「何を感じて感動作紛いの邦題付けたのかな…?」マイ・ライフ・メモリー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
何を感じて感動作紛いの邦題付けたのかな…?
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アメリカはお金持ち大国で裕福なイメージだが、格差激しいのは誰もが知る所。
貧困層の暮らしぶりは日々の生活に苦労するほどとことん貧しく、トレーラーハウスやモーテル住まい。
本作で描かれるカップルもモーテル住まい。
メリッサはコンビニで働き、それが生活の柱。上司はパワハラ/セクハラまがい。
リッチーは下半身不随で車椅子。国から援助金を得ているが、ほとんど酒代に消える。
夢も希望も無い。お互いもう若くもない。
メリッサには昔の恋人が付きまとう。
そんな時、メリッサが妊娠し…。
妊娠を機にこのドン底のような暮らしに希望を見出だし…とお決まりの展開になりそうだが、そうはならない。
付きまとう元恋人、二人の仲がすれ違い始め、メリッサも仕事を首になる。
そして出した決断は…、子供を墮ろす。
今の自分たちの関係、今の自分たちの生活で、子供を育てられるのか…?
底辺社会の厳しい現実。
その悲しみから、また新たにやり直す…。
ナオミ・ワッツとマット・ディロンはさすがに実力を見せ、題材も悪くはないが、これと言った目星さに欠けた。
ただ単に、不幸やドン底を淡々と見せられた感じ。
よって、後味も悪い。
相変わらず邦題も悪い。
感動作と思って見たら、どんより…。
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