「不覚にも」陽だまりハウスでマラソンを izumiさんの映画レビュー(感想・評価)
不覚にも
つまらない作品は途中で早く終わらないかな〜なんて思うが、この作品はなんとなく飽きずに観る事が出来た、そして不覚にも涙が出てしまった、老いが人間を追い詰めていき夢も希望も断たれ、体力の衰えや病気でホームに入れられホームで単なるカリキュラムとして他の入居者と同じように歌を歌い、人形を作り死を待つ、、、子供も老いた親と自分の人生を天秤にかけるしかなく、理解や感謝なんていう事を忘れてしまう、そんな老後を考えるだけで憂鬱になってしまうが、パウルのまっすぐな生き方と妻の変わらない愛情、素敵だと心から思った、勿論この作品の主人公は元気でいるから良いが 認知症や寝たきりで本人も周りも大変な状況である場合も多々ある、確かな事は皆んな老いていくという事実、人生って何だろう?そんな事を考えさせられる作品だった。
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