「私の人生を変えてくれた映画」トイレのピエタ 臼田さんの映画レビュー(感想・評価)
私の人生を変えてくれた映画
クリックして本文を読む
手塚治虫の最後の手記から着想されたということで賛否両論だったが、ひとつの映画として見ると本当に良い映画だと思った。
私はこの映画の主題を「生きる目標を見失った主人公が最後の人生をかけて目標を再発見する成長物語」だと思った。
プールの中に金魚を放つシーンがあったが、綺麗な画の為に作られたような気がした。しかし結果的には幻想的な画に仕上がったので良かったのではないかと思った。
杉咲花の演技がとても役に合っている。破天荒で繊細。
野田洋次郎の演技があまり感情を顕にしないからこそ対照的で、目標を再発見した時の目の輝き、またそれを補えるカットが多かったので監督が良かった。
この映画を通してやりたいことを粗末にしてはいけない、人生をかけて何かを創り自分の生きた証を残したいと思った。未熟で荒くてもいいから自分の人生を生きようと思った。ありがとう。
コメントする