「どっちも手にしてほしかった」ハイヒールの男 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
どっちも手にしてほしかった
主演の方はこれまでドラマでコミカルな演技を
見ることが多く、この映画のように繊細に
女性性を出せることに驚き感心した。
ストーリーは切なくて、初恋の相手でもあり
唯一理解し合えた親友でもあった彼が自殺して
救えなかったことへの歯がゆさや
悔しさ、罪悪感を抱え続けて
生きてきた刑事。
後輩が本来の自分への理解を示して応援してくれたのに、
どうにも理解者を失ってしまう星の元なのか。
これで怖くなったのかもしれない。
理解してくれる人は危険に晒してしまうかもと。
大切な人を守るために強く優しくなったが、それが彼の解放と並び立たないのが切ない。
本人の選択とはいえ。
両方出来ればいいのにな。
タクシードライバーさんが優しさを感じさせるのがほっとできた。
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