「破壊的に清々しい」幕が上がる isshiiさんの映画レビュー(感想・評価)
破壊的に清々しい
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事前に原作を読んでいた僕は、作品の終わりをどう括るのか、そのことが最大の気がかりでした。終わりよければ概ねはよしとする僕の映画の哲学。20日のさぬき映画祭LVでやっと鑑賞。その気懸りは粉みじんになるほどの、心地よい清々しい終わり方でした。
この作品全体にいえることですが、嫋々としたもの・過剰なものを取り払ったまっすぐな物語の展開、でも単純ではない、ここにすべての魅力の伝播する源泉があります。そして全編を蔽う「銀河鉄道の夜」の哲学。切なくもあり、美しくもあるー。一人だけど一人ではない!!1度ではもったいないくらいの魅力の詰まった映画でした。勿論、僕はまた行きますが。
ももクロ以外の演劇部の女優達も魅力的でした。忘れず付け加えておかなくては、です。
これは余談ですが、さおりと中西さんが話し込む駅のホームのシーン、その駅名、意味ありげですよね!?
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