「だんだんとこわい」ランダム 存在の確率 おしずしさんの映画レビュー(感想・評価)
だんだんとこわい
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とても面白い!
パラレルワールドものは
大体辻褄合わせが課題だが、
この作品はその部分を乗り越え
上手く描き切っている。
彗星が通過すると、
現実世界が交錯する。
シチュエーションスリラーにしては、
私たちの日常に潜んでいそうな
スリルを感じた。
非現実のようで、現実的。
見ていくうちに、理解が進み、
あの時のこれは、その後の
このシーンに繋がるのか!
といった発見があり、
その発見が哲学的な恐怖を生んでいた。
約503万通りの可能性の中に
迷い込んでしまった時、
元の場所には戻れない恐怖と、
自分以外誰も知らない恐怖が
支配し、ラストシーンにむかう。
主人公の取った行動は、
まぁそうなるよな、
といった感じ。
上手く描かれていた!見事!
ところで私たちの現実にもある
ドッペルゲンガーという言葉。
見ると死んでしまうと言われるが、
この作品はその事実に沿った内容なのでは。
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