「広がり続ける宇宙の果てには行けないけど」幕が上がる Mandelaさんの映画レビュー(感想・評価)
広がり続ける宇宙の果てには行けないけど
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部活と受験、進路に悩む姿に自分の高校時代が思い出される。
生徒の人生を狂わせるかもしれないけど全国に行きたいと言った吉岡先生自身、自分の演劇をやりたいという気持ちの為に教師をやめてしまう。
それでも、遠いところまで連れてきてくれて、自身も人生を賭けてやりたいことをやっているからこそ、部員達はそんな先生を理解して感謝できるのだろう。
高橋さおりの母親も、最初こそ受験だ進路だと言っていたが、やりたいことを見つけて打ち込む娘の姿に理解を示していく。
学生時代の記憶が蘇ると共に、もう一度生き方を考え直させてくれる映画。
文字通り幕が上がり、これからまた新しいステージが始まり続いていくんだという終わり方も良かった。
フレーズとして印象に残っているのは、「嫌いなところがあって好きなところがあるから本当」。思わず納得してしまった。
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