Re:LIFE リライフのレビュー・感想・評価
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11歳の息子と脚本賞
やはり、ポール・マッカートニーさんの事を名作曲家って言っていた。
小説と脚本(舞台)と舞台と映画の違い。
つまり、文芸論になるのだろうが、ガキの頃少しだけかじったが、すっかり忘れている。
暫くの間勉強してみようと思った。小説を書く事と舞台の脚本を書く事って違うよなってつくづく思うし、
11歳の子供が感じる感動が純粋な物としている事が気になった。次のセリフ。
『年上の天使が11歳はいい年だと言う。11歳の時は好きも嫌いも本気の感情だから』(1時間22分に登場するセリフ)
言っている事が理解出来ないが、なんか引っかかる話だと思った。
リライフ出来る年代の人は羨ましい。但し、大草原の小さな家をワイルダーさんは65歳で書いたと言うセリフがあった。
僕は昨日67歳になった。大日本帝國に居れば、あと、8年の命。リライフするぞ!!
【”間違いの楽園を本当の楽園に。”今作は、若き時にアカデミー脚本賞を取った脚本家が、個性豊かな脚本家を目指す生徒達を指導する中で、自身の生き方をリライトする様を描いたハートウォーミングな物語である。】
■若き時に、キース・マイケルズ(ヒュー・グラント)は”間違いの楽園”と言う脚本によりアカデミー賞脚本賞に輝き、名声を手に入れる。
だが、その後全くヒット作に恵まれない。
妻とは別れ、息子アレックスとも疎遠になり、ついには電気まで止められる。
彼は仕方なくエージェントから紹介された田舎の大学ビムガントンの講師を引き受けることにする。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・過去の栄光に囚われて、現在の情けない生活を受け入れる事が出来ないキース・マイケルズをヒュー・グラントが、可笑しみを漂わせて流石の演技で見せる作品である。
・ビムガントン大学に来たばかりの彼は、生徒達の前で”過去の栄光男”を演じている。特に女子生徒を選ぶときにも、脚本の内容ではなく顔写真で選んだり、オッカナイメアリー教授(アリソン・ジャネイ)にも歓迎パーティーで酔っ払い、セクハラまがいのことをし、更には生徒のカレンと寝てしまう。
■だが、そんなだらしない男をヒュー・グラントが演じると、アーラ不思議、何だかしょうがない奴だなあ、と思いつつクスクス笑いながら観てしまうのだから、流石である。
・個人的にツボだったのは、「セッション」での怖いドラマー教師のイメージが強すぎるJ・K・シモンズ演じる学科長が、家族の写真を見ると直ぐに眼がしらに手を当てて涙する姿である。クスクス。
■最初はいい加減だったキース・マイケルズが、個性豊かな生徒達に脚本の指導をして行く中で、生徒達から影響を受けて自身の態度を改めていくシーンが派手さは無いのだが、良いのだな。
スター・ウォーズが好きすぎて、パクリの脚本ばかり書いてくるビリーとか、才能ある脚本を書くのに自身が無いクレムとか、子供をアルバイトしながら一生懸命に大学のキースの講義に通うホリー(マリサ・トメイ)とかね。
・そして、自身が指導したクレムの脚本がハリウッドの眼に止まり、関係者と二人でレストランで会うシーンで、キース・マイケルズはクレムと中座して”後は、君が一人でやれ!”と言って励まし、自身は静かに席を後にするシーンも良かったな。キースが”過去の栄光男”から脱却したシーンであろう。
<そして、カレンと寝た事で大学を去ろうとしていたキースは、メアリー教授の部屋を訪れ、もう一度彼らに脚本を教えたいと直訴するシーンも”高慢と偏見”などの台詞を使って遣り取りするんだよね。
連絡を取っていなかったアレックスに自ら電話をしたり、そんな彼の姿をずっと優しい眼で見ていたホリーに自分の想いを告げたり・・。
今作は、若き時にアカデミー脚本賞を取った脚本家が、個性豊かな脚本家を目指す生徒達に大学で脚本を教える中で彼らに影響を受け、自身の生き方をリライトしていく過程を描いたハートウォーミングな物語なのである。>
ジェイン・オースティンにつきる(違)
良い映画でした。ストーリー自体はお約束通り、みたいな感じで悪く言えば陳腐ですが、キャラクターや脚本はとてもよかったと思います。
落ち目の(一発屋)脚本家が大学の文学部で教鞭をとる、という話なので文学の話や映画の話を絡めたギャグがたっぷりあって面白いです。これが面白くないと、多分この映画はつまらないと思う。
「若いころはシェイクスピアのセリフをそらんじていればモテると思ってた」「逆にドン引きだろ!」というやりとりか、J. オースティンオタクの倫理委員会教授の書いた脚本の名前とか、その教授のトートバッグとか、笑えるところがいっぱい。
M. トメイは相変わらず魅力的でした。というか年取って魅力を増してる感じ。
人生は“間違いの楽園”。何度でもリライト
落ちぶれた脚本家が田舎の大学で脚本を教える。
ユニークな話だが、業界人からすれば結構あるあるなんだとか。
賞を貰ってもてはやされる。それも最初の内。鳴かず飛ばずが続くと、干され始める。久々に来た仕事は脚本の仕事ではなく、(劇中の主人公の言葉を借りれば)負け犬の仕事…。
主人公のオスカー脚本家、キース。
若くしてオスカーを受賞。受賞作『間違いの楽園』は未だ多くの人に人気。
が、典型的な“一発屋”となり、15年もスランプ続く。
久々に脚本の仕事が来たと思ったら、そのプロデューサーは「昔はファンだった」。おまけにあれこれ客媚び注文。
妻には愛想尽かされ、離婚。仲良かった息子とは疎遠。破産寸前、人生崖っぷち…。
そんな時舞い込んできた、脚本を“教える”という仕事。
有難や、救いの手!…と感謝しなけりゃいけないのに、キースはヘンなプライドがあるようで。
こんな下らん事やってられん。
やる気ナシ。初日はほんの数分で終了、生徒たちに一ヶ月の自己学習を課す。
人付き合いも下手。自分では面白いと思ってる皮肉ジョークもただ相手を不快にさせるだけ。ウ○ル・ス○スのビンタは免れたが、怒らせたのは厄介な相手。
でも何よりいきなりやらかしちゃったのは、着日早々、生徒である女の子に手を出しちゃう。その後拗れ、彼女はかなり気の強い性格なもんだからこれまた厄介。
女たらしで女運無く。
いい男に見えて、ダメダメな性格。
優柔不断。頼り気ナシ。ピントのズレた慢心。ちょいナル様。
ヒュー・グラントの妙演。
ハマり役!…と言ったら本人に失礼だけど、困り顔演技がいちいち笑わせる。
展開はすぐ分かる。話的にはベタ。
当初はやる気ナシだったが、次第に教える仕事にやりがいを感じ始め、自分の人生も見つめ直していく。
そのきっかけが、生徒たちの脚本。事前に学科長から渡された生徒たちが書いた序盤30ページの脚本。
読んでもいなかったが、いざ読んでみると、これがなかなか。不出来な点も多々あるが、磨けば光るものがある。
その才能に嫉妬すらも。が、着眼点、発想、何より自分が書きたい事…生徒たちの脚本への真摯な向き合いに刺激を受ける。
改めて気付く。自分も昔は…。
ちゃんと教えるようになって暫くして、生徒たちの要望から『間違いの楽園』を書くに至った経緯を話す。
元々は、実父が亡くなってから死に対して恐怖を感じるようになった息子を癒す為に語っていた自作のおとぎ話。
息子との思い出話。
そうなのかもしれない。傑作とは自分の人生からの決して忘れぬ大事な1ページ。
しかし、そんな息子ともいつの頃からか…。
ようやく仕事も上向きになってきた時、トラブル発生。
例の教え子との関係、数々の問題行動が槍玉に挙げられ、失職の危機。
これに対しても煮え切らない態度。甘んじて受け入れる覚悟。
生徒たちへの教え、交流は…?
息子に対してもそう。こちらから電話しないのは、嫌われてると一方的に思ってるから。
人生そう上手く“第2幕”は書けない。
もし、“第3幕”の“アイデア”があれば…。
生徒の一人の脚本が映画会社に売れる。
同伴し、柄にもなくアドバイス。
その時気付く。一抹の嫉妬もあるけど、それとは全く別の気持ち。
教え子が認められ、羽ばたいて行こうとする。それに携われた喜び、嬉しさ、誇り。
最初は嫌々だったのに、身を投じてみたら、後進を育てるとはいいもんだ。
教え、受け継いでいく。そうやってどんな世界も回っていく。
キャストも好演。
何と言っても、最年長生徒のマリサ・トメイが魅力的な事! 脚本に熱い思いがあり、頑張るママであり、一人の女性としても色気たっぷり。彼女との“その後”も想像させる、大人のロマコメである。
J・K・シモンズがスパルタ鬼教師から一転、家族の話に秒で泣く学科長役でハートフルに。
監督のマーク・ローレンスとヒューは本作で4度目のタッグ。ベタながら心地よい充実感に浸らせ、『トゥー・ウィークス・ノーティス』に続く好編。
直談判し、教師として残る事が決定。
再び生徒たちと書き始める。
そして、電話の相手は…。
人生失敗しても落ちぶれても、リライト出来る。
第1幕、第2幕、第3幕…意欲失わなければ第4幕だって。
それが可能な人生=『間違いの楽園』。
新たな物語を書き上げていこう。
可もなく不可でもないけど、決して無駄な時間ではありません
ヒュー・グラント好きの嫁から勧められて鑑賞。
映画好きが食い付きそうな会話もそこそこあるし、アメリカの大学城下町みたいな雰囲気もそこそこ味わえて、ちょっとした観光気分にも浸れました。
全然関係ないのに、キャメロン・ディアスの『バッドティーチャー』を思い出して、また観たいな、と思ってます。
この感じ、すごく好き!!
昔の栄光を懐かしみつつ、現状に満足できているわけではないけど、どうにか生活をしようとする主人公でサクッと物語の中にはいれた。
ハリウッドまで行った脚本家なのに、生徒のことをバカにすることもなく、割と最初から教職向いてる人の片鱗がみえる。
ヒューグランドの程よい軽さでとても見やすかった!!
最後は大人な恋で締めくくられるところもGOOD👍
前向きになれる映画でした🎞
親子で見れるラブコメ
ノッティングヒルの恋人程ではないがヒューの良さがよく出てる映画。
残念なイケオジを演じさせるにふさわしい俳優を起用していて本当に素晴らしい!
何回見てもさっぱりしてて胃もたれしないラブコメ
ラブシーンも生々しくないしほとんど無いから親子でも見れる
ストーリーはありがちだけど
一発屋の脚本家が新しい人生を見出すストーリー。
ストーリー自体はありがちで展開も想像出来てしまう。
だけど、それでもこういう映画で勇気をもらえる。
コールバックで終わる最後が気持ちがいい。
ゆるゆるな
再起といっても一切気合いが入っていないヒュー・グラントが良い感じで、ほっこりと楽しめました。人生腐ってる暇はなし。そう思うと、女性の方が前向きですね。週末ひとりワインを飲みながら鑑賞すると、ぐっすりと眠れると思います。Netflixでシリーズ化しても良さそう。
単調ながらも自然体で良い
アカデミー賞脚本賞に輝き、一夜で名声を手に入れた主人公キース(ヒュー・グラント)が、
その後15 年もの間、全くヒット作に恵まれず妻にも逃げられ一人息子とも会えなくなる。
そんな㊥、大学講師の話が来て先生になるお話です。
生徒たちは脚本に対し真剣で、映画を愛する彼らの情熱に触れるにつれ、キースの心の中でも何かが変わり始めます。
個人的にはシングルマザーのホリー(マリサ・トメイ)の関係性を微笑ましく見れました。
お互い良い大人なんだから酸いも甘いも知っている分
理解力が早いですね。
中高年になったら、もっと楽しめる映画だと思う。
若い子には分からない魅力が詰まっている。
恋愛映画じゃなかった(笑)
てっきり恋愛映画だと思っていたら、予想外に落ちぶれた脚本家の映画でした。
若き栄光を思い返しながらも、現実は全く売れなくなってしまった1人の脚本家。
妻と子供とも別れ、行き着いた先は客員教授という教師の仕事でした。
全然乗り気じゃなかった彼が、学生たちの脚本に影響され変わって行く姿が面白いです。
ヒューグラントさんというと、恋愛映画のイメージでしたが、こんなダメなオヤジの役もやっていたことにビックリ!
親近感が湧きますね(笑)
波のない話
人の変化の話でしたが、いまいち見ていてもワクワクも感じない作品で自分自身は好みではありませんでした。
話の流れもスローで好きなジャンルではなかっため、楽しめなかったのかもしれませんが、日常的な話が好きな方は好みかもしれませんね。
無関心•••4•好/並••3••凄 無•••4•涙/無1••••固...
無関心•••4•好/並••3••凄
無•••4•涙/無1••••固ゆで
無•2•••社会派/大衆•2•••カルト
よかった /勧める
俺の満足度 80点
作品賞ノミネート可能性 40%
小品だけれど、こういう映画に当たると、心からよかったと思える。
重くなくて、というか相対的には軽くて、きっと中途半端なのかもしれないけれど、やさぐれかけた人が立ち直るとか、また歩き出すというのは、観ていて気持ちいいもの。ストーリーは、俺が観ても都合よすぎるわ、という点もあるけどね。
脚本コースにスターウオーズ男ってのは本当にいそうだ。
ピラニア3Dのリライトを降ろされる落ち目の脚本家
珍しくアメリカ人の設定かと思ったら、昔イギリスから来たって言う台詞あり。「食べて祈って恋をして」は確かに女が見る映画だ。
映画とジェーンオースティンの知識があればもっと楽しめる。ダーティーダンシングも。
エンドロールにもオマケ映像あり。
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