「思わず勉強したくなる(笑)。可能性に挑んだ奇跡の物語。」映画 ビリギャル 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
思わず勉強したくなる(笑)。可能性に挑んだ奇跡の物語。
【賛否両論チェック】
賛:「無理だ」と言われ続けても挫けず、走り続ける主人公に元気と勇気をもらえる。そんな主人公を、陰で応援してくれる周囲の人間達のささやかな優しさにも感動。
否:結果はもう周知の通りなので、あまり驚きはなし。中盤以降の蛇足感もやや否めないか。
周りからどんなに「無理だ」と言われても、その言葉に負けずにひたむきに頑張り続ける主人公の姿が、とても爽やかで印象に残ります。
「可能性があるって知っておくことって、すごく大事。」
という坪田先生の言葉や、
「意志あるところに道は開ける。」
という言葉、そして主題歌のサンボマスター「可能性」のサビ、
「ダメじゃないよぼくたち 終わらせんな可能性」
といった言葉の端々に、この映画に込められた想いが詰まっているような気がします。
そして何より感動を誘うのが、そんな彼女を理解し、支え続ける周囲の人々の存在です。坪田先生は高校からの圧力に決して屈さずにさやかを擁護し、あーちゃんは学費を稼ぐために夜遅くまでパートを続け、親友達はさやかのために、敢えて遊びに誘わないという誓いを立てます。そんな周囲の支えがあって、初めて“奇跡”が起きる。その過程が非常に感動的です。
夢を追いかけ続ける全ての人に、是非観ていただきたい作品です。
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