「モアナはモーゼでフロドでルークで…」モアナと伝説の海 ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
モアナはモーゼでフロドでルークで…
モアナはモーゼのようにも見えるし(海を割る)『指輪物語』のフロドのようにも見えるし(災厄の根源である「何か」をあるべき場所に戻しに行く)『スター・ウォーズ』のルークのようにも見える(ここではないどこかに思いを馳せる若者)。つまりこれは典型的な神話構造の物語
モアナは「神に選ばれし者」やし(まあモーゼやし)旅の途中で出会うマウイは「神の化身」。ディズニーは初のポリネシアンプリンセスが躍動する物語を驚くほど神話的もっと言えば王道なものにしてきた。「ガワは新しいけど中身は古い」とも言える。そういう意味で俺は『アバター』を想起したよ
『モアナと伝説の海』が「ポリネシア人で貴種流離譚」。『アバター』は「宇宙人で白人酋長もの」。どっちも何百回と見た物語を新しいビジュアルで描いている
歌はROLLYが特に良かった。主題歌の"How Far I'll Go"は原語版に比べて押韻の気持ち良さがオミットされてて残念だったけどまあしょうがないわな
まあまあやな。正直ちょっと退屈に感じた
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