HEROのレビュー・感想・評価
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厚い壁を越える久利生スタイル!
"HERO(映画)" シリーズ第2作。
"土曜プレミアム" で鑑賞。
テレビドラマ(第2シリーズ)は視聴済みです。
治外法権と云う鉄壁を如何にして打ち破るか?―いつものやり方が通用しない相手に挑む久利生公平。映画版前作よりもレベルの高い危機が迫り、ハラハラしました。
久利生の信念が周囲を突き動かしていく展開はいつもながら観ていて気持ちがいいし、仲間たちの優しさがグッと来る。壁を抉じ開ける秘訣は、相手を理解しようとする心…
雨宮のカムバックによって、麻木とのコンビ要素が少なくなっていたのは残念でしたが、いよいよ久利生と雨宮の仲が発展するのかどうかはかなりの見どころでした。
結局くっつきませんでしたが、これはこれでアリだなと思いました。久利生と雨宮の関係は程良い相棒感と云うか、めちゃくちゃバランスがいい。ずっとこのままでいて!
良作だとは思うけど
久利生はやっぱりカッコいい。
ストーリー展開もドキドキハラハラして良い。佐藤浩市の役・演技の厚みも凄い。
イッセー尾形さんの役がクスッときて、登場すると和やかな気持ちになる…
ただ雨宮と久利生の「その後」は別に、観たくなかったかも。「なんやかんや言っても、仲良くやってるんだろうなぁ」って想像して終わっていたかった。
あと番宣で散々流れていた雨宮の「大事な話があるんです」、それ久利生にじゃねーのかよ!!っていう不満。
前作やドラマの流れで、偉い人たちが調子のっちょったんだろうなぁと思う作品。
とはいえ久利生はやっぱりカッコいい。
ソーセージ
いつも通りのHEROでテレビサイズでいい気もしましたが安心感もありましたね。
映画なので豪華に作れるところもあるんだと思いますが、お金のかけ方が、あぁそこにお金かけるんだなぁて感じで、この面子なら、お金使わなくても充分魅せられるのになぁって思いながら観てました。
今回のHEROは久利生の命が狙われたり違和感もありましたが、物語はいつも通り、みんなの事件を解決する情熱やチームワークが熱かった。
川尻も雨宮の上司も、いい人だなぁって思いました。
お店のオッチャンは何かあるなと思ってたけど、そんなオチだったとは!
ソーセージが食べたくなるそんな作品でした(笑)
ソーセージが食べたくなる
架空の国の領事館が絡んできて、そこの国ではぺタンクというスポーツや特大ソーセージが出てきて微笑ましかったです。ペタンクの球のアイデアはクィディッチな気がするけど…。
ここまできてキムタクと松たかこはくっつかないとか、残念でした。
猛烈に食べたくなる。
美味しいソーセージ食べたい!という感想が第一!
せっかくスケールを広げてみたのに、結局いつもの、諦めない!俺は目を見て真実を知りたいだけ!っていう人情論が国家交渉レベルで押し通されてしまう熱血漢な流れがちょっと残念だった。二国の外交官もそれに結果的に引きずられる。国と国でも、中身は人と人とが理解し合うことと言うのはわかるのだが、今回はそんなに甘くはないんじゃないかなぁという感想。一方、ハチャメチャでもバッヂがあれば結局どうにでもなるという、検事バッヂの強さも見えた感じ。法廷に持ち込む迄が外国人相手だとすごく大変なわけだが、もうすこーし、シャープに追い詰めていく流れだともっと良かった。
個性豊かな登場人物でも根底にみんな正義感が流れていて、みんなでテンポよく掛け合いながら助け合うところが好き。濱田岳と吉田羊の演技がとっても上手。松重豊も素敵な上司。八嶋は相変わらず。
麻木に、久利生検事をよろしくねとか言っておいて、雨宮はどうするんだろう。まずは検事としてしっかりしてからっていうのもわかるし、気持ちがないのに弁護士と結婚する必要もないけれど、そろそろ決着をつけないと。年齢的に2人とも適齢期はとうに過ぎているし、ビジュアル的にも厳しくなってきている。数字を取れるからって、どこまで引っ張る気なんだろうか。個人的には麻木とキムタクもかなり良いコンビだと思う。
最期にイラっとした!
大好きなシリーズなので、全体的には好意的にみました。ぶっちゃけ、面白かったですよ。HEROらしいっていうか、久利生らしい話になっていて。本編の内容に関しては、不満はないです。
ただ、個人的にはラストシーンでガッカリした。
世界を股にかけたスケールの大きな話を国内シーンだけで描いており、限られた予算の中で頑張って作ったんだろうなぁ〜、と思って好感持ってみてたら、、、
オイッ!なんだよそのラストは!!
しかも、エンディングで宇多田ヒカルの曲が流れないなんて!あの曲がかかるのを楽しみに待っていたのにッ!予算の都合で使えなかったのか?なら、海外ロケやめて、曲に予算を使ってよ!
キムタクと松たか子のケジメについても不満はあるけど、、、それはシリーズの続きがある事を期待します。
新規にはキツい!
HEROシリーズの前知識なしで観た感想です。
あくまでも往年のファンが、安心感を求めて観る映画なのでしょう。
故に、新規の私には乗れない映画でした。
①登場人物が多すぎる。一人に言わせればいいセリフを複数で回すから、一人一人のキャラが立ってない。クライマックスに行くに連れてその傾向が高くなり、テンポが悪いし散漫な画になってしまっているので物語に集中できない。
②無駄に海外を絡めた話で、逆に舞台のチンケさが際立ってしまっている。
スペシャル=海外でしょ、みたいな安易なバブル思考は本当に邦画の悪い癖だと思いますけどね。
外交官としての振舞いについて佐藤浩市に高説垂れる部分も、ごくごく新鮮味もない当たり前の事を言うんだなあと。破天荒な久利生サンにはもっと破天荒なこと言わせたほうがいいんじゃないのかなと思いました。
ラストシーン、君ら英語もフランス語もできないみたいだけど通訳連れてこなくて捜査とかどうやってやるの?みたいな、細かい所でもこういった制作陣の海外センスの無さを随所に感じ取りました。
一言で、ありとあらゆる部分が練り不足。
近年稀に見るドイヒーな映画でした。
TVドラマから抜け出せていない感じがしました。
皿洗いながら概要観るくらいで丁度いいくらいの。
でもこんなゆるゆるのお話でもちゃんとキムタクからはカリスマ性を感じるし北川景子はかわいかったからやっぱ違うわすげえなあと感じた次第でございます。
待ちに待った雨宮さんついに登場! やっぱり木村さんと松さんのツーシ...
待ちに待った雨宮さんついに登場!
やっぱり木村さんと松さんのツーショットいいですね。
数年ぶりにに再会のシーンで、恥ずかしさを隠している感じとか最高でした。
お互いに想っているけどくっつかない感じ、もどかしいー!(児島さんの役が少し可哀想でしたが、、)
中学生の恋愛?
ドラマと映画、年月重ねて何時までダラダラ恋愛ごっこしているのか。
見ていてしんどい。
題材のチョイスとして大使館は面白かった。
治外法権にどれだけ食い込めるのかとそこは見れた。
あくまで熱心なキムタクとシリーズファン向け
オレのスタイル。
キムタク主演ドラマの劇場版第二弾。
今回はあの雨宮が検事となって8年ぶりに登場し、久利生との
関係に進展あったの?どうなの?みたいな展開になっている。
大使館絡みの事件に発展させたとはいえ、やっぱりTV版と
たいして変わらないし事件の謎や解決までの展開も新味はない。
レギュラーメンバーが醸し出すいつものジョークやゆるゆる感
と、解決に向けて一致団結する様子などもお決まりのパターン。
ファンは安心して観ていられる面白さではあるが、
肝心の二人の今後はハイ次回ね。という感じで何かいやらしい。
公開に向けた大規模なプロモーションも凄かったけど、
映画本体の方にもっとお金と時間をかければ良かったのに^^;
なんて、また余計なことを思ってしまった。大看板だからねぇ。
ところで今回は大使館前での交通事故、というのが発端だけど、
その犯人(つまり轢いちゃった人)であの死んだ目の新井浩文が
登場する。彼の普通っぽさとリアルなビビリ加減には大拍手!!
ほんの脇で登場するのにメインより話題をさらう人物としては、
写真でしか登場しないあの人の娘(爆)も笑えるネタに。やはり
そういった小ネタで笑える作品ながらも最後は正義で一本筋を
通す、といった終わり方。佐藤浩市なんか一番尽力者だもんね。
しかし…細かいことをいう作品でないのは分かっているけど、
やはりどうにも不自然に思えるのが久利生のどこでもGパン姿。
型破りな検事。というのがウリなので最初からそうなんだけど、
しかし大使館を訪れる際にもああいう格好でアリなんだろうか。
いくら「オレのスタイルで」というキムタク=久利生だとしても
おっさんになれば「関係ない」じゃ済まされないことだってある。
一般人に化けて飲食店に出入りしている大使や、実は犯罪者まで
いるという大使館なので、どっちもどっちなんだけどねぇ^^;
(雨宮登場も嬉しかったけどやはり今は麻木とのコンビが面白い)
牛丸次席の娘
やっぱりあの人しか居ないよな〜(≧∇≦)
誰もがイメージしてたと思うけど。
松たか子と北川景子の新旧事務官もいいね。
松たか子は検察官になってるけど。
面白さいっぱい「あるよ」。
1番に何を描きたかったのか・・・
この作品は検事が主人公の映画なので木村拓哉演じる久利生検事の活躍を描く群像劇となっています。しかし、連続ドラマとして2回、スペシャルドラマで1回、映画では今回で2回目と映像化が長い期間に渡って続くと、製作側もいろんなことを1つの作品に詰め込みたいという思いを当然持ってしまうと思います。この作品もそれにもれず、久利生が担当していた「交通事故」だけでなく、久利生のかつての事務官で今は大阪で検事として働いている雨宮検事の担当していた事件の証人が久利生の担当する事件の被害者であることから、雨宮が検事として8年ぶりに帰ってくる事はファンとしてとても喜ばしい事でしたが、これは単なる交通事故ではなく「大使館」という「治外法権」がありそう簡単には解決できない目に見えないものが「壁」となり立ち塞いでいて久利生の担当する事件の被害者である女性コンパニオンがどうして「大使館」の中にいてそして、何故靴が脱げた状態で大使館の敷地を出たすぐの道で車にはねられてしまったのかという事を証明するための証人としてネウストリア公国の人間に話を聞きたいが「大使館は日本の中の外国」であるため聞けず、外務省からも圧力をかけられる中で何とか久利生の「絶対に諦めない」信条等々もあって、最終的に被害者である女性コンパニオンを車ではねてしまった男性運転手を「不起訴」にするというのが大筋で描かれていたものの、久利生と雨宮が07年の映画のラストで「キス」をするシーンで終わっていたためこの2人の関係はどうなっているかもファンなら知りたいから描いているが、そこに今の久利生の事務官である麻木が「事務官から検事になった雨宮に憧れていて、久利生のような検事になる事を目指している」ために彼女はじめ城西支部の面々が何かと絡んできて「久利生と雨宮、そして麻木の三角関係」みたいな恋愛事情も入り、登場人物がネウストリア公国という架空の国の外国人が何人も登場するため顔がわかりづらい上に「事件の真相」を知るためのストーリー展開がとてもバタバタしたものとなっていて頭を整理しなくてはいけなくて、どれにもほぼ均等に比重を置いているものの1番に描きたかったものが何だか私にはわからず何もかも「中途半端」な形で終わってしまっているのがとても残念でした。久利生が担当していた「女性コンパニオンの交通事故」という事件も雨宮が担当していた広域暴力団による違法薬物疑惑とネウストリア公国大使館の公使と大使館員2人が絡んだ事件だと判明したものの、久利生は被害者である女性コンパニオンの遺族に「どういう経緯で彼女が車にはねられて死亡してしまったのか」という被害者遺族に寄り添うシーンもなければ、それをしないでネウストリア公国の「法」で裁かれる公使のところに麻木と一緒に出かけていったというお粗末なところでエンドロールが流れ始める始末で、「久利生と雨宮」2人の関係も何の進展もなく雨宮は上司に内緒で出かけてしまったために春から久利生も在籍した事がある「石垣支部」への異動が決まり、最後にいつもの並木道で出会うのだが久利生は特別な事は言わず、雨宮が振り返る事なく歩いていく姿をただ見送るといった1人の男性として女性の私からすると「全然、ずっと想っていてくれていた女心がわかっていない魅力のない男性」にしか思えず、雨宮の立場になって考えるととても切ない気持ちでいっぱいになりました。1番笑えるところというとずっと「牛丸次席に似た顔の田村検事の妻の顔」が携帯画面に出てきたところでしょうか。本当、事件解決までの描き方といい久利生と雨宮の関係といいどちらも「中途半端」なもう1度観に行きたいと思える作品では全くなかったので、とてもガッカリ感漂う残念な映画だと想いました。
予想は越えないが堪能した
15年前のドラマからSPドラマ、映画ときて2014年のドラマも見たので一応ね、見てきましたよhero。
ま、こんなもんでしょうね。
陸上カーリングみたいなスポーツするシーンが、2001年宇宙の旅へのオマージュですか?あの曲と惑星画像で、ほぉーと思いましたけど、いらんよね、なんて思いました。
あの国の料理店で喋りかけてきた人がキーパーソンなのは簡単に読めるし、ストーリーは目新しくなく、くりゅうさんと雨宮のよくわからんラブも、よくわからんままでしたね。
プロポーズしてきた弁護士がアンジャッシュの児嶋さんで、そんなんラストまで見なくても断りそうって思うよね。
楽しいシーンもいろいろありました。けっこう笑いました。
なんで、お金が惜しくないと思われる方はいってください。レンタルやらテレビでそのうち見られるしね。つまらないが確定してるデートとかで、映画ならしゃべらんくていいからその間は間が持つ!みたいな時は最適かと。
わたし的には1100円はちと高かったけど、まぁええかって感じです。
安定感
期待を裏切らず、上回らない。全て想定の範囲内。相変わらずよくできた脚本で。でもちょっと新井浩文を使ったことに意味深さを加えたことが無駄だったような気が。大使館の裏走ってた理由めちゃくちゃだし。やっぱこーゆーリバイバル系がウケるのかね。キムタク他の役できないもんか。
いつものチームワークのよさ
いつもながらの城西支部メンバー、それに久々の雨宮。チームワークの良さが随所に描かれ、ところどころでクスっと笑ってしまいます。川尻部長のキレるところはやはりウケる。
治外法権、国境をいかに越えるか、というところだが、途中から展開が読めてしまいました。ラストはちょこっとガッカリ、消化不良でしたが、全体的には面白かった。ドラマファンは必見かな。
良作だが問題点も浮き彫りに
意外や意外。予想外の良作エンターテイメントに仕上がっていた。
オープニングからペタンクまで。キムタク×松たか子を知る人間=知らない人間(「この人が噂の!」)的な流れ&「それマズイだろ〜」の思惑等、流れる様に展開されて飽きさせ無い。
その後本格的に捜査に乗り出すのだが。元来このドラマは職種は違えども、性格が違う凸凹コンビの2人が、喧嘩をしながらも犯人を追い詰める【有る意味】刑事ドラマ的な作りを装いながら、実は似た者コンビ(夫婦)が口角泡を飛ばし、喧嘩しながらも少しづつ問題を解決して行く、“夫婦善哉“タイプのドラマかな?と思う。
今回はドラマ版での【元相棒】が復帰した事で、2人の相棒が発生する。
現在の相棒=夫婦役は勿論北川景子なのだが、元々このドラマのファンからすると、やはりキムタク×松たか子のドラマ…とゆう意識がいまだに根強いのではなかろうか?
この何となく感じるモヤモヤ感が続いて行くのだが、やはり現在の相棒は北川景子。
彼女は松たか子に対して嫉妬をあらわにしたりはしない。いやそれどころか見事なステップアップを遂げた松たか子に“憧れ“を抱き、助言等を受ける。
映画の途中で北川景子はキムタクから『お前はお前なんだから!』との助言を受ける。
つまり、このコンビでは現状2人が張り合いながら事件を解決に導く等の場面は生まれ難い。どうしてもキムタク×北川景子では恋愛ドラマとしての側面もまた生まれ難い。
これこそが、現状このドラマ最大の弱さに繋がっていると言えるのではないだろうか?
とにもかくにもキムタクですね。
まあこの人ほど演技云々・どうのこうのと言うのが野暮な人も居ない。映画の始まりから終わりまで、何処を切り取ってもキムタクの金太郎飴状態。
ここまで演技の引き出しが無い人もまた珍しい。
まさに稀有な存在と言って良い。
最も銃弾に倒れるセガールに期待する人は居ないのと同様に、泣いたり・喚いたりするキムタクを見たいファンはひょっとして居ないのかも?…。。
と言うか多分その様な演技を、もしもやったとしたら、失笑をかう気もしないでは無いのだが…。
但し映画自体はそんな事を観客に感じさせる暇を与え無いでサクサクと進んで行く。
本作品は、社会常識としては寧ろ暴走に近いキムタクの行動を助ける見事なチームワークに有る。
それぞれの個性を生かした行動:台詞等の脚本はなかなかの物がありました。
それどころか登場人物が多くなって来ると、すかさず黒板を使ってこれまでの経緯を懇切丁寧に説明してくれる周到さ。捜査の進展に伴った各キャラクター達の描き込み&編集のテンポが本作最大の魅力と言って良い。
エンドクレジットでは、これまでのドラマ版:前作の映画版での写真が映っていたがどうなるのだろう?
一応今回で一旦終了なのだろうか?
内容的には事件は解決した様に見えて、実は何にも解決していなかったりするのですが。
松たか子の選んだ選択も含めたそんなモヤモヤは続く。
もしも第3弾が有るとしたらエンディングで入れた写真の意味は何?ってなってしまいますけどね。
(2015年7月25日/イオンシネマ越谷レイクタウン/スクリーン2)
ファンをナメてるよね?
映画「HERO」見ました。
ドラマ版第1シリーズと、劇場版第1作目は見ました。ドラマ版第2シリーズはつまらないので第2話で見るのをやめました。劇場版第1作目は、推理要素も強く、ロケーションも豪華であり、そこそこ楽しめた記憶があります。あとは何と言ってもゲスト出演者の豪華さには圧倒されました。今作に至り、結論から言うとつまらなかった。ただし笑える所は多い。それだけ。
まず話の展開、と言うか造りが前作とまるっきり同じです。なんならドラマとも同じです。単なる刑事事件だと思ったら、その裏に巨大な陰謀があり、久利生検事の奔放な捜査で周りはあたふた的な。わざわざ金を払って劇場に来たんだから、こんな毎回の展開は勘弁してほしかった。
演出もド下手と言わざるを得ない。特に大使館周りの人物描写。メガネボンバーと酔っ払い大使がワケあり風なのは構わないけど、それが明からさま過ぎて全然上がらないです。味方確定ですもん、出てきた時にすでに。
最近テレビドラマが映画化する流れってすごく多いですけど、映画化する必要なくない?ってのが本当に多くないですか?映画化するならそれなりの捻りや豪華さが絶対不可欠だと思います。HERO第1作では無理矢理ながらもイビョンホンを出したり、それなりの頑張りが見て取れたけど、今回は何にもなかった。
それに久利生と雨宮の関係もいい加減決着を見たいのに、いつまでもいつまでもグダグダやってる。こんなんじゃ昔からのファンもウンザリでしょう。話自体も何個でも続編が作れそうなラストにガッカリしたし、ズルい。
本当に呆れますよね、フジテレビには。
総じて、ファンをバカにしてる超駄作です。映画だからとりあえず佐藤浩市呼んできました〜で満足するワケないんだからさ。ちょっと難しい話になるけど、ファンが見にきてるのは劇場版HEROなんです。だから、超人気ドラマという土台に胡座をかいてチャチャっと作ったって誰も満足しませんよ。ほんとナメられたもんですね。見る前は少し期待してたけど、今後一切HEROには関わりたくないです。さよなら。
断固たる久利生
面白かった。
凄くよくできたファンタジーで、ああいう風に生きれればと思う人は何人もいるだるう。
もしくは、ああいう男性がいいとか。
仕事に一切の妥協を持ち込まない、自分を曲げない。
凄く分かりやすい代表者みたいなもんで、なんの特殊スーツも着ないHERO。
が…
雨宮の復活で、完全無欠のHEROにも、触られたくない罪ができるかと思いきや…崩れない。
結局は、許されてしまう。
…なんだか、残念だ。
人間に格下げされる事はなかった。
アイドルはアイドルのままで、偶像は偶像のままだった。
このあたりが、このキャラの限界なのかもしれない…。
正義を貫くが故に非難される事など微塵もあってはいけない。
ある意味、臆病者の論理だけど、今の社会にはその考えは蔓延してて、それが至高とされたりする。
その実、人はそこまで潔癖にはなり得ないので、やっちまった事は隠蔽する体質。
…HEROみたいにはいかない。
ファンタジーなので。
ごめんの一言とはいかないまでも、いいかける久利生であってほしかったが、最後まで俺様体質のこの主人公…。
ご本人の人生経験の中にも、そういった一面は無かったのだろうかと馬鹿げた推察さえしてしまう…。
映画にしては、テレビくささが何故か抜けない…。
演者は、それこそ他の映画でだって観る顔ばかりだ。
2hでと言われても、仕方ないくらいテレビっぽいんだが…映画でないとこの作品は成立しないんだろうと思う。
最早、何が映画っぽいのか論ずるのも馬鹿らしいくらいのご時世ではあるが…。
奇しくも、この作品において、テレビシリーズでの歴史がスパイスになってる事は間違いない。
期待を裏切らない、期待以上のものはない、期待通りの…そんな作品。
全26件中、1~20件目を表示