イントゥ・ザ・ウッズのレビュー・感想・評価
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酷評すぎてビックリ
まだ観てない方に言うならば、
⚫︎ディズニー映画として期待して観ない方がいい
⚫︎曲がいい
⚫︎ミュージカル映画です
ディズニー映画ということで観に行かれる方が多かったようですが、私は作詞・作曲かソンドハイムのミュージカル作品が映画化したということで興味持って鑑賞。
多分、酷評だろうなと思ってましたが予想通りw
正直、この作品はざっくりな話とメインの曲ぐらいしか知らなかったですが、ソンドハイムの作品はだいたいこんな感じ。最後が腑に落ちないミュージカル。だけどメッセージ性が強くて、何かもやもやと残って考えさせられる。ブロードウェイでの初演は1987年ということで、だいぶ昔の作品ですが人気のミュージカル。日本では2004年に宮本亜門さんが演出・振付でその年のミュージカル・ベストテンで第一位を獲得してます。
ディズニー映画求めてる人たちには、そら気持ち悪いだろうと思います。華やかでもないしwソンドハイム作品はブロードウェイミュージカルの中でもゆったりメロディで地味なのです。だけど壮大な曲で、メッセージがある。逆にそこがウリなので、ディズニーがよく参入してきたなという感じ。ロブ・マーシャル監督はこれまでミュージカルを映画化してきた人ですが、ちゃんとその作品の色やテーマを分かりやすく映像にしてくれていると思います。
私的には冒頭の掛け合いのナンバーでそれぞれのキャラが重なるハーモニーシーンなど、ミュージカルらしいシーンがうまくカット割りでまとまってて好きです。みんな森へ入って行き、何かが始まるワクワク感。
みんなが知っているいろいろな童話が入り混じりすぎてまとまってないとの意見も多数ですが、多分一つ以上混じった時点でそうなるし、まとまろうがどうでもいいですw
どう交わるのかが観たいので。一応一つの目的に対してみんな動いているし、それをテンポ良く観れたとは思います。一難去ってまた一難という展開も、先が読めなくて私は楽しめたかな。童話って子供に聞かせて、戒めだったり教訓を教えるために語ると思うので、そのテーマにあった主人公たちが交わって語り合いながら問題を解決していくという過程を観れて面白かったかな。
ラストのシンデレラとパン屋がそれぞれで唄うシーン。「絶対的な悪や善はない。決めるのは自分。だけどみんな一人ではない。私たちが側にいる。」と語りかけるナンバーでは涙しました。自分と違うものを認めることを訴えています。まあ、コレが言いたいが為のストーリーなのですが、人が一気に死にすぎてついていけない人もいるかもですね(^_^;)これは舞台ではどういう演出なんだろう?w
けっこうあっけない最期の人たちばかりだけど、結局人生なんてそんなもんなのだとブラックユーモアなのかなと。人が死ぬことに毎回意味を見出すなんて、そちらの方が違和感なのですから。
だからやっぱりディズニー映画らしからぬ作品ですw
確かに眠たい人が多かったようで、私の隣の席の方もイビキかいてらっしゃいました。それもソンドハイム効果ですw
だけど、韻を踏んでいたりシーンやキャラに合わせたメロディと詩の作り方に、ソンドハイムの凄さを感じました。これはCD買います。是非舞台版観たいです。
俳優さんというか、子役のジャックのダニエル君がどこかで観たことあるなぁと思ってたら、映画「レ・ミゼラブル」のガブローシュ君だったのですね。可愛さに加え凛々しさが出て成長したなぁとwまたミュージカル映画に出て欲しいものです。
笑ったシーンは王子二人が唄い合う川のシーン。ドヤ顔と切なさと愛しさが入り混じった面白いシーンでしたwあそこだけでいろいろ語れそう。
ということで、好きな人と嫌いな人がキッパリ分かれる作品に仕上がっています。ミュージカル映画やゆったりメロディが苦手な人、ディズニーや煌めくファンタジーをお求めの方は観なくていいと思います。
残念
ディズニー作品として、大失敗なんじゃないですか…すみません。
CMが随分思わせぶりだなぁ。
おとぎ話のその後、ハッピーエンドじゃ終わらない、なんて
なになに、どんな考え込まれたストーリーなの、って期待してしまいます。
ミュージカル映画ということで、
歌が各所にあります。
歌声も綺麗でメロディーも素敵なんですけど、同じ歌詞を何度も繰り返しているし長くて飽きてしまいました。
腑に落ちないところも多々あって、
ラプンツェルは髪を奥さんにちぎられたはずなのに次のシーンで全く短くなってない…短くなってまだあれだけ長いんだとしたらもっと分かりやすくしないとあれ?ってなります。
奥さんも亡くなってしまったけど、お互い相手がいると分かってて王子と浮気していたので同情できないな。あれだけ欲しがっていた子供のことは忘れたの?ってツッ込みたくなりました。
その王子も何食わぬ顔でシンデレラの前に現れ、フられた後に「愛し続ける」みたいな台詞…なんだコイツでした。
話がごちゃごちゃ、
何が言いたいのかよく分からない。
皆ひとりじゃないというメッセージも
取って付けたような感じがしました。
疲れてしまいました。
一番の思い出は
イントゥ・ザ・ウッズ2枚
と言おうとしたら
ウントゥ・ザ …と言ってしまって
お姉さんに笑われたことです。
歌は良い。いや、歌だけは良い。
お久しぶりのトンデモ映画認定です。
もうね、馬鹿馬鹿しくてレビューするのもためらう位に話がグチャグチャだった。あおり文句の「おとぎ話のその後」なんて全体の3分の1以下だし、ピックアップされてたジョニーデップは少ししか出てないし、子供向けのわりには結構きつめの描写や倫理観の逸脱もあるし、善と悪の曖昧さも話のチープさに拍車をかけている。
これを見て、誰が納得するのかね。「人生を変えるのは自分だ」的なテーマを感じることは出来ないこともないが、それにしては回りに迷惑をかけすぎていて共感や同情の余地もなく、まるで今のアメリカを皮肉っているかのような印象でした。
ただ、歌はよかったよ。前半部分とインド映画っぽく仕上げてる両バカ王子の場面だけはね。
うーん…
ミュージカル映画は好きなので観て見ることに。
結果、
序盤のワクワク感はどこへやら。観ていて退屈な気分でしょうがありませんでした。テンポが悪いし、登場人物のキャラが全然見えてこない。誰1人感情移入できませんでした。この映画のテーマ性はなんなのか、色々詰め込みすぎて訳わからなくなってる。
ところどころ笑いを入れてきたり原作の
グリム童話に少しでも近づけようとするような配慮は見られるのですが、全体としてぼんやりとしかこの映画の印象がありません。そういうとこをミュージカルで補おうとしているところも何か気に食わない…。音楽は素晴らしかったです。ディズニーぽくて。
全然納得いかない点が多々あって、細かいところを、ミュージカルでゴリ押ししちゃえー!ってとこと、物語の最後方にパン屋の妻が王子のキスで軽い浮気をしてしまうところ。いや、こんなキスで王子に気持ちを持ってかれてしまうってどういうこと?前半の2人で頑張るところはなんだったの?必死で頑張って子供を授かったのに、一瞬で崩壊。そして、やっぱりいけないことをしてしまったわ、考え直そう!と決めたのはいいものの、突然の死。いや、あっけなさすぎる!巨人と戦うところもあっけない。だいたい魔女の立ち位置が微妙すぎる。魔女が最後に悪役として戦うということでいいのに、ぱっと出の巨人じゃあ、なんか締まりが悪いし。まぁ、なんやかんやあって巨人を倒して、私達は1人じゃない、だから大丈夫!いや、うーん…そういうことじゃないような…。
この映画の伝えたいことは物語のハッピーエンドの後には幸せが続くとは限らないのよってことなんだろうけど、途中の赤ずきんが巨人も人だから殺すのはよくない!って言うところとか、ジェンダーの問題とかいろいろ下手に盛り込みすぎてテーマ性がブレブレになってるきがするー。
なんかディズニーでが、こういう映画を作る必要はあまりない気がしますね。
演出もそんなに素晴らしいとな言えないレベルで、とにかく脚本が微妙…、でも音楽は良かったので星2で。
後半で夢が壊される。
良くも悪くもディズニーっぽくない部分がちらほら。ディズニーでこう言う展開ってやっていいんだ、と言うような部分もあり…。正直後半で一気に夢が壊されます。これがディズニーでなければ純粋に楽しめる部分が大きかったと思いますが、ストーリーが今一つ弱い。お伽噺のその後と言うわりにはその後は全体のほんの少しです。前置きが長過ぎる。
ミュージカル映画、と言うことでキャストの歌声は素晴らしいです。歌にのせたテンポのいい会話も良かったですが、字幕だと文字を追うのが追い付かない所も。後、同じことを何度も繰り返し歌うのでまだ続くの?と言うような所もありました。
ジョニー・デップが狼役と言う事で話題にもなりましたがかなりあっさり。ジョニー・デップを起用するのが勿体無い位。でも、素敵でした。個人的にはラプンツェルが可愛いかったです。部屋の内装も素敵でしたし、ストーリー展開も原作に近い感じでした。一番のハイライトは王子二人の水辺のシーンですね。笑いました。でも、お金を払って見るなら違う映画を見るかな。
ディズニー的なハッピーエンドには期待してはいけません
ディズニーファンです。ミュージカルとしてこの作品があったことは見た後で知りました。
ミュージカルとしては素晴らしいです。特にアナ・ケンドリックのボーカルが美しい!「トワイライト」シリーズでの彼女しか知らなかったので、こんなに歌えるんだ!とびっくりでした。歌は聴く価値あります。
ディズニー作品としてのハッピーエンドを見たい人にはオススメしません。でも、ハッピーエンドの後、自分の願いが叶ったことによって嫌な思いをする人もいる、誰が正しくて誰が間違っているかなんて誰にも決められない、敢えて言うなら自分が決めるしかないんだ…というテーマは現代的でいいなと思いました。
ただ、えっ、それでいいの?と突っ込みたくなる場面がちょこちょこあり、ちょっと釈然としない感が…。その程度で溶けちゃう呪いでいいの?と思ってしまったので、全体的にいい!感が無かったです。
個人的には王子2人が自分に酔って歌う場面は笑えました。あと、絵的にはラプンツェルが良かった!ラプンツェルのお部屋、ストーリー、ビジュアル、どれも好きでした。ラプンツェルのストーリーはディズニーのラプンツェルではなく、原作に近い感じですね。
ディズニーで変化球もアリ
ポジティブキングのディズニーでこういったダークなストーリーも良いですね。
そもそも、イントゥザウッズは原作がありますから、「ディズニーなのにストーリーに夢がなくて残念」という感想は「ディズニーとして映画化する作中のチョイスミス」に置き換えるべきですかね。
歌はとても良かったです。クリスパインは歌えるのですね。初めて歌声を聴きました。この作品の一番の見どころであるミュージカル、わたしはとても楽しめました。声の伸びも響きも、音の旋律も大好き!さっそくサントラも買いました。映画館の音響設備で鑑賞できて良かったです。ストーリーは置いといて、ミュージカル音楽・ストーリー音楽が好きな方は是非劇場で観ていただきたい!
ストーリーについてですが、急だな!と思うところや、えっそれで良いの?と思うところがちょっとありました。ただ、ギャグとしてそれをしているところもあるので(多分)、そこの良し悪しは視聴者の感性である気がします。ラストが釈然としなかったのでそこに-0.5。もしかしたらそこも監督の意図かも。如何せん勉強不足なので、わたしにはここまで。曖昧な部分はこれから埋めていこうと思います。
簡単な英語や繰り返しのフレーズが多かったので、子供の英語の勉強にもなると思います。
そこそこ楽しめました
ミュージカル映画が好きな人はとてもいいと思う。
CGはすごく綺麗だし見やすかったけど、物語の展開とか経緯とかが分かりにくかった。ナレーションで物語を進めてくのも少し邪魔臭かったかな。
ジョニーデップのオオカミは少しロリコンぽい危うげな感じなので、CGオオカミで良かったのでは?擬人化必要だったかなー?
あと、王子とパン屋の奥さんの不倫が急過ぎてよくわからん。
王子兄弟2人ともナル入りすぎだし。
水辺の王子たちがハイライト
物語のその後、ということですが、"その後"のシーンは後半の少しだけ。124分の大半は、童話ごった煮の焼き回しでした。もう少し前半を急いで、後半をもう少しじっくりやってほしかったです。ラプンツェルはお兄さんと再会とかしないし(笑) ジャックのお母さんは唐突に死んでしまっていたことがわかるし。童話どうしをリンクさせたり、ところどころ笑いを取りにきたりはあったけど、今ひとつ目新しさが足りない…
ミュージカルの実写化なのでしょうがないのでしょうが、同じ歌を長々聞かされるのもだんだん苦痛に。巨人もなんだか踏んだり蹴ったりでかわいそうでした。
王子たちが川で自分に酔いまくってるシーンはとても面白かったです。胸元ガバッのコンボで吹き出しそうでした。クリス・パインの体を張った(?)笑いに星+1です。
ストーリーが悉く破綻してる
ミュージカルで、会話がほとんど歌なので、テンポのいい会話劇が楽しめますが、全体ストーリーが物凄くショボいので、見た直後、え?ってなること請け合い。
伏線というか、話の目的が提示されるんだけど、ことごとく一切を無視して、どうでもいい展開や結末が繰り広げられる。
パン屋の主人の妹、ってのがラプンツェルなんだと思うんだけど、その話は最初だけで、その後一切触れられず、終わって、え?
また押されて地面に倒れて、運悪く唐突に人が死ぬとか、急に崖から落ちて、よくわからないくらいに、画面が超アップになって停止してから、??って感じになっていると、死んだってことになってて、え?など。
また、ジャックの投げた小さな石で、巨人を倒すくだりがあるんだけど、そんな石で巨人が死んでしまうという、意味不明な展開もある。
魔女も散々本当の姿に戻ろうと奮闘していたのに、元に戻った後、主人公たちが醜い責任の押し付けあうのを見て、急にキレ出し、なぜか自滅して、消え失せる。その後魔女がどうなったかは、それ以上の説明はなし。
チグハグすぎて、話はつまらなかったです。全てが中途半端でした。
ただし、アナケンドリックが、可愛かったから、1点プラス。
ミュージカル映画
全く事前知識なしでの鑑賞。
セリフが歌なのがほとんどでミュージカル映画だと思わなかった。
王子2人が川沿いで歌ってるシーンは「お前らバカか!」ってツッコミたくなるほどおもしろかった。
ひとまずめでたしめでたしで終わるかと思った後が長く感じた。
ミュージカル映画と割り切ってみた方がよい。
王子二人のイケメン対決?!が笑いを誘う、、、 物語が人に、子供に与...
王子二人のイケメン対決?!が笑いを誘う、、、
物語が人に、子供に与える影響の強さというところは考えさせられる部分も多いにあるし、1人じゃないよ、とかメッセージ性はわりと強め。
エンドロール、主要メンバーの紹介が終わったあたりで席を立ったら、「イントゥザウッズ♩イントゥザウッズ♩」の曲とともに退場出来てすごく良かった。
サントラあったら散歩のおともとか、イヤな会議に向かうときに使えそう。
たくさんの人に観てほしい映画
なかなか無い結末の映画です。最後はほとんど巨人によって破壊された森の中で、登場人物達が寄り添って終わります。ハッピーエンドでもバッドエンドでもない。自分の幸福を求め過ぎるとどうなるのか、悪はそもそも悪なのか、善と悪のお互いに認め合うことが必要ではないのか?等々…、自分はこんな問題をこの映画から問いかけられたような気がします。この点が、たくさんの人に観てほしい一番の理由です。ストーリーは全体的に突っ込みどころ満載ですが、映画好きな私としては、キャスト良し、衣装・美術良し、歌良し、ストーリーは謎が多々残るけど伝えたいテーマはなんとなく分かった、といったところでしょうか。前半は子供でも分かる内容かもしれませんが、後半は大人向けの深い内容になっています。ファンタジー好きの人には良いかもしれません。ただ、矛盾があったり説明しきれずに終わり、よく分からない部分も多かったので、星は3.5にします。
03.19
ディズニーの最新作ということで
早速見に行ってきました。
ジョニーデップってのも気になり。
ラプンツェルファンの私としては
魔女=ゴーテル?でもない?
ってかんじでややもやもや
森で迷子にならない為に[誤記修正]
ネタバレ有りで書いてはいるが、ミュージカルがキライな方には
無論この映画は100%オススメできないし、
お城の舞踏会や巨人の屋敷といった昔話の名シーンを
いっぺんに楽しみたい!という方にもオススメできない。
だが、ミュージカル好きな方には断然オススメ。
慣れ親しんできたおとぎ話にどんなヒネリが加わるか?
という興味をお持ちの方も楽しめると思う。
で、僕の場合はけっこう楽しんで観られました。
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「I wish…」という台詞で様々な場所にいるキャラ達が
一斉にシンクロする冒頭の流れにはワクワク。
音楽に合わせたリズミカルな会話も耳に楽しい。
森と魔女を柱として、有名童話のキャラ達が
おかしな所でリンクする、ヒネくれた展開も面白い。
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メリル・ストリープは豪華キャストの中でも流石の存在感。
歌声もパワフルな上、演じててすごーく楽しそう。
溺愛するあまり娘に見棄てられる親の哀しみも胸に迫る。
シンデレラ役のアナ・ケンドリック
(修正:×ケンドリクス→○ケンドリック。
何故に複数形にしたんだ自分)の出演作は
何作か観ていたものの、歌唱センスの高さに吃驚。
夢見るばかりでないシビアで現代的な味付けも好みだ。
他にも、パン屋夫婦の絆には素直に泣けるし、なぜか川辺で
バッと胸元を開く(笑)イケメン王子2人は妙に笑えた。
『チャーリー・モルデカイ』がイマイチだったジョニデも、
今回は短い出番ながらも怪しさ満点で良い。
ワオーン!と月に吠えるシーンとかグッドよ、グッド。
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だが、イマイチなキャラもいる。
パン屋の妹という設定を丸投げして退場したラプンツェル
(と健気な王子)にはもっと見せ場が欲しかった。
前半の行動が図々し過ぎる赤ずきんにもイラッとくる。
しかし、そんな2人が霞んでみえるほどに
どうかしてるぜと思うキャラは、ジャックだ。
女の巨人に仲良くしてもらったのに金品を盗み、
怒った男の巨人を殺し、挙げ句は追っ掛けてきた
女の巨人に謝罪するどころか投石して殺害……
……いや、いやいやいや、ジャックよ、
お前さん、ゲスの極みか。
ワイドショーのトップで取り上げられるレベルだよ。
日本なら少年法改正を議論するレベルの犯行だよお前。
その周りも、直前で「良い人かも」と言ってた巨人を
容赦なく退治するのはどうなんだ。
主人公たちはみんな不平不満をぶちまけているが――
実際パン屋夫婦やシンデレラは苦労人だとは思うが――
この映画で一番不幸なのはあの巨人だ。あんまりである。
もう少し愛のある結末は思い付かなかったのか作り手よ。
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しかしながら、過ぎたるは及ばざるが如し。
巨人の最期については遺憾だが、それでも
この映画の結末に心を動かされたのも事実。
(ジャックは死んでも勘定に入れたくないが)
パン屋の夫婦、シンデレラ、そして魔女は苦悩していた。
追い求めたものと現実とのギャップに苦しんだり、
幸福を追い求めるあまりに周囲を不幸にしてしまったり。
人間は一心不乱に理想を追い求めて失敗する事がある。
そうして失ったものの大きさにいざ気付いても、
大抵の場合は取り返しがつかないことになっている。
そんな過ちを繰り返さない為にはどうすればいい?
失敗を子ども達に語り継いでいくことだ。
古来から語り継がれてきた物語は先祖からの教訓であり、
子孫が同じ過ちで苦しまないようにと願う愛情だ。
森の中で可愛い我が子が迷わぬよう立てられた道標だ。
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『物語』のそんな側面を垣間見せてくれる点が、
僕が本作を気に入っている一番の理由。
前述通りミュージカルとしても楽しめたし、
ステキなキャストも多かった。
という訳で、観て損ナシの3.5判定!
<2015.03.15鑑賞>
愚か者への人間讃歌
ソンドハイムのブロードウェイミュージカルを、映画化ということで前々から期待してましたが、あれあれ?評判わるい…?大丈夫か?と、ソワソワして観ました。
で、この評判の悪さは音楽もお話も、難しいからだなと思いました。
すごく素敵な音楽だけど、わかりやすくキラキラしてないし、わかりやすいバラードないし、聞きごたえあるけどとっつきにくいかもしれませんね。
おとき話に現代的な皮肉を踏まえた新解釈を、みたいなことを聞くと、「魔法にかけられて」を思い起こしてしまうかもですね。ディズニーが製作してるし、その路線を楽しみにして観ると、面白くなかった!となるのは仕方がないかも、と思いました。
舞台版も見てみたいです。
お話は、中だるみも少し感じましたが、楽しく見られました。飽きた観客のスマホの灯りが結構気になり、集中できなかった部分もあります。
ラプンツェルが影薄いですね。アホ弟王子といちゃついたのが魔女にばれて髪の毛切られて支配する母を罵倒して独立しましたね。
アホ王子兄弟のデュエットは笑いました。シンデレラが毎晩逃げたしたのは王子がアホだからちゃうんかな?と思ってました。
そこはシンデレラの方もずるいこと考えてたのでお互い様ですが。そら王子やからって、おうて踊ってはい!ハッピリーエバーアフター❤️なんてありえるかい!ってゆう話ですもんね。
登場人物はみんなバカで利己的で因果応報な窮地に陥ります。要はお馴染みのおとぎ話の登場人物を、バカで利己的なよくいる人間として描き、愚かさから学べという事を描いているのだと思います。
ラストの2曲くらいでその辺りのメッセージが立ち上がってきます。
人は何度も間違う、親も間違う、だから行いは自分で決めるしかないのよと言ってました。
子供達は大人を見ている、とも歌っていました。
ただ、そのメッセージが強いアクセントをつけて出てくるのではなく、終盤にわりとさらっと出てくるので、すでに字幕に疲れたりすると、気づかないかもなーとおもいました。
ミュージカルらしらを追求しているので、映画的見易さは二の次になったのでしょう。みなさん見やすさに定評のある方のディズニー映画が大好きですから。
私はミュージカルを忠実に!を支持しますが。
パン屋は妻がいないと何もできない癖に、一人でやりたがるし、王子は男前だけのアホやし(かわいいけど)、ジャックもアホやし、シンデレラはこすい駆け引きしよるし、パン屋の妻はアホ王子の色気にあてられるし、魔女は娘依存の毒親やし!
魔女が若さと美を取り戻してから魔法を失い、ヤケクソになって残りの豆を撒いて、ぎゃー風が!!から、蟻地獄に落ちて溶けてしまうのは、いみわからん!ってなりました。魔女のミッドナイトなんとかって歌、良かったのに!
話があちゃこちゃいって置いていかれたり、逆にダレる感じがするのは、少しき気になりました。
童話のエピソードも、原本に忠実な本当は残酷なグリム童話集的要素があり、良かったです。足を切って靴を履くとか。昔流行ったのを思い出しました。15年くらい前かな?エロス目的で読んだ記憶があります。たしかラプンツェルは塔での逢いびきで妊娠してたはずです。
そう思うともっと舞台版ではエログロ要素があったのでは?と思います。ディズニーナイズドしたんでしょうかね。思いっきりやってPG12にしちゃえばよかったのにとか思いました。舞台版知らんけど。
字幕が意味不明という感想もあったので、大丈夫かなぁ?と思っていましたが、私はわかりやすい字幕だったと思いました。
時々聞き取れる英単語と字幕の齟齬が少ない字幕で好みでした。
字幕翻訳は松浦美奈さんでした。あ、やっぱり!となりました。松浦さんの字幕とは相性が良いように思います。
こういう大作でお目にかかるのは珍しいように思いました。
これはこれでありかも?オトナのための映画です。
あまりにも酷評が多く、ある意味ドキドキしながら観てきました。
これはオトナの映画です。子供はまだ早い。この物語にあるユーモアや戒めは苦い経験や悩んで生きてきている大人にこそ効くし、おもしろいと思いました。
願い(世間一般での幸せ)を叶えることが大切なのではない。結局自分の思う幸せや思いを大切に進んでいくことが大切。そして子供たちにそれを伝えていくことの大切さです。
ただ物足りなかったのは、もう少しイマジネーションを膨らませて、よりファンタジーにしてほしかった。ミュージカル舞台では表現できない映画ならではのもの、観客の想像力を超えるもの、があればもっと上質な、内容だけでなく目にも嬉しい作品になれたのでは…と思いました。
なんか道徳的?
観終わった感想が、タイトルのような思いでした。
「倫理」とか「道徳」とかを最後は説いていたのではないでしょうか?
ディズニーらしいと思います。
ミュージカル仕立てなので歌は確かに多いですが、皆上手いです。
内容は、ちょっとグロイ部分やエロい場面もあるので、子供向けではないですね。
それから、ジョニーデップがあれしか出ないで終わりなんだなんて贅沢な使い方ですよね~。
いろんな物語の中でも、「ジャックと豆の木」は、
昔から大男がかわいそうと言われてきましたが、
この映画でも一番災難なのは空に住む大男夫妻ですよ。
全体的には、まあ面白かったといえるのではないでしょうか?
すてきなミュージカル映画
舞台を一つ見た感じで、みたあとにつかれました笑
歌が素晴らしくて、役者の方それぞれ聞いていてたのしいきもちになります。さすがディズニー?素晴らしいキャストを集めることができるのでしょうか。
日本のキャッチフレーズのような物語のその後的な要素を期待してしまうと全然おもしろくないと思います。それも評価が低い一つの原因でしょう。
また、ディズニー映画はこうあるべき、と考えてしまいがちですが、考えてみればディズニー映画はこれまでも時代に合った映画を作ってきていると思います(アラジンで黒人を主人公にしたことだって、ラプンツェルのように自分から動くプリンセスだって、アナとエルサのような愛の形を示しました)
その流れで考えれば、今回のような展開や終わり方だって、時代にあったものと言えます。進化を続けるディズニーとてもいいです元々はディズニーでもないミュージカルですし、この映画に夢希望愛を求めるのは違うかなと思います。
そもそもここで描かれる物語がディズニー映画の脚色された、受け入れやすい物語ではなく、グリム童話の原作に近いものです。
ザ・ディズニー映画を見たい人のために、近い時期にシンデレラの実写をやるのかなと思ってしまいました笑
いい意味で無個性で、人間的な彼らの周りで起こる不思議な出来事から、最終的に人生で必要なことを学び次の世代へつないでいく。
あえて主人公らを無個性にして(いるのだと思います)誰の心にもある欲や、人の心の弱いところを見せ、物語が特別なものではないことをいいたいのだとおもいます。
最後に子どもに自分のこれまでの人生について語り、それが物語のナレーターだったことに気づいた時にああそうか。と思いました。
いいたいことはここにあるのか。
文章力がなすぎて困りました。
人生において大切なことを本来の童話と同じく教えてくれます。また、童話の先を描くことで、全ては自分次第、であることを突きつけられました。でも、誰も一人ではない。と勇気をくれました。
ぜひ、ある程度元のグリム童話を知ったうえでみたらたのしいとおもいます
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