海にかかる霧のレビュー・感想・評価

久々に韓国映画を観ましたが、ストーリーと人物描と雰囲気、どれも自然ですーっと引き込まれました。エグい場面もストレート過ぎずに、女子でも耐えうる撮り方で良かった(^_^;)
とはいえ内容は容赦無く、人間の欲望と豹変と成長を生々しいほどに見せつけられた感があります。
俳優陣も皆上手い！特に主演のキムユンソク氏の怪演とパクユチョン氏の快演が目を惹きます。
観終わってからもしばらくその世界観から抜け出せず、いろいろと考えてしまいます。ヘビーな内容なだけに一度見れば充分と思ってましたが、気付いたらもう一度観てみようかな？と思わせてくれる素晴らしい映画でした。

一気に魅せられました
キムユンスクーチェイサー哀しき獣と見てきて今回が一番かな？

殺人の追憶の脚本家の初監督作品ということだけど完璧な出来だと思う
最後ずっと観客席に座って余韻に浸りたいとおもいました

観ました。多分、ユチョンが出て無かったら見なかっただろうなぁって、思いながら観たんですが、ユチョンの役の感情を考えながら観たら、号泣してました。
そして、船長の想いも…また…サスペンスですが、私には強烈ヒューマン作品に感じました。

韓国バイオレンスの下品さ最高レベル
あの漁船チームの顔面力たるや、女子供が来るところじゃあない！って劇場みたらなかなかの女子構成高い。仕事選べアイドル！
とにもかくにもキム船長の現場判断に震えた。倫理が崩れる瞬間がハイライト。
ラストシーン要らないと思うなー
いや、食堂のあの女の子はドンシクの？！
そうなると結構なハッピーエンドかな？
どう思う？

ユチョンの活躍を見たいという理由で観た私には、話の展開があまりに重くのしかかってきて、どうなってしまうんだ～と頭を抱えながら、重い気持ちを引きずって見終わりました。あれが密航船でなかったら・・あんな事件が起きなかったら・・淡い恋のストーリーになっていたかもしれない。人は、ひとつの罪をかくすために、次々と罪を重ね、鬼畜の所業をしてしまうことを、次々と見せつけられ、２人が生き延びたことも単純には喜べなくて・・はじめのシーンで乗組員たちの家族的な感じが描かれていただけに、結末の悲惨さに圧倒されました。でもユチョンは、素朴な海の青年が愛のためにヒーローになっていくのを、すごいリアリティーで見せてくれて、感動しました。ラストは切ないけど、彼女の命と未来を守れたことが、愛の力だったと映画を観た次の日に思えた。

韓国映画はいつも重いが、今回は肩透かし。
「やる」ことしかないのか？と思ってしまう。

中盤からほぼホラーな展開。人間の身勝手さと強欲さ加減が強調された怒涛の展開に。さすが韓国映画容赦なし。
人徳、尊敬される船長なんてここではなし。普通の人がおかしくなっちゃう強烈な世界。実はベースらしいけど恐ろしい…。

韓国映画のレベルの高さにはもう驚かない。舞台となる密航船がある出来事を契機に混乱と暴力の世界と化す様はもはやホラー(これが実録犯罪ものという恐ろしさ)。登場人物が全員キチガイになる作品にハズレ無し！ラストは冗長では？と思わせておいて更に徒労感を強調する鬼畜の所業

でも東方神起のユチョン目当てで観るとしんどいんかな？特に日本のおばさま方には。途中で2人ぐらい退席しよったし。でもユチョンが一皮剥けて大人の男になる物語なのにそれは見届けないかんのちゃうん？とも思ったけど

中盤からの怒涛の展開のせいか無意識にハンカチを握りしめていた。心臓バクバク…体力消耗したけど満足の一本。

「殺人の追憶」コンビというだけでも必見。名優キム・ユンソクと新人パク・ユチョンの演技対決も見ごたえたっぷり。実力派で揃えた俳優陣が完璧な布陣。観終わったあとに鼻の奥に潮の匂いと錆びた鉄の匂いがするような映画。この作品で映画デビューを果たしたパク・ユチョンには作品を選ぶ先見の明があると思う。

新たなるポン・ジュノワールドというのか、海の上の小さな漁船を舞台に変えて『殺人の追憶』でもあった、湿気でべたつくような、生々しさが全開で出ている。

主演ユチョンssiの男臭さ、恋に落ちた瞬間の色気、正義感ある性格が滲むシーンと格闘、陸でのラブストーリーとは違う海でのラブストーリー。海での撮影、お疲れ様でしたm(__)m

ユチョンの初の映画だと言う理由だけで楽しみにして韓国で鑑賞したが、残念な結果。
人道的にも許されなさすぎて見ているのが辛い。