ロスト・フロアのレビュー・感想・評価
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雑
妻デリアとは別居、離婚寸前の弁護士セバスチャンが主人公。彼らの息子ルカと娘ルナを学校に送るために大事な公聴会の前ではあるが自宅へ戻ったセバスチャン。いつものように7階から1階への階段競争をして車で送る予定だったが、エレベータで先に着いたセバスチャンは子どもたちが降りて来ないことで不安が増す。アパートの管理人を疑ったり、6階に住むラサレス警視を怪しんだりするのだが・・・
ボスに10万ドルを無理矢理借りて身代金受け渡し。受け子の少年がさっさと立ち去ったのも警察を介入させない方針を取るためなのだろうと肯定的に受け止めよう。すんなりと誘拐された子たちは戻ってきて、一件落着?誘拐事件だと決めつけるラサレスは最も怪しかったが、予想通り妻デリアが主犯だった。それも想定内。このままだと子どもたちを連れてデリアがスペインに発っちゃう・・・といったストーリー。
セバスチャンは結構悪徳弁護士だったり、誘拐されたからといって暴言、乱暴な行為、家宅侵入も・・・。性格悪そうだし、善人には見えないので共感は無理だったし、時間の経過する描写が雑すぎて困ってしまった。電話だけの登場人物も多かったし、カットだらけの一昔前の映画みたい。最も酷かったのはクライマックスでの車が片目ヘッドライトだったのが、空港到着時には両方ついていたりしたこと。
○まぁ、そんな中にあっても、相棒(?)ルビオの活躍が光ってた!!頭頂部も・・・
シナリオの完成度に問題がある
とりあえずシナリオの完成度に問題がある。
実際、話しのキモといえる部分がなんにもない。これで一本つくろうと思った発想の芯が見えてこない。
主演のおっさんが頑張ってるので観れたほうなのかもしれないが、あとはどうにもならない。話しの運びがゆるゆる。と、あんまり突っ込んでてもキリがなさそうなので、このへんでやめとく。。
飽きずに観られた
ってことは作品としては良かった…か?
でも、ま、子ども達がかわいそうだな、と。それしかない。大人の事情に振り回されても恨みもせず、すくすくと素直に育って。
汚職とか信用出来ない警察とか誘拐犯に身代金を簡単に払うところとか、南米らしいというか。まず日本ではありえない。
正直、その結末ってアリ?
限られた空間の中で事件が発生して解決していくストーリーはよかった。ダイハードを見ているような感じだったけど、ストーリーの構成と結末がどうしても納得いかない。
ラストでホントの真相が分かってハッピーという感じでもなければ、悪が成敗されてよかった訳でもない。
どちらかと言えば、それってアリなん?って疑問が残る終わり方をしている。
ラスト、空港のシーンで母親はあのまま飛行機に乗ってよかったのか…
あの子供たちは訳わからないんだろな笑
これもっと超物理的な内容かなぁと思って観始めたのですが結局は親権争いの映画やないかいと笑。オチはあまり面白くないですね。
最初から後半にいくまでの流れは、これどうなるのか、だれが犯人なのかと楽しんで観れるのですが、オチていくにつれて…んー。となる内容でした。
途中で妻を怪しんで色々と駆け引きをするシーンが欲しかったのと、旦那が妻の親友と一年も浮気をしてたのに最後は妻がバッドエンドとなるところは微妙でした。追っていくが結局捕まえられなかった旦那バッドのほうが良かったのでは?
犯罪はやはりよくないですよという教訓をあたえたかったのかなー。
ミニレビュー
スペイン映画はオリジナリティがしっかりあっていいね。
ちょっと古臭い作品が多いけども、このテンポの良さはなかなか侮れない。
今回は『フライトゲーム』のような誰が犯人かの楽しみがあります。
いろいろと予想を立てて「あれ?違うかな?」という肩透かし感を常に持ちながら見られます。
だけどどんでん返しはある意味、二の次でしっかりしたテーマのある作品。
おもしろかったです。
真実はどこに?見事なシチュエーション・サスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:限定された空間で突然失踪した子供達の謎と、焦って暴走していく父親の様子が、見事に描写されている。同じようなシーンが多いが、退屈しない。
否:真相は案外ひねりがなくて、あっさりしすぎた感がある。ツッコミどころも結構残る。
〝マンションの階段”という限られた空間で突如失踪した子供達の謎が、物語の雰囲気を引き立たせます。同時に、子供の無事を最優先に考え、大切な仕事も省みずに捜索を続ける主人公の姿も、どこか哀愁が漂っていて胸に響きます。反面、真相は意外と単純で、少し消化不良な感があるのもまた事実です。終わり方は結構あっさりしています。その辺り、もうひとひねりあると、もっとハラハラ出来た感じはします(笑)。
何はともあれ、純粋に謎解きも楽しめるような作品には仕上がっています。
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