劇場公開日 2016年4月23日

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「終末の週末。」フィフス・ウェイブ 皆友さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0終末の週末。

2017年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

この作品を見たのは偶然だったのだが、話題になった割には微妙だと言わざるを得ない。

そもそも、終末ものは書くのが難しい。とりあえず絶望感を煽っておけばいい、という発想のもとで人類の危機を連発してしまえば、感覚がまひしてしまう。他にも、終末が起きた時、色々なことはどうするのか、どうなるのかというところにも目が当たるものだ。
この作品はそういう意味で、典型的な「だめな終末もの」のシナリオを踏襲している。原作がヤングアダルト小説(ライトノベルのようなもの)だと後から知った時に、そういうことかと納得してしまった。十代を騙す、ひたすら足元を揺らすだけの内容で、この作品単体で話が終わらないことももやもや感を生み出す。
主人公の彼女は可愛く、また演技も悪くはなかった。聞けば、この女優も有名らしいじゃないか。その点で、過去にレビューした「ワールド・ウォーZ」と同じ雰囲気をほうふつとさせる。それと比較して、こちらの方が無理があるところが多いと感じたのが、☆2を付けた理由だ。

題名の意味は、この作品を見ればわかる。しかし、私はこの作品を勧めはしない。どうしても気になるなら、見たことのある知り合いに話でも聞いたほうがいいだろう。

皆友