本、あれが、きっかけだと思うのだが、ちょっと分かりにくいかもしれない。
真木よう子の涙に、もらい泣きしてしまったが、あの手紙、短い文面だと思っていただけに、余計に、グッと来た!
大学病院での回送シーンで、あの患者家族は、なぜあんなに、大学病院にこだわったのだろう。空きがない、だけど、一刻も早い治療が必要、しかも名医を紹介するとまで言ってくれているのに、それでも、空き待ちして、治療が遅れて亡くなってしまったでは、本末転倒だと思った。納得ができないシーンだね。
人生を見つめ直すきっかけになった。
アフリカの景観の壮大さに、
人々を救おうとする航一郎の真摯さに、
子供たちの無垢ゆえの傷跡に、
心を揺さぶられました。
予告編を観たときは「いい話なんだろうなぁ、でも重たそうだなぁ」という程度で期待値は低めでした。
観終わってさださんの歌声を聴きながら、自分には何が出来るんだろうか、と考えずにはいられませんでした。
恋人と天秤にかけてもブレることのない、航一郎の医療への使命感。
大切なものを守ることと引き換えに、別の大切なものを手放さないといけない時、自分ならどんな選択をするのだろう。
何を主軸として生きていきたいか、いま一度人生を見つめ直すきっかけをくれました。
気になったところは、長崎パートでのエキストラの皆さんが、大変ゆる〜い感じで和ませてくれるんだけど、上手い役者さんの中ではどうにも浮いちゃってたところ。でも愛嬌があって憎めないという(笑)
三池監督は「悪の教典」や「土竜の唄」といったエキセントリックで刺々しい印象が強かったのですが、この作品でイメージが変わりました。素晴らしい監督です。
大沢たかおと歌は素晴らしい
さださんの歌が好きで、大きな期待を込めて観に行きましたが、思っていた程の感動はありませんでした。
伝えたいことが沢山あるのは分かるけど、アフリカのこと…長崎の島のこと…東日本大震災のこと…色々詰め込みすぎて全部中途半端なメッセージしか伝わりませんでした。どうせなら誰か1人の視点に立って進めていくとか、もっとシンプルに作ってほしかったです。
あと、棒読みエキストラの方々が多すぎてびっくりしました。おじいちゃん、おばあちゃんが一生懸命やっているのは伝わりましたが、それを伝える映画ではないでしょう。
語らせるんだったら彼らの言葉でないと意味がない。棒読みが気になって映画に集中できませんでした。
そして、国際協力の現場で支援者が殺される(行方不明になる)ということを美談としてしまうことに疑問を感じました。
しかも、現地の人が制止するのを無視して行くという軽率な行動の末の出来事…。
なぜ主人公が死んでしまうという結末にしてしまったのかが分かりません。お涙頂戴したかったのか?と思ってしまいます。
すごく個人的な意見で申し訳ないのですが、生きてほしかった。風に向かって立つライオンのように生きる物語を作ってほしかったです。
辛いですね
前半はアフリカの子供達の環境のあまりの状態にかえって泣くことも出来なかった。でも最後に部落の女性の気持ちに泣いてしまいました。それにしても最近九州弁の映画を観ることが多い気がする、真木さんの長崎弁にちょっと違和感があった。
僕の「風に立つライオン」は、歌の中だけだった
いい映画です、たしかに。
脇を固める役者の安定感がそりゃもう抜群。
現地の子供たちもよかった。
で、何かがたりない。
この「風に立つライオン」には、モデルになる実話(柴田紘一郎先生)、それを基にした歌、小説(未読)、映画、とある。
柴田先生ご自身が長崎大学の方なので、映画の設定は実話に則したものに戻っている。
でも、僕の中では、「風に立つライオン」の世界は『歌』の中にあったようだ。
歌は、かつての恋人に送った「突然の手紙には驚いたけどうれしかった」で始まる手紙が、歌詞の全文になっている。だから、真木よう子が(東京じゃなくて長崎の離島でもかまわなけど)受け取った久しぶりの手紙は、あんな一行ではだめなんだよ!
歌の中の手紙の文章だからこそ、彼の苦労と充実が伝わってくるのに。
一緒に見たわけでもないのに、千鳥が淵の桜は、さぞ美しかろうと思わせるのに。
ビクトリア湖の朝焼けか、キリマンジャロの白い雪か、100万羽のフラミンゴか、草原の象か、どれかがせめて映画の中でどーんと出てきてくれたなら、その世界に誘われていけたのに。
予想と違いました
久々に泣くかな…と思って観たため全く泣けない内容でした。誤った期待をさせてしまう予告やプロモーション全般に問題あり?内容は悪いとは思いませんが、なんとなくチグハグで感情移入できない構成や演技がイマイチな方も多いのが残念でした。
私の中では満足度は低かったです。
自然の中の子供たちってピュアな目をしてキラキラしてる。それにしても...
自然の中の子供たちってピュアな目をしてキラキラしてる。それにしても、ニンゲンってどこまで残酷なんだって言うセリフ、グサっときた。
映画じゃなくても
テレビなら秀逸なのですが。
大沢たかおは良い演技でした、目でかたるというか、何か背負ってる感じさせました。
石原さとみはかわいいがアフリカの診療所では浮いてましたね。
さだまさしのエンディングでげんなりしたのは私だけでしょうか
キレイな気持ちになれる映画
大沢たかおさんが大好きでとても楽しみにしていました
時々しっくりこない場面もありますが(戦場なのに色白でやたら美しい石原さとみ、主人公の学生時代のエピソードなど)、それらを差し引いても大沢たかおさん演じる医師の生き方に静かな感銘をうける映画です
ケニアに人生を捧げた彼の生き方は、日頃些細なことに不平不満を抱えてしまう自分自身に生き方を考える時間を与えてくれました
キレイな気持ちになりたい方に是非おすすめの映画です
素晴らしい名作!
ただ泣かせるためだけの映画ではありません。
泣く事だけを期待してご覧にならない方がいいと思います。
私は涙もろいですが、それほど泣けず、でもとても心に響きました。
たくさんのメッセージが込められ、平和について、人生について、自分の為すべき事について、考えさせられます。
さださん、大沢さん、監督から、バトンをしっかり受け取りました。
主人公のように生きるのは難しいですが、精一杯今を生きようと、思える貴重な映画でした。
今、二回観ましたが、あと何回か観て、この映画の奥の奥まで理解したいと思います。
素晴らしい映画をありがとうと、言いたいです。
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