「肯定するヤツほどトイストーリーちゃんと観てない説」トイ・ストーリー4 社長さんさんの映画レビュー(感想・評価)
肯定するヤツほどトイストーリーちゃんと観てない説
あえて寝かせてから観てみましたけど、一言で駄作。
そもそもこれラセターが監督じゃないし、3より前に脚本があったとはいえ、それを作らなかったのにはきちんと理由があったからで、これ単に映像技術の進化アピールとキャラクターグッズ増やしてそっちの儲けが欲しかっただけとしか思えないんですよ。
初期メンツは殆ど活躍しない、バズの求心力の無さ、全体に拡がる虚無感、ディズニーの続編ものにありがちなガチャガチャして全体に鬱陶しい雰囲気(ルーカスのスターウォーズ1作はこれをやり過ぎて販促失敗)
それで挙句は初期のテーマを否定し、なんだか「いや、あれはあれでウッディの心境の変化ガー」とか否定する俺映画分かっててカッコいいみたいなバカを量産する結果になったという訳です。
例えていうなら
「明日に向かって撃て」のラストをあえて描かなかったのを、無理やり続編で追加映像作って蜂の巣にされてボロボロで死んでく主人公たちみてそれを面白いって言ってるのと変わらないと思うんですよね。
当事者たちが当初思い描いた未来とは全く真逆な、残酷な結末を語らず、あえてそのような未来もありえるかもと濁し、それでも希望を描いた「3」で終わらせておくべきだったんです。
そういう意味で、きちんと続編は作らないと明言して3部作で終わったBTTFシリーズのように
可能性を残して綺麗に幕を閉じた映画ってやっぱり作り手が作品をいかに大切にしているかの指標になるんですよ。
これに関してはもうおまえ「4」が良作だったって言いたいだけちゃうんかと。アホかと。
90年代の映画もう一度片っ端から見直してから言ってほしいものですね。
もし貴方の周りにトイストーリー4いいって言ってるヤツでスターウォーズエピソード8も好きなんて言ってるのがいたら話3割くらいで聞いてた方がいいですよ。
きっとその人は美的センスが無さすぎるので。