「登場人物がいっぱい。」エイプリルフールズ mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物がいっぱい。
近頃メキメキ力をつけていると思われる古沢良太脚本。
「キサラギ」ふたたび、とはいかなかったようだ。
たくさんの人物が絡み合う群像劇である。ただ、たくさんの人物が有機的につながっているというわけではなかった。
エピソード的には、やくざが自分の娘を連れまわす話がよかった。寺島進の柄が生きた役で久しぶりのいい役だったのではないか。
石川淳一監督は、芝居の演出はソツがないのだが、遠景と映像のクオリティが違っているのが気になった。
ウソがテーマなのだが、「エイプリルフールなんかクソくらえ!」と戸田恵梨香に叫ばせたのはまずかったかな。
群像劇はおもしろいのだが、作るのは難しい。
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