ズートピアのレビュー・感想・評価
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肉食と草食の共存
2に向けてディズニープラスで改めて観ました。
動物を題材にしながらも、私たちと同じ現代社会で暮らしているアイデアがディズニーらしかったです。大小異なる建物や乗り物が立ち並ぶ街並みは独特で、エリアごとに環境が区分されている所も良かったです。
そして何といっても、肉食動物と草食動物で人種差別を表現していることに感銘を受けました。異なる肌色だけで偏見を持たれがちですが、お互いの違いや価値観を大事にしていくことが今の社会を生きる上で大切だと改めて痛感しました。
今回は哺乳類に焦点が当てられていましたが、次回は爬虫類も登場するとのことでワクワクしています!
動物はハダカだ
2016年公開作品
Disney+で鑑賞
初鑑賞
吹替版で鑑賞
上戸彩は40歳なのに可愛いね
10年近くのブランクを経て続編が公開されるので観ることに
監督は『ボルト』『塔の上のラプンツェル』『ラプンツェルのウェディング』『ミラベルと魔法だらけの家』『ズートピア2』のバイロン・ハワード
監督は他に『シュガー・ラッシュ』『シュガー・ラッシュ オンライン』のリッチ・ムーア
脚本は『モアナの伝説の海(2016)』『ミラベルと魔法だらけの家』『モアナと伝説の海2』のジャレッド・ブッシュ
脚本は他に『バッドトリップ! 消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張』『シュガー・ラッシュ』『ロビン・ウィリアムズのクリスマスの奇跡』『シュガー・ラッシュ オンライン』『The Twits アッホ夫婦』のフィル・ジョンストン
ディズニー風の鳥獣戯画
またはディズニー的なシルバニアファミリー
大きな違いはリアルにサイズがバラバラなこと
それなのに副市長羊と兎が同じサイズってどういうことかしら
動物たちが人間のように暮らす世界
田舎町バニーバロウから大都会ズートピアに上京し警察官になったジュディ
ずうとるびとは全く関係ない
なんやかんやで詐欺師ニックとコンビを組み行方不明になった花屋経営者エミットらを捜索することに
笑いどころはナマケモノの職員たち
こいつらだけある意味リアル
ナマケモノは英語でsloth
そのまま
発想はほぼ万国共通
裸の動物に驚くジュディ
動物が裸なんてむしろ当たり前では
そういう設定ですから
恥を知ることで文化は生まれる
恥知らずに文化はない
ってことかな
トガリネズミの街の追いかけっこもスリリングで良い
終盤の電車アクションもコナンっぽくて良い
エンディングテーマの歌唱担当は吹替版もシャキーラ?
アミちゃんも歌います
アイドルとして上手いほうですがアイドルではないらしい
子供から大人まで楽しめる
まあそれに関しても賛否ありますがどちらもわからなくはないです幼稚なおじさんですから
楽しめるかどうかなんて人それぞれですから子供も大人も
どちらかといえばディズニーは嫌い
フルCG3Dアニメもどちらかといえば嫌い
それでも星3
声の配役
新米ウサギ警官のジュディ・ホップスに上戸彩
幼いホップスに稲葉菜月
詐欺師キツネのニック・ワイルドに森川智之
幼いニックに長谷川斗輝
ズートピア警察署の署長を務める水牛のボゴに三宅健太
ズートピア警察の警察官でクロサイのマクホーンに遠藤純一
ズートピア警察署の受付を担当するチーターのベンジャミン・クロウハウザーに高橋茂雄
市長のレオドラ・ライオンハートに玄田哲章
ズートピア副市長を務める羊のドーン・ベルウェザーに竹内順子
ジュディの母親のボニー・ホップスに佐々木優子
ジュディの父親のスチュー・ホップスに大川透
ジュディが幼い頃のガキ大将で大人になった今ではパティシエになっているキツネのギデオン・グレイに武田幸史
フィットネスクラブ「ミスティック・スプリング・オアシス」の経営者でヤクのヤックスに丸山壮史
花屋を営むも行方不明になるエミット・オッタートンに徳本英一郎
オッタートン夫人に根本圭子
海賊版DVDで生計を立てているイイズナのデューク・ウィーゼルトンに多田野曜平
ポップスターのガゼルにDream Ami
陸運局の職員として働いているナマケモノのフラッシュに村治学
フラッシュが片思いしている免許施設女性職員でナマケモノのプリシラに近藤唯
裏社会の黒幕っぽいトガリネズミのMr.ビッグに山路和弘
ビッグの娘のフルー・フルーに近藤唯
ズートピア警察学校の教官でホッキョクグマのメジャー・フリードキンに田村聖子
アイスクリーム屋「ジャンボーズ」の経営者で象のジェリー・ジャンボウJr.に遠藤純一
精神病院の女性医師のマッジ・ハニー・バジャーに槇原千夏
ヨガのインストラクターで象のナンギに込山順子
リムジン運転手で黒豹のマンチャスに河本邦弘
ニックの詐欺の相棒のフィニックに白熊寛嗣
化学者で羊のダグに岩城泰司
ニュースキャスターのマイケル・狸山に芋洗坂係長
ジュディが住むオンボロアパート『グランド・センザンコウ』の大家のダーマ・アルマジロに込山順子
ジュディが住むアパートの隣人のバッキー・オリックス=アントラーソン: バイロン・ハワードに河合みのる
ジュディが住むアパートの隣人のプロンク・オリックス=アントラーソンに河合みのる
ジュディの故郷バニーバロウに住むジュディの姪のコットンに近藤結良
ジャガーの男の子に河城英之介
ウサギの女の子に小林由美子
いじめっ子の動物に里村洋
ヒツジのいじめられっ子に新田早規
バニーバロウに住む黒羊の女の子のシャーラに宇山玲加
ジュディが幼い頃のギデオンの子分でいじめっ子だったイタチのトラヴィスに高坂宙
オオカミのゲーリーに藤井隼
オオカミのウィリスに森田了介
メタルファンのサイに祐仙勇
羊のウーリーに増元拓也
男ムースに厚切りジェイソン
女性ジャガーに大津愛理
女キャスターに入江純
女ウサギ記者に種市桃子
ヒツジ記者に安村直樹
ブタ記者に齋藤慧祐
花屋さんのブタにあべそういち
納得のおもしろさ
遅ればせながら、初めて拝見。
当たり前だが、2につながるあれこれが盛りだくさん。2から1にさかのぼる変則的な鑑賞の仕方もおもしろいんだなとわかった。
物語の主たるテーマは、いわゆる「アンコンシャスバイアス」や「マイクロアグレッション」。
だが、動物で描くので、子どもから大人まで、みんなに伝わりやすい。
ジュディのように、最新の知見を知っている訳でも何でもないのに、何の気なしに「生物学的に」とか「DNAが」なんて言葉を使ってしまったり、他人のそうした言説を無批判に了解してしまったりすることはなかったか…。
そんな問い返しを、鑑賞者自らに感じさせて、「ちゃんと自覚しないと遠くはナチスのジェノサイドとかにまでつながる話だよ」という深みあるメッセージを、娯楽的な場面もふんだんに取り入れて、伝えてくる見事な作品だった。
2から観た者としては、2人の間のニンジンペンのいわくの深さが一層わかったところがよかった。
それから、名画オマージュという点では、「ゴッドファーザーか!」ときっとみんなツッこんだと思われるMr.ビッグの登場シーンに大笑いしつつ、2で助けてくれた理由もわかって納得した。
あと、ナマケモノのスピード狂が、免許センターで働いているのもおもしろかった。(免許の書き換えの混雑のイライラを思い出し、思わず「うまい」と膝を叩きたくなった)
偏見か?経験か?
ジュディが故郷からズートピアへ列車で向かうシーンはほんとうに素晴らしかった!映画館で観ればよかったと後悔した。
偏見からくる思考なのか?それとも経験からくる思考なのか?
そこの線引はとても難しい。
物語の中では、肉食動物のみがDNAを起因として野生化する(推測)ということで社会が分断していく。
ズートピア市民の多数は草食動物で構成されており、世論は「偏見」ともいえる思考で草食動物たちを中心に形成されていく。
あくまで推測でしかないが、その根拠は科学的なものであるようにみえるのが厄介なのだ。
しかも、主人公のジュディは幼少期に、乱暴者の肉食動物の幼なじみに一方的な暴力によって傷つけられている。
「肉食動物=乱暴者」という経験をしている。
この経験が、世論に巻き起こる偏見と交わってここまでに築いてきたニックとの友情も揺らぐことになる。
偏見と言われるものには、経験を基にしている場合が多い。
いや、逆に経験が積み重なり、それらが凝り固まったものが偏見と言えるかもしれない。
偏見を持つのは良くない
と同時に
偏見を持たれるような行動を取るのも良くない
そう考えると、ニックが警官になったのは非常に感慨深いものがある。
“ちょっとした偏見”が壊すもの
『ズートピア』1作目を、2を観る前にあらためて字幕で鑑賞した。
何度観ても思うけれど、この作品は「可愛いディズニー映画」の顔をしながら、かなり露骨に“差別”や“暴力”を描いている。
序盤、幼少期のジュディのエピソードで描かれるギデオンの行動は、正直かなり不快だ。
脅し、暴力、突き飛ばし、爪で頬を傷つける行為――これは「ちょっとしたいじめ」などではなく、完全に暴力であり犯罪だと思う。それを軽く扱っているように見える演出には、どうしても引っかかってしまう。
警官になりたいという夢を持っているだけのジュディに対して、あそこまで悪意を向ける理由がわからないし、だからこそ現実の理不尽さを突きつけられる。
だからこそ、その後の警察学校のシーンは本当に胸がすく。
努力を重ね、ウサギとして初めて首席(クラス総代的な立場?)で卒業するジュディは文句なしにすごい。努力だけでなく、才能もあったのだと思う。
ズートピアへ向かう電車のシーンは、何度観てもワクワクする。
動物ごとにサイズの違う扉や通路、ハムスター専用の道など、世界観の作り込みが細かくて楽しい。
一方で、警察署に入ってからも差別は続く。
クロウハウザーの「思ってたより可愛い」という第一声は、悪意がないからこそリアルで、見た目で判断すること自体が差別であると数秒で示してくるのがうまい。すぐに謝る描写があるのも良かった。
しかしボゴ署長の態度にはがっかりさせられる。部下の誕生日を祝う良い上司かと思わせてからの、ジュディへのぞんざいな扱い。首席卒業なのに違反切符係に回される展開は、あまりにも露骨だ。
ニックは初登場からとにかく可愛い。
特に耳の動き。感情に合わせて下がったり立ったりする耳が、演技として完成されすぎている。
アイス屋のシーンでは、差別を受けたときの耳の垂れ方が切なくも可愛いし、フィニックとの詐欺コンビはギャップの塊で何度観ても笑ってしまう。
ジュディがニックを脅して捜査に協力させる流れはテンポが良く、会話も小ネタも全部面白い。
陸運局のフラッシュ、ミスター・ビッグの結婚式、マンチャスの暴走シーンなど、コメディとしても完成度が高い。
中盤以降、ニックの過去や本音が見え始めると、この作品の切なさが一気に増す。
「世間が信用しないなら、そういうキツネでいる」というニックの言葉と、ジュディが腕に手を添える場面の距離感がたまらない。
ベルウェザー副市長(後の市長)は、単なる悪役として片付けたくない存在だ。
ライオンハート市長からのぞんざいな扱い、使い古しのマグカップのプレゼント――彼女が積み重ねてきた屈辱は、理解できてしまう。
やったことは許されないが、「救いがあってほしい」と思ってしまうのは、このキャラクターが丁寧に描かれている証拠だと思う。
中盤、ジュディがニックに「相棒が欲しい」と警察の申込書を差し出すシーンは、この映画屈指の名場面だと思う。
最初は脱税の証拠を録音するために使ったペンを、今度は申込書を書くために渡す――その対比があまりにも美しい。
脅しから始まった関係が、「一緒に働きたい」という信頼に変わる瞬間で、思わずうるっとくる。
正直、このシーンで終わってもいいと思えるほど完成されている。
だからこそ、その直後のインタビューでのジュディの失言が、より一層胸に刺さる。
ニックが申込書を返し、二人が喧嘩別れしてしまう展開は何度観てもつらい。
築きかけた信頼が、無意識の偏見によって壊れてしまう描写があまりにもリアルで、心が痛む。
街全体に差別と恐怖が広がっていく描写も容赦がない。
電車の中で、ウサギの親が子どもを肉食動物から遠ざける仕草は、現実そのものだ。
守りたい気持ちも理解できるからこそ、見る側はどちらの立場にも感情移入してしまい、切なさが残る。
それでも物語は、最後にきちんと希望を残してくれる。
事件が解決し、ニックが正式に警官となり、ジュディが胸にバッジを付けるラストシーンは本当に美しい。
一度は壊れた関係が、同じ場所には戻らなくても、より強い「相棒」として結び直される。
だからこの物語は、ただ仲直りする話では終わらない。
そして最後まで、ズートピアはズートピアのまま終わる。
世界は完全には変わらないし、ボゴ署長も相変わらず。でも、確かに前に進んだ。
この作品は、
子どもには「面白くて可愛い映画」であり、
大人には「面白くて可愛くて、考えさせられる映画」だと思う。
現実に存在する人種差別や性差別を重ねながら観てしまう、忘れがたい一本だった。
夢を諦めたら幸せになれるというパワーワード
偏見というのは、凝り固まってなかなかほぐれない
動物は暗喩で、ズートピアは世界の縮図。
寒冷地も、砂漠も、密林も、巨大都市もある。
これは小さな地球で、住民は民族や属性のメタファー。
キツネやイタチは人を騙しそうで、
ウサギは頭が悪くて多産で弱く、
ライオンは王様気取りで、
羊は数で世界を握ろうとする。
イメージって簡単には揺るがない。
だから水牛の所長は、どんなに警察学校を首席で卒業しても
ウサギは「何もできない」と決めつける。
冒頭の描写から分かるように彼は決して悪い上司ではない。
それでも、これだ。
これがバイアス。善意の顔をしたまま、世界を争いへと誘う元凶。
最後にニックが警官になる。それでも「キツネ界初」だ。
どれだけ自由のない世界を描いているんだよ、ディズニー。
そもそも「キツネ=狡猾」というイメージを
世に植え付けてきたのは、あんた達だろ?笑
つまりこの映画は、偏見がなくなる話ではなく、
偏見がどれだけしつこく残り続けるかを描いている。
ニックめろいとか言ってる場合じゃないんだよな…
さて2でどんなアプローチをしてくるか楽しみ。
それでは、ハバナイスムービー!
大ヒット中の2を見るか?を決めるために。 楽しい作品でした。ウサギ...
Animal&Animal
もうすぐ2を観る予定なので、見返しで鑑賞!
やっっぱいいね!このスピード感!
テンポ感抜群だからこそナマケモノのシーンのオモロさは異常。笑うときに目見開いてしばらくそのままなの反則すぎる。
小学生の頃観たときよりずっと理解できて、ずっと楽しかった。
ジェンダーの看板娘として中心地にやってきたジュディを、署長が快く思わないのも事実。
そんなジュディがとんでもないホシをあげてくサクセスストーリー!という、メインの軸がしっかりしてるからこそ周りの肉付けされた部分が楽しめる。
謎も一筋縄ではいかない大どんでん返し!
票集めのために近くに置いてた🐏が
いつのまにか大暴走しちゃったがためにそのまま巻き込まれた🦁さんには心から同情します笑
「グリーン・ブック」と同じように、良い肉食もいれば悪い肉食もおり、それは草食も然り。
レビュータイトルは僕のグリーン・ブックのレビュータイトルの亜種ってことで笑
キツネじゃなくて、ニック・ワイルド、
ウサギじゃなくて、ジュディ・ホップス!
ひとつのグループとしてくくらない所から、
真の理想郷は始まるのかも!
冒頭の劇、
シロクマギャング、
ニンジンペン、
色んなものが伏線となって作用し、理想的なラストを持ってくる!大傑作でした!
初ディズニー映画だったかも、、、
コレだけ世の中にディズニー映画が溢れ、人気もすごいのに、私にとってはきっと生まれて初めてのディズニー映画鑑賞作品はこちらになります。
娘が友達と2を見に行くと約束してきたものだから、慌てて1を見ておかないと、楽しさ半減しちゃうんではないの?とアマプラでお金払って見てみました。
とにかくテンポが良いし、映像も美しい。
お話としては、動物たちの理想の国=ズートピア、そこは肉食動物と草食動物が一緒に暮らす街。
主人公のうさぎのジュディは子供の頃からズートピアで警察官になることを夢見ており、結果、警察学校を首席で卒業するほど、立派に育つ。意気揚々と警察官となり、ミーティングへ参加したら、自分の理想とは違い、任される仕事は駐禁取り締まり。。。
ひょんなことから、詐欺師のニックと知り合い、その後、行方不明になったカワウソを探す任務を2人で決行。
もともと、子供の頃から正義感が強く、どんな相手であろうとも臆することの無かったジュディ。それでも、キツネには気をつけろとの両親からの教えや、自身がキツネに傷つけられた過去などもあり、護身術の為にと、両親から対キツネ用のスプレーを持ち歩く。
ニックはニックで悲しい過去の経験から、詐欺師となってはいたものの、根本には優しさと、偏見へ対する強い反骨精神を持ったキャラクター。
本作は、動物たちの世界のように見えて、実は私たちの人間社会を描いているんだなと感じた。
〇〇だからという、勝手な思い込みや、偏った見方をすることが、いかに世界を生きにくくしているのか。。。
自分の友達はそうじゃないと信じていても、その友達が属するものは何かを心底考えないと、自分の実は心の底にある偏った考えがふとした瞬間に外に出てきてしまう。
映画を見ながら、分かる〜と納得してしまったよ。
ジュディとニックの名コンビが2ではどんな展開を見せてくれるのか。
二人ともユーモアたっぷりで、頭の回転がめちゃくちゃ早いから、きっとまたハラハラドキドキの中に、しっかり笑いのスパイスを入れてくるだろうなと期待してしまっちゃうのも仕方ない!
面白いし設定が上手い
配信(dmmTV)で視聴。
うさぎの警察官ジュディとキツネの元詐欺師マックスのコンビが街の事件を解決するが、なかなか面白い。設定も上手いなと感じた。ストレスが溜まった時に発散できるディズニーアニメか。ディズニーアニメにしてはオーソドックス。ズートピア2も観てみたくなった。
良い映画
動物の特徴をうまく擬人化したアニメ作品。
評判が良かったので、テレビ放送をきっかけに視聴しました。主人公のウサギがなんといっても可愛いですね。キツネの表情もコミカルで面白い。そして、一番笑ったのはナマケモノ。あの噛み合わなさと愛らしさに思わずツッコミを入れてしまう。動物の特徴をうまく擬人化したアニメ作品。
あとはこれといって私の中では感動もなく子供のための映画かなという印象。もちろんそういう作品として素晴らしいと思うが、私の中では特別面白い作品にはならなかったです。
多様性の体現。
息子から週末にズートピア2に誘われているため、急ぎ予習のために観る。
多様性を動物で表すってのは昔からある手法だけれども、各種族の特徴とステレオタイプををしっかりと描くことで、より自分らしく生きればいい的なメッセージをど真ん中で投げてくる。
物語はどこまでも一直線で、余白なくまとめられているため、集中が途切れる事もない。
ただ、ストレートであるが故に、流れを想像しやすく、「こうなるかな?」と予想した範囲を出ない印象がある。
羊だから大人しい訳ではないしね。
物語やキャラクターに不満はないが、やはり声優はちゃんと技能で選んで欲しい。ゲストにアイドルのプロモーション的なものが入ると、演技の落差で気になって気を削がれる。ホントいや。
心地良いバディモノ
まずバディモノとしてのクオリティが非常に高いです。真面目なウサギの警官は真面目なだけでなく小賢しさもあり、擦れたキツネの詐欺師も口が上手いだけじゃない。どちらがどちらを振り回す場面も等しくあり、一方的な関係性ではありません。2人がそれぞれの持ち味を活かしながらテンポ良く危機を乗り越え、絆を育んでいくのが本当に心地良く、楽しい映画です。
メッセージ性はとても強くあります。差別や偏見とは悪意から生まれるものではなく、真面目さや正義感、あるいは習慣、合理性から生まれるものだと最後まで考えさせてきます。しかしそれらはくどくはなく、ストーリーやキャラクターに絡んでいるので面白さに繋がっています。
幅広い世代が安心して観られ、楽しめて気付きもある。動物は可愛い。至れり尽くせりです。良かったら2もどうぞ。
社会問題がストーリーにうまく組み込まれている。
近年のディズニーは、社会問題に関連する描写に傾倒して、ストーリーがお粗末な作品がちょいちょいあります。
ズートピアもまた、種族の違いからくる偏見。そこから発生する差別や対立。それをどのように解決するかという、現実の人種差別に通ずる題材でありながら、説教臭くなく、面白い作品でした。
気になる点としては、肉食獣失踪事件の原因になった「夜の遠吠え」の後出し感でしょうか。
中盤から終盤にかけて、昔「夜の遠吠え」で一悶着あったことがジュディの両親から語られますが、それまで「夜の遠吠え」という単語は一切出てなかったと思うので、ちょっとご都合展開的に感じてしまいました。
序盤のシーンで存在が仄めかされたりしてれば、もっと納得感のある展開になったかな、と思います。
ジュディとニック、警察官と詐欺師によるバディモノの傑作
《吹き替え版》を鑑賞。
【イントロダクション】
様々な動物達が暮らす理想郷“ズートピア”で新米警察官として勤務する事になったウサギのジュディ・ホップスと、彼女とバディを組む事になるキツネの詐欺師ニック・ワイルドの活躍を描く。
監督・原案は、『塔の上のラプンツェル』(2010)のバイロン・ハワードと『シュガー・ラッシュ』(2013)のリッチ・ムーア。脚本・原案にジャレド・ブッシュ。その他脚本に『バッドトリップ!消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張』(2011)のフィル・ジョンストン。
【ストーリー】
かつて、肉食動物はその本能に従って草食動物を狩る立場にあった。しかし、進化を経て理性を獲得していった動物達は、やがて肉食動物と草食動物が共に暮らす文明社会「ズートピア」を築き上げた。
ウサギのジュディ・ホップス(声:ジニファー・グッドウィン、吹き替え:上戸彩)は、幼い頃からの夢である警察官になる為、警察学校での厳しい訓練生活を乗り越えて、晴れてズートピアの新米警察官として採用された。ジュディの身を案じる過保護な両親、スチュー&ボニー(声:ネイト・トレンス、ボニー・ハント)の心配も他所に、夢いっぱいのジュディはズートピア行きの列車に乗り込んだ。
ズートピアで夢の新生活が始まるかに思われたジュディだったが、アパートは壁が薄く部屋はボロボロ。それでも新生活に心躍らせるジュディだったが、念願のズートピア警察署(ZPD)赴任初日に配属されたのは駐車違反の取締係。本来、警察官の仕事はサイやカバ等、大型でタフな動物が務めるものであり、小柄なジュディはアフリカ水牛のボゴ署長(声:イドリス・エルバ、吹き替え:三宅健太)から安全な勤務を命じられる。巷では動物達の謎の連続失踪事件が発生しており、先輩達が皆そちらの捜査に向かう中、ジュディは交通係のオレンジのベストを着て駐車違反車の取り締まりに向かう。
それでもめげずに駐車違反車を取り締まり、驚異的な成果を上げるジュディだったが、ふとゾウ専門のアイスキャンディー店に入って行くキツネの姿を目撃する。幼い子供を連れたキツネは、ゾウに憧れる息子の誕生日に、ゾウの作る大きなアイスキャンディーを食べさせてあげたいのだと言う。しかし、店主はキツネにアイスを売ろうとはせず、キツネを店から追い出そうとする。見かねたジュディは、店員が鼻用のカバーを着けずにアイスを作っている事を指摘し、キツネの親子にアイスキャンディーを奢る。親子に感謝されたジュディは、再び駐車違反の取り締まり業務に励む。ところが、先程のキツネの親子が、アイスキャンディーを溶かして瓶詰めにし、ワゴン車に積み込む姿を目撃する。しかも、車を運転するのは、何と子供だと思っていたキツネの方。怪しいと思ったジュディは、彼らを追跡する。
偽親子は、手に入れたアイスキャンディーの液を再び小型動物サイズのアイスキャンディーに成型し直して大量生産し、定時上がりのネズミの銀行マン達に転売して儲けを出す詐欺集団だったのだ。赤キツネのニック・ワイルド(声:ジェイソン・ベイトマン、吹き替え:森川智之)は、フィニックという小型のキツネと共に、同様の転売手法で1日200ドルもの儲けを上げていた。堪らずニックの詐欺行為を指摘するジュディだったが、ニックは持ち前の口八丁手八丁でジュディを躱して去って行く。
都会の生活の理想と現実。理想とは程遠い初日を過ごしたジュディは、心配する両親からのビデオ通話で、更に自信をなくす。
翌日、車の持ち主達から散々文句を言われてウンザリしつつ、駐車違反を取り締まっていたジュディの目の前で、花屋の強盗事件が発生。犯人を追跡し、ネズミ達の暮らす小型動物エリアでネズミの女性・フルーフルーを助けて犯人を逮捕したジュディ。しかし、盗まれたのは花の球根であり、犯人逮捕の為に危険な追跡行為をしたジュディをボゴ署長は叱責。彼女にクビを言い渡そうとする。しかし、署長を訪ねてきた行方不明事件の失踪者の家族・オッタートン夫人に捜査協力を打診したジュディは、夫人が連れてきた羊のベルウェザー副市長(声:ジェニー・スレイト、吹き替え:竹内順子)の後押しもあり、「48時間」という時間制限付きで捜査を許可される。
千載一遇のチャンスを手に入れたジュディは、渡された僅かな情報のみの捜査資料から、アイスキャンディーを頬張るエミット・オッタートンの写真を見つけ、側に写っていたニックが手掛かりを握っているのではないかと考え、彼に捜査協力を依頼する。持ち前の話術で協力を拒もうとしたニックだったが、ジュディの持つ音声レコーダー付きのニンジン型ボールペンに転売利益情報を録音されてしまい、捜査協力せざるを得なくなる。
こうして、警察官のウサギと詐欺師のキツネという異色のコンビによる捜査が始まった。
【感想】
公開当時、Twitter(現X)での評判の良さから劇場に足を運び、その完成度の高さに大満足した記憶がある。今回、最新作公開前の予習として再鑑賞。
改めて鑑賞してみると、動物を擬人化して我々人間社会の抱える「差別」と「偏見」を巧みに浮き彫りにし、説教臭くならずに「自分とは違う他者を認める」事の重要性を説いている。
事件の黒幕が、人畜無害に思える小柄な羊のベルウェザーである点や、スピード違反の暴走車の運転手がナマケモノのフラッシュであるというラストのオチまで含めて、我々が普段、如何に相手の見た目や特性だけで判断しているかを思い知らされるのだ。
しかし、アメリカの運転免許センター(DMV)の職員の仕事の遅さをナマケモノに喩えて風刺するというシーンは、偏見ではないのだろうか?
それ自体は確かに笑えるし、捜査時間の猶予からせっかちになるジュディの可愛らしさも描かれていて良いのだが。
また、ジュディが故郷のバニーバロウを出発する際、街の人口数を示すカウンターが急速に増加していくという、ウサギの繁殖力の高さを描いたシーンも、人口増加の一途を辿る何処かの国を揶揄しているかのように映ったのは気にし過ぎであろうか?
物語として「諦めないこと」や「差別や偏見で判断しないこと」という大切なメッセージを提示つつも、細部に目を向けると以外と迂闊なやり取りも見て取れるチグハグさは気になる。
随所に盛り込まれた映画ネタも面白く、ジュディが「48時間」という捜査時間の制限を言い渡される展開と、警察官と詐欺師という異色のコンビは、ウォルター・ヒル監督、ニック・ノルティ、エディ・マーフィ主演の『48時間』(1982)を彷彿とさせる。
ニックとジュディが捜査する上で関わる事になる、ツンドラ・タウンの暗黒街のボス、Mr.ビッグ(声:モーリス・ラマーシュ、吹き替え:山路和弘)は、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』(1972)のドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)であり、思わずニヤリとさせられる。ただし、「大物」を示すその名前の持ち主が、小さなネズミという皮肉と笑いは思う所あり。
ストーリー展開のテンポの良さが素晴らしく、ジュディの幼少期から警察学校での訓練期間、晴れて警察官として採用されてからのズートピアの旅立ちに至るまで、ジュディへの感情移入を促しつつ、舞台をメインのズートピアへ移していく手腕が見事。
ニックとフィニックの転売手段の面白さ、ジュディの説得にも動じず、口八丁で煙に巻くニックの詐欺師としての腕の確かさも、その後ジュディにしてやられる展開含めて面白い。ところで、ジュディの協力が無かったこれまでは、彼らはどうやって転売商品を仕入れていたのだろうか。
序盤から活躍している小道具や、何気なく登場したキャラクターが、事件解決のヒントになる伏線と回収の鮮やかさも素晴らしく、ファミリー向け・子供向けアニメーションながら刑事ドラマとしても非常に見応えがある。
アクションシーンの迫力も良く、特に後半の列車アクションは見応えがある。博物館で明かされるベルウェザーの凶悪な企みに至るまで、最後まで真相に工夫が為されている点も良い。
【個性豊かなキャラクター達】
本作最大の魅力は、やはりニックとジュディの異色のバディによる掛け合いの面白さだろう。本作に対する疑問点も、このコンビの魅力が相殺して余りあるほどである。
ウサギのジュディは、正義感が強く、「世界をより良くしたい」と願う優等生キャラ。小柄なウサギというハンディキャップを物ともせず、持ち前のポジティブシンキングで次々と立ち向かっていく。そんな彼女が、作中度々「偏見」に晒されるからこそ、観客は彼女を応援したくなる。相手から情報を引き出して録音するという、ニック顔負けの詐欺師ぶりを発揮して「詐欺師って呼んで」と口にする狡猾さの魅力もグッド。
キツネのニックは、少年時代に「偏見」によるイジメを受けたトラウマから、「生まれに対する偏見からは逃れられない」と諦め、皮肉屋で口八丁手八丁の詐欺師として生きている。しかし、その根底には誰よりも他者を理解し、信頼したいという願いが潜んでおり、根っこは心優しい善人である。だからこそ、ジュディが両親から強引に持たされたキツネ除けのスプレーに最初から気付きつつ、嫌々ながらも彼女の捜査に協力して信頼を深めていく。
そんな互いに心に傷を負う者同士だからこそ、事件を通じて互いの「偏見」や「差別」意識を乗り越えて、バディになっていく姿に魅了される。
暗黒街のボス、Mr.ビッグも魅力的で、巨大で屈強なホッキョクグマを従える姿が印象的。ハリネズミのお尻の毛をミンクの毛と偽ったニックを恨みつつ、ジュディが娘のフルーフルーの命の恩人である(それ自体はマッチポンプ的ではおるが)事から、彼女の捜査に協力する姿も良い。
黒幕であるベルウェザーの、悪役ながら憎めない魅力も外せない。表向きは、ライオンであるライオンハート市長(声:J・K・シモンズ、吹き替え:玄田哲章)の雑用係として、キャパオーバーな量の市長の業務を背負わされている。副市長の立場は借り物同然で、だからこそ彼女は傲慢な肉食動物を悪者に仕立て上げ、草食動物が支配権を握るズートピアを計画する。個人的に、ライオンハートのパワハラ上司ぶりから、彼を貶めようとするまでは共感出来る。しかし、やはり怒りの矛先を「肉食動物」という種全体に向けてしまう恐ろしさは、悪役としての彼女の邪悪さなのだろう。
真相を暴かれ、博物館で本性を露わにして全てを語る姿も印象的。
面白いのは、ニュースキャスターのマイケル・狸山だ。日本語吹き替え限定のキャラクターとして、オリジナルではヘラジカなのに対して、オーストラリア&ニュージーランドではコアラ、ブラジルはジャガー、中国ではパンダと、国によって“ニュースの顔”が違うという試みは面白い。
【総評】
人間社会を動物達に喩え、「差別」や「偏見」という問題を浮き彫りにして描く本作は、そのメッセージ性以上に、ニックとジュディの刑事バディモノとしての魅力が炸裂した傑作となっている。
吹き替え版キャストの演技も良く、特にジュディ役の上戸彩とニック役の森川智之の演技は、ジュディとニックさながらのコンビネーションを発揮している。
その完成度の高さ、世界興収の高さにも拘らず、続編の製作・公開(Disney+でのスピンオフ配信はあり)まで約9年待つ事になってしまったが、待望の続編でこの魅力的なコンビがどんな活躍を示すのか楽しみである。
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