アリスのままでのレビュー・感想・評価
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若年性アルツハイマーの女性アリスが記憶を失っていく日々をつづった全...
若年性アルツハイマーの女性アリスが記憶を失っていく日々をつづった全米ベストセラー小説「静かなるアリス」を映画化。
【若年性アルツハイマーに罹患した女性の深い喪失感を見事に演じたジュリアン・ムーアの女優魂。アリスが病が進行した未来の自分自身に語りかけた事・・。】
若年性アルツハイマーに罹患した女性アリスが記憶を失っていく日々をジュリアン・ムーアが悲嘆にくれながらも、自らの病に対して様々な哀しい準備をする姿に、涙溢れる。 聡明な妻であり、母でもあるアリスの状況に家族の狼狽する姿にも又、涙。 そして、病が進行する最後までアリスに付き添ったのは誰だったのか・・・。 <2015年6月27日 劇場にて鑑賞>
これが認知症のリアルなのかもしれない
正直言ってハッピーエンドではないです。 ただ、これはこれで良い作品だと思う。 自分がもし若い時に認知症になってしまったらと思うととても悲しいし辛い。だからこそ記憶に残る残らないは関係なしに今この時を楽しむべきだと思った。
若年性アルツハイマーの恐怖。あんな症状、私にもいっぱいある、やばい...
若年性アルツハイマーの恐怖。あんな症状、私にもいっぱいある、やばいかも。悲しすぎるのは子どもにも遺伝するってとこ、遺伝してた場合発症率は100%、本当? 感動的なスピーチの場面等、ジュリアン・ムーアの熱演が光る。が重い、重すぎる。その年代の私には怖すぎる。自分が自分でなくなるなんて。死ぬことすら出来ないなんて。 エンディング…どこにも光を見出せない。
娘は宝
若年性アルツハイマー病だなんて ガンならよかった…ガンなら恥ずかしくない というセリフね。 自分で自分が壊れてゆくのが予測できる恐ろしさ なった人でなければわからないだろうな~ 健康でも、病気でも 娘は宝だな
同じ50歳。
大好きなジュリアン・ムーア主演&オスカー受賞作なのに。 「若年性アルツハイマー」をどう演じるのか、何となく腰が引けてしまい見ていませんでした。 気が付いたら私も、アリスと同じ50歳。今見ずしていつ見る!。 最近どうも物忘れが多く、毎年作るクリスマス料理のレシピが思い出せないアリス。私もあるよ、そんなことしょっちゅう。 ホームドクターに行ったら「更年期障害」「閉経前後の体調不良」と診断されたけど。専門医の判断は「若年性アルツハイマー」。 言語学者が言葉を忘れてしまうのは、ショックが大きいでしょう。 「家族を連れてきて」とドクターに言われても、家族に言い出せない。だっていつも元気で聡明なママなんだもん。 ランニングをしていて勤務先で迷子になる場面は、周囲がぼやけてアリスが置き去りにされてしまった気持がよく出てたし。 家の中でトイレの場所がわからなくなり、間に合わなくて呆然と泣いている姿。「介護」の始まりは、トイレが自分でできるかどうか。過去の経験上。 患者会でのアリスのスピーチ。原稿を読みながらマーカー線を付けていく作戦。「私は苦しんでいない、闘っている。瞬間を生きるのです」は拍手したけど。 終盤転がるように悪化していくさまは。ジュリアンの白熱した演技が物悲しかったなあ。ちょっとサスペンス調もあり。 夫役のアレック・ボールドウィン始め、家族の支えの大切さが唯一温かな印象でした。
寄り添う
人ごとではないのです 人格が変わるというか 違う人になるというのか 本能的になるのか 感情はどうなんだろう 喜怒哀楽に消えてゆく順番はあるのか 接する側は成す術はないのか もっと… もっと知りたい
救いは家族
冒頭から垣間見られる病気の症状。それから淡々と進行していくアルツハイマーは、劇中セリフ「ガンの方がマシ」と思うのは当然な程悲惨。 博学なアリスは、アルツハイマーの自分の行末を憂いて動画を残すが、その動画の指示も悲しければ顛末も悲しい。 只管悲しい話の中で、病気の母を中心に団結していく家族、そこだけは救いになる。その中で自分を見つめ直し、自分の思いを共有しようと発表したアリスには、セリフとしては大したこと言ってない気もするが感動。 旦那のアレックボールドウィンは悪役が多いから、何か企んでいそうで違和感。
本当の戦い以前
一本の映画としては良く出来ているし、ジュリアン・ムーアも良かった。但し、アルツハイマーと家族の戦いはこれからが本番というところで終わってしまうので、これで美談とされてしまうと、物足りなさもある
若年性アルツハイマー病と闘う女性と家族の物語
ずっと気になっていた映画でした。 お店でなんとなく目に付いたので、この機会に観ることに。 予告映像などをチラッと見ていたり、主演のジュリアン・ムーアがアカデミー賞主演女優賞を受賞したことなどで話題になっていましたからなんとなく、アルツハイマー病と闘う物語なのだなと認識していました。 観終わってから、とても考えさせられました。 人生とは。幸せとは。生きること。死ぬこと。 自分の大切な人が、自分が、もしそうなってしまったら何ができるのか。 若年性アルツハイマー病の事も、なんとなく知っている程度の知識だったので、もっと調べるべきだなと思った。 若年性アルツハイマー病になった本人が、徐々に記憶が無くなっていくことに苦しむ姿、家族の葛藤や苦しみ。進むべき道。 なんと言っても主演のジュリアン・ムーアの演技が素晴らしいです。 あとは、音楽もとても気に入りました。 ピアノと弦楽器が主体になっている音楽なのですが、静かな音の中で、切なさや悲しみ、その中で喜びや幸せなどを表現していること。 とても私好み(笑)です。 映像も美しく、良い映画ですので1度は観てください。おススメです。
自分が自分じゃなくなる自覚って恐怖しかない……
全ての病気って人を選んで患う訳では無く、突然訪れる悪夢。ましてやキャリアを積み、絶世気に訪れた主人公の乱心たるや同世代としては切なくなる。 でも涙は出なかった。「自分ならどうだろう」と観ながら凄く考えさせたから。結論は未だ出ていない……。
Still Alice
ジュリアン・ムーアの演技がずっと気になってた作品で、やっと鑑賞できた。 若年性アルツハイマーの女性とその家族を描いた作品で、控えな演出ながらも、会話中の言葉やカメラアングルにより、ストーリーを際立たせている。ジュリアン・ムーアの演技は素晴らしく、症状が悪化していく様を完璧に演じきっている。 とてもストーリーは悲しい話だが、家族愛もテーマに暖かさも感じる作品で、泣けるシーンがたくさんある。特にアリスのスピーチは涙無しでは見れない。 ラストのシーンからクレジットまでの流れが個人的に完璧だと思った。エンディング曲のIf I had a boadもかなりマッチしてた。
思い出が消えてく事の切なさ
アルツハイマー病をテーマにした作品は最近何作か観てましたが、だんだん侵されていく姿がリアルで切なかったです。 アルツハイマー病と診断された知的な女性だからこそ選択するであろう道だったり、できる対外的なアプローチだったり。特に、自分の病気についてのスピーチは圧巻でした。アカデミー賞受賞なだけに演技もさすがですが、そのコメント内容は映画を観ているこちら側も考えさせられます。 自分が病になった時ももちろんですが、周りの家族がそうなった場合、一体どんな態度がとれるのだろうか。最後の夫や娘の選択肢には涙なしでは観れませんでした。
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