「これは定年を迎えた親の話なのだ」トイ・ストーリー4 カンタベリーさんの映画レビュー(感想・評価)
これは定年を迎えた親の話なのだ
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この映画は、子供にとっては生きているおもちゃのお話だが、子供や孫を連れて映画館に来ている大人にとっては自分たちのお話だ。
ピクサーの作品はみんなそうであるように、これは大人のメタファー。
子供が親から自立し、もはや親の庇護を必要としなくなり、親も歳をとって、定年を迎え、職場と仕事仲間に別れを告げなければならなくなった時、いかに第二の人生をスタートさせるかの話だ。
子供やボスのために生きるのではなく、自分自身のために生きることを発見する話である。
新人配属された時は、僕はこんなところにいるべき人材じゃないんですっと不満をぶちまけていた新人類も、次世代のリーダーとして頼もしく育ち「あとは僕達に任せてください、大丈夫です」と送り出してくれるのだ。
これで泣かなかったらどうかしている
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