「お仕着せ=制服好き の日本人には響きにくいかも」アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
お仕着せ=制服好き の日本人には響きにくいかも
ファッションものは大好き。
今夜は「アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生」です。
僕ね、
公立中学でしたが、制服着なかったんですよ、たった一人だけね。
丸坊主もお断りしました。たった一人だけね。
まっ黒い詰襟学生服の集団の中で、赤いTシャツ+長髪で笑ってる僕は「スイミー」みたいだったはず。
①「なぜ制服を着なくちゃならないんですか?」
②「『中学生らしい』とはどういう意味ですか?」
・・この単純な二問に、先生たちはとうとう答えることが出来ず、じっと耐えて僕の卒業を待っているようでした(笑)
うーん、教育者なんだから、個々苦悩して考え抜いて新説・新境地を拓いてもらいたかったなぁ。
君たちソクラテスやルソーの弟子なんでしょ?
春には春色のブラウスを楽しみ、
葬儀には遺族に寄り添い運動靴は履いて行かない。
雨の日は思わずスキップが出るブーツを選び、暑い日は涼しげな素材を。
そして夜間は事故に注意した色合いが必要なんです。
・・これって大人たち、先輩たちが生徒たちに伝達していく「美」と「生」のセンスだと思うんだけど。
そんなに制服が好きなら、先生たちが詰襟とセーラー服を着ればいいよね。恥ずかしがってちゃダメ。
ブラボーを叫びますよ
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自由にさせてくれた母にはリスペクトの思いしかありません。
銀髪のショートヘアの彼女には、青いフレームのメガネと大きな青いストールをプレゼントしました。
似合ってて息子の僕ですらうっとり。
父? 父はそんな母手縫いの上下を毎日喜んで着ています。
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着衣は自己表現。
貧富の差、けっこう。
貧富の差を なきものがごとく隠すことが嘘であり暴力だと思うの。
ニューヨークを闊歩するお金持ちの彼女たち、光ってますねー!
ランウェイのかぶり付きで一生を終えた95歳ゼルダの幸福せと言ったら!!
「街に似合うスタイル」、
これも大切なチョイスではあるな。
ニューヨークならでは ですね。
カメラがいい。
色も 構図も テンポもナイスでした。
ああまたブロードウェイやMETに行きたい。
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街なかでも、スーパーでも、いいお洒落をしている人にはついつい男女問わず「素敵ですよ」と声を掛けて、うんと喜ばれているしまう きりんです。
きりんさん、制服拒否、かっこいい!先生方そんなきりんさんから何がしか学んでくれたのかなあ。ご両親も素敵。着るものは自己表現だと私も思います。だから・でも他人の目は気にしないです。