カプリコン・1

劇場公開日:1977年12月17日

カプリコン・1

解説・あらすじ

 打ち上げ寸前だった有人火星宇宙船カプリコン1の3人の乗組員が船外に連れ出される。宇宙船の故障が発覚したものの、それを公表できず、やむなく関係当局は大掛かりなセットを組んで、その成功をでっち上げることに。中継映像から不審なものを感じた新聞記者コールフィールドは調査を開始。一方、3人の乗組員たちは闇に葬られようとしていた! 全世界をあざむこうとする陰謀に立ち向かう者たちの戦いを描くサスペンス巨編。

1977年製作/129分/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Capricorn One
配給:東宝東和
劇場公開日:1977年12月17日

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

3.5 カプリコン・1

2026年1月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1978年に製作された本作品は、これまでにTVでも何度も放映されているのですが、何故かキチンと見た事がなく、実はちゃんと観るのは今回が初めてでした。
日本公開は確か高校一年生頃だったと思いますが、かなり渋めのキャストで、当時はあまり気にもしていませんでした。
「MASH ('70)」、「ロング・グッドバイ ('73)」のエリオット・グールドが陰謀を暴こうとする記者なんですが、無愛想でくたびれたあの感じが良い。上司のデビッド・ドイル(当時はチャーリーズ・エンジェルの上司でもありました!)にいつもガミガミ言われてて、会社をクビにされても、それでも単身、事件を暴こうとする。彼を助ける献身的な女性がなんとあのカレン・ブラックです。ゲスト出演なんで登場シーンは極僅かなんですが、愛車まで貸してあげて。正面から二人を捉えた走る車のシーンは見ものです。
火星を目指す筈だった3人の宇宙飛行士(ジェームズ・ブローリン、O・J・シンプソン、サム・ウォーターストン)が、とんでもない政府の陰謀に巻込まれて、火星では無く、西部の砂漠で命を落としていくと言う皮肉な設定がよい。ブローリンの妻(ブレンダ・バッカロ)と子供たちを始め、全世界の人々は、皆、火星からの映像だと信じ込んでいるのに。
首謀者のハル・ホルブルックがこれまたピタリと嵌った適役だ。
超渋いクセ者役者が集う異様なリアル感と全編に漲る緊張感で、一気に引き込まれてしまいました。
NASAがアポロで人類を初めて月面に送り込んだ、20世紀を象徴するあの歴史的な月面着陸シーンに関する真偽報道が近年になって盛んですが、本作が今から28年も前に既に真っ向から本テーマに取組んでいるのには驚きを隠せません!但し、映画では月では無く、火星に舞台設定が変えられておりますが。製作当初、NASAが前面的にバックアップしていたらしいのですが、映画のテーマが政府による陰謀であることが判明するや否や、即座に撤退したそうです。
今と違ってCGの無い時代。スクリーンプロセスを使う程度で、後は迫力ある実機(宇宙船、小型ジェット機、軍用ヘリコプター、複葉機)を使ったスカイチェイスにカーチェイス、そして良く練られたシナリオによるサスペンスフルなドラマに釘付けです。オンボロ複葉機のパイロットが、これもゲスト出演の刑事コジャックことテリー・サバラスで、グールドと翼にしがみ付いた唯一の生き残りであるブローリンを乗せて、獲物を追い求め抹殺しようとする2匹の昆虫にしか見えない(真っ黒いヒューズ)を相手にした空中戦がクライマックスだ。
味のある役者たちの共演とCGの無しのノンストップアクションは良いなあ。公開当時は何とも思っていなかったのが、今観ると1970年代のこの手の映画も、よく出来てるなあと思わず感心してしまう。どれもこれもCG一色に溺れた最近の劇画のようなダメ映画に飽き飽きしているのが、理由なんですが。
最後にジェリー・ゴールドスミスによるメインタイトル曲は、いつ聞いてもパワフルで、まさに1970年代の最後を締め括るような、名スコアです。

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ナオイリ

5.0 祝250年 この映画は祝200年だったなぁ!❤

2026年1月1日
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鑑賞方法:VOD
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チネチッタ

4.0 【NASAの面子を掛けた国家ぐるみの有人火星探査機着陸捏造を、スリリングな数々のアクションと共に描いたポリティカルサスペンス。NASAの捏造が暴露されるラストシーンが印象に残ります。】

2025年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

幸せ

■アメリカ・ヒューストン。NASAによる人類史上初となる有人火星探査船、カプリコン・1号打ち上げの秒読みが開始される。
 だが、発射直前に3人の宇宙飛行士は船外へ連れ出されワゴンで基地から遠く離れた土地に連れ去られる。彼らはケラウェイ博士(ハル・ホルブルック)から、機体の故障により有人飛行が不可能になったことを聞かされるが、NASAは威信をかけて、彼らが火星に着陸した”映像”を流すのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・この映画を観ると、思い出すのは昨年鑑賞したコメディ「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」である。
 彼の作品のヒントは、この作品に有ったのではないかと思う程である。

・新聞記者コールフィールド(エリオット・グールド)が、一人の飛行士の妻が夫と話す会話の不自然さに気付き、車のブレーキに細工をされながらも、そこから真実を突き止めて行く様はスリリングであり、且つ、NASAの横暴さが露見する過程は観ていて恐ろしい。

<今作はNASAが製作協力を止めた事でも有名であるが、それはそうだろう、とも思った作品であり、帰還途中に機体爆発により亡くなった筈の飛行士たちの国家総出の葬儀に、”生きている”宇宙飛行士と記者が走って来るラストは、爽快である。>

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NOBU

4.0 嘘は真とならず

2025年9月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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しゅうへい