劇場公開日 2015年1月24日

  • 予告編を見る

「「ファン」以外にはちょっと... でも観られて良かった❗️」デヴィッド・ボウイ・イズ sanjoo_boojooさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「ファン」以外にはちょっと... でも観られて良かった❗️

2015年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

「期間限定上映」との事だそうですが、ウカウカすると見逃しそうなので、行ってきました。 「限定」だからなのか、或いは 知名度のある映画館だからなのか、若い男女を軸に客が大勢なのに驚き...。 上映前の館内を見渡すと、40〜50代の年齢層もチラホラ居て少し安心^_^

上映開始。 なるほど、資料にもある通り、基本は記録フィルムなのですね。 曾てボウイに傾倒したことのある者にはお馴染みのコスチュームの数々が次々と出て来て、大変刺激的でした。 寛斎氏の登場も日本人として誇らしい限り。 あのトンデモナイ服にまつわるエピソードを披露してくれたのは嬉しかった...。 コレがイイ❗️と思ったら 即断即決で起用し、本当に披露してしまう... 今まさにレディーガガがやっていることをボウイは30年以上も前に実践していたことがよく分かります。 タブーの無い男、体制や権威におもねることなく反逆の姿勢を貫いた男、の実像が活写されていて、興味深く観られました。 ボウイの映画出演のことも紹介されていて、懐かしく感じられました。 そういえば昔 「地球に落ちてきた男」の封切りを観に行ったたなあ...と思い出しました。 中学生でしたが、確か中盤で結構濃厚な情交シーンが出て来てドギマギしたことを覚えています...。

映画ではボウイの活動を幾つかの時期に切り分けながら紹介していましたが、個人的に最も好きなのはベルリン時代です。 セールス面では大成功とは言えなかったようですが、ブライアン・イーノとのコラボは最も深みのある作品群を生み出したと思います。 言うまでもなく商業的にはナイル・ロジャースとのコラボがベストであるのでしょうが、音楽的には???との思いが今でもありますね。 Let's Dance とか China Girl などは聴きたくありません。 ロバート・フリップとのコラボは今でも好きですが..。

とにかく、ボウイに傾倒したことでいろいろなミュージシャンを新たに知ることが出来たし、それによって自分の音楽感を拡げることが出来たと思っています。 そういう意味でボウイは「恩師」言って良いでしょうし、その恩人の軌跡を辿りながら自分の音楽史を再確認出来たのは良い経験になりました。

観に行って良かった...。 観逃さなくて良かった...。

sanjoo_boojoo