ナイトクローラーのレビュー・感想・評価
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予想を裏切られて面白かった
普通の人間が過激なことに手を染めて、精神的におかしくなっていく話なんだろうと決めてかかって観たが、そうではなかった。主人公のルー・ブルームは登場当初からサイコパスだったのが予想を裏切られて面白かった。
まず、フェンスやマンホールを盗んでスクラップヤードに売って生計を立てている時点で普通じゃない。そして、ルーの周りには親しい友人、家族、恋人、職場の同僚等が誰一人出てこない。そういった点から、彼がどんな生い立ちなのか、周囲からどのように見られてきたのか分かってしまう。彼の行動から、周りの人間は自分の駒だと思っていて、利用価値の有無でしか見ていないことが分かる。
パパラッチの仕事が儲かりそうだと判断して、業務未経験にも関わらず、すぐに無線やカメラを準備して事業にするルーの行動力やフットワークの軽さは凄い。個人事業主として始め、最終的には法人化しているので、そういった点は素直に尊敬する。悩むよりもとにかく始めてみる、純粋に利益を追求する、そして自分のやりたいようにやる意識が強い人間なので、起業には向いているのだろう。同種の起業家は一定数いそうだと思った。
冷徹な眼差し、歪んでいく心
警察の緊急無線を傍受し、事件・事故現場に急行し撮影。その映像をテレビ局に売るフリーランスのカメラマン、ルイスをジェイク・ギレンホールが熱演。
たに冷徹に特ダネを追う。その行為が徐々にエスカレートしていく。吸い込まれそうな程に大きな青い瞳のジェイク・ギレンホールの鬼気迫る演技から目が離せなかった。
テレビ局のニュース番組担当ディレクター、ニーナを演じたレネ・ルッソが色っぽい 💋
苦悩に歪む顔もまた美しい。
日々目にするニュース映像。複雑な思いに。
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替版)
スクープ映像に取り憑かれた男
儲かるという理由でパパラッチになった男が、スクープ映像に取り憑かれた。
最初は単に現場に行って撮るだけだけだったが、次第に衝撃的な映像を撮るために色々細工するようになっていく。その過程が面白かったです。
邪魔になった同僚を犯罪者に射殺させるシーンもちゃんと撮っていたのは、彼の異常性をよく表していて良かったですね。
続編もありそうな感じですね。
特ダネ
…どうしたらテレビ局の好む
特ダネが撮れるのか
不法侵入は当たり前殺されている人の
状況も抜かりなく撮っていく
この辺りから…主人公がおかしい
法を犯してると思うけど…
女性のプロジューサーに買われて
順調にいきはじめる
事件が起きて自分の撮った映像が
ニュースに流れる高揚感が…最高潮
もっと! 視聴率の取れるネタはと考えると
自分で事件を仕掛ける(この辺りからグズ)
そして相棒が殺されてしまった
いや殺したと思ってる 手は下してないけど
TVのニュース番組がこのように作られて
いるんだと思いながら見た
法を犯すスレスレのところまでやることなのか
市民はここまで望んでいるのだろうか
…疑問に思った
コミュニケーションで相手を説得させる
術も持っていて交渉も上手い
俺は呑み込み(理解力)も早いからと自負してた
その通りで会社は大きくなった
そこまでしないと…だよね
モラルなんてないよね
あったら特ダネは撮れないもの(納得)
…生きるためには手段は一つ
感情をなくすこと
怖い 恐い世界ですね~
ハラハラ ドキドキ感が半端なかった
また事件に駆けつける時のクルマの
スピードも怖かった
ギレンホールのしたたかな所
と冷酷な所が見事でした
過激映像の価値とは・・・
こそ泥のルイスが目を付けたのが事件現場映像のスクープ稼業ナイトクローラー、ダン・ギルロイ脚本・監督も実在の人物たちに密着取材したようです。過激な映像が高値で売れるのに味を占めたルイスがどんどんエスカレートしてゆく様を描いています。
主人公のルイスや助手のリックは仕事にありつけない格差社会のアメリカの若者の縮図なのでしょう、落ちるところまで落ちると必死に勉強して才覚を発揮するところは皮肉です、悪賢いところの演出でしょうが余りにも理屈っぽいセリフには閉口しました。
ルイスは典型的なサイコパスかも知れませんがどこかジョーカーに通じる気味の悪さを持っていますね。ジェイク・ギレンホールさん怪演でした。
過激な映像が商売になるのは銃社会のアメリカならではと言う気もします、それでもネットワークは流石に報道倫理が強いので贔屓のディレクターがローカル局の契約社員という設定、主人公を持ち上げて過激な道に走らせたのも半分は彼女の責任かも知れません。
ディレクター役のレネ・ルッソさんはなんとダン・ギルロイ監督の奥さん、パパラッチに逆枕営業を迫られるとはとんでもない脚本を書いたものです。また、監督は必要悪としてのナイトクローラーにシンパシーをもったのでしょうか、キリンの子供をライオンが襲う映像を撮ったとしても道義的批判はしないだろう、それがありのままの世界だからだと訳の分からないことを映画の公式サイトで言っていました。
日本のTVでも警察密着ドキュメントとかありますがパパラッチの好物はゴシップネタでしょう。テレビ局のやらせ問題などたまに耳にしますが週刊誌やタブロイド紙の方が節操が無いかもしれません。もっとも今やスマホで4Kが撮れる時代ですから素人の投稿映像の方が現実的かも知れません。先日の京王線の事件でも乗客撮影の逃げ惑う乗客と煙草を吹かす犯人のスクープ映像が使われていましたね。
以前、ネットで「地震でライオンが逃げた」などの投稿が話題なりましたが今やフェークニュースがまかり通る時代ですからパパラッチの倫理観どころではないのかもしれませんね。
ルーの顔が怖い
主人公ルーの無表情が怖い。
彼は感情の欠けているところがあるのだろう。
あまり罪悪感と言うものを感じないらしい。
冒頭から盗みは当然。
カメラを手に入れて初めての現場の撮影で、うまく行かなくても
特に気にする様子もなし。
物語が進むとさらに過激な撮影をするということをしているのを見て
面白いとは思うがまったく感情移入ができない。またルーが提供する
テレビ局のニーナも視聴率を上げるためにルーの過激なビデオを
ドンドン放送してしまう。助手といい登場人物が皆ろくでもない。
しかしそれがこの映画の独特の雰囲気を醸し出していると思う。
不快だと思いつつも最後まで、こいつ何する気だ?と目がはなせなかった。
唖然となるラスト
凄いですね。主人公演じるジェイク・ギレンホールは各作品全く別人に見えてしまう。優れた役者ですね。この映画では全くの倫理観なし、人を自在に操り始めます。ホラー映画より現実味があって怖い。実はこんな人間紛れているのではないかと思ってしまう。捕まってませんから!怖いですね〜たった一人の社員でさえ使い捨てです。社員の彼に仕事を今すぐ辞めて欲しいと願って観ていましたが、予想通り最悪の結果に。主人公は頭も切れて、野心があり仕事にも情熱があるのに何故鉄屑を集めて犯罪をしながら生活をしていたのか?お金を得て何がしたかったのか?急に仕事を変えた理由、その辺りが納得出来ないと言うか辻褄が合わないなと思いました。あれ程の才能と努力を惜しまない人なら最初から成功していそうなのに。
コロナ禍でパパラッチは減ったらしいが・・・
最初に教えてもらったナイトクローラーからやくざな商売だぞと言われたのに、さっそく夢中になるルイス(ギレンホール)。行き当たりばったりでテレビ局にテープを持ち込むと、250ドルで買ってもらえた。早速助手リック(アーメッド)を雇い、次から次へと・・車もカメラも高価なものを買い、有頂天に。事故現場に警察が到着する前に被害者の位置をずらすなど、ちょっとやばい・・・ 調子に乗ったルイスはTV局ディレクターのニーナ(ルッソ)に関係を迫る。ディレクターだが契約社員、視聴率がすべてなのだ。
ある時、レイプ事件よりも交通事故を選んだルイス。そこにはライバル社の車が電柱に激突していたのだ。僕はプロだと自己暗示をかけるかのように、冷静に撮り続けるルイス。VPN社という会社をアピールした後、強盗殺人事件が起きた時、警察より早く現場に着き現場映像を独占取材する。翌日警察もやってくるが、犯人の証拠映像は渡さず、車のナンバーから独自に犯人を突き止めるルイス。そして、次に犯罪を犯すのを待ち構えて犯人を尾行するのだ。中華料理店に犯人2人を確認したところで警察に通報。そこからは銃撃戦とカーチェイス。最大の特ダネだった。
SUVに乗った犯人が横転しながらも這いずり出てきて、助手のリックを撃つ。彼が撃たれ、死ぬ様子まで真剣に撮ってしまうルイス。もはや人間の心さえ失ったかのようだった。TV局ももろ手を挙げて喜ぶが、警察だけは犯人を知ってた上での誘発だとしてルイスを罰しようとするも確たる証拠がない。
報道のモラルなども考えさせられ、後味悪いが、世の中こういうのもアリなんだろうな・・・
社会の底辺を這いずりまわっていた男がのし上がる、爽快必至のサクセス・ストーリー!(白目)
失業中の男ルイスが、事件や事故の映像をTV局に売るフリー・カメラマンとしてのし上がっていく様子を描いたサスペンス・ブラックコメディ。
主人公ルイスを演じるのは『デイ・アフター・トゥモロー』『プリズナーズ』のジェイク・ギレンホール。
ギレンホールは製作も担当している。
第30回 インディペンデント・スピリット賞において、脚本賞と新人作品賞の二冠を達成❗️
人生のどん底にいた男が、自らの信念を貫くことで栄光を手に入れる、現代の『ロッキー』と呼ぶに相応しい作品!
…ただ一つ『ロッキー』と違うのは、このルイスという男、クズの中のクズなのであるっ!
自分以外の人間など、露程も価値があるとは思っていない、完全なるサイコパス。
映画の冒頭からクライマックスまで、徹底的にクズ!
そして、そんな男がなんのお咎めもなく社会的な成功を収めるという、とんでもない映画っ!
だがそこが良い!!
「マスゴミ」なんて揶揄されているマスメディアの世界。その歪さを体現するかのような男、ルイス。
恐怖とは「本物にみえる偽物の証拠」であると言い放つこの男は、現場を荒らし、不法侵入をし、被害者の手紙を勝手に持ち出し、商売敵は物理的にぶちのめし、殺人犯を見つけてもトクダネのために放置するという悪魔。
彼の作る映像は表層的には真実だが、其の実作り手の意思が反映されている全くのフェイク。
フェイクから真実を作り上げているという表現が正しいか。
視聴者は表層的なものだけで判断し、ニュースの情報を鵜呑みにする。
これって現実の世界でも全く同じことが行われているよね。
コロナだの不倫だの政治だので、ワイドショーの過剰な報道に踊らさせている人、身近にも結構いるんじゃない?
結局視聴者はニュースにすら刺激を求めているんだよね。
テレビニュースの欺瞞を揶揄する一方で、ルイスはインターネットを使いビジネスについて学んだという。
YouTubeを観ていても、「年収を増やす方法」だの「成功者の思考」だの「成功するビジネスマンのルーティン」だのと自己啓発的な動画がゴロゴロしている。
ネット社会に蔓延する「資本主義こそ正義!」的な教えを完璧に吸収した男、それがルイス。
ライバルを蹴落とし、他人から搾取し、倫理観を捨て去ることで成功を収める彼の姿は、ブラック企業そのもの。ルイスみたいな目つきをした人間って、結構居ますよね…。
完全なるクズ野郎なのに、何故か彼の活躍を見ていると胸がすく思いがする。ダークな作品なのに何故か爽快感がある。
これは自分では出来ないことを軽々とやってのけ、目的の為に手段を選ばず、貪欲なまでに食らいつく彼の姿に憧れを抱いてしまうからだろう。
『ダークナイト』のジョーカーにも似たような感情を抱いた。
誰しもが、ルイスのように人生フルスロットルで生きてみたいという欲望、あるんじゃないかな?
資本至上主義的競争社会を皮肉り、視聴率至上主義のテレビニュースを揶揄し、ネットを鵜呑みにする奴らすらも嘲笑う完璧なブラック・コメディでしょうコレは!
ルイスとディレクターのニーナがいい雰囲気になっている、その間から彼らを見つめている映像の中の部下リック…。この構図完璧すぎる…!
本作が監督デビューであるダン・ギルロイさん、いきなりこんな映画作れるなんて一体何者っ!?と思って調べて見ると、この人個人的オールタイム・ベスト級映画『落下の王国』の脚本家じゃん!
この人天才なんじゃねぇの!?
ダン・ギルロイのセンス、個人的にビチっと合うようです。
信頼できる男ジェイク・ギレンホール。
本作でも最高の演技を見せてくれる。10kgほど減量したという彼の表情は、頬が痩けているのに目だけがギラギラしている。
三白眼を通り越してもはや四白眼。あんな目をすることが出来る人間が彼以外にいるのだろうかっ…!?
ホアキン・フェニックスと並び、サイコパスをやらせたら右に出るものはいないね。
本作のギレンホールはもう殆どジョーカーだったよ。というよりジョーカーより怖かったよ😨
素晴らしい映画だった!!
映像の美しさからシナリオの流麗さ、キャストの演技、音楽、全てにおいて言うこと無し!
最後のセリフ「自分がやらないことを君たちに要求しない!」を聞いた時、思わず拍手しちゃったよ。
もちろん、本作が合わないという人もいると思います。
人によってはルイスが胸糞悪すぎてムカムカするかも。
でも、個人的にはこういう善とか悪とか超越した変人大好き💕ジョーカーとか『家族ゲーム』の吉本とか。
お気に入りの映画がまた一本増えました〜♪
※
製作費:850万ドル(約9億円)
興行収入:5,030万ドル(約53億円)
…大ヒット!
ジェイク・ギレンホールの可愛くも恐ろしいそのお顔
ずっと気になっていた作品。
無職の男が見つけたパパラッチという仕事、パパラッチと言っても有名人を追っかけるのではなく、身近な事件や事故を車で追うというものです。
誰よりも先に特ダネを手に入れるため、どんどんと仕事の仕方が過激になっていき…
ナイトともあって夜の描写が良かった。
夜の街を走り抜ける一台の赤い車にギョロ目が恐ろしいギレンホール。
ここ最近見たクズキャラで1番やばいやつでした。
もちろん、この仕事についたからというのもありますが、ルーは完全にサイコパス。
案外、あの強盗殺人者たちよりも怖いかも。
警察よりも早く現場に駆けつけ映像を撮って、通報すらしない。
警察にも平気で嘘をつき、良きライバルも良き相棒もネタになるならみんなポイ。
そんな超クズ野郎ルーさんも最後には、いえ、なんと成功を収めます。
最後の畳み掛けるような展開、そして悪が救われるという胸糞具合。
マスコミの闇も描かれていて、表面上は事実を伝える正義のようですが、数字を取るために裏ではブラックな取材方法を行う姿には実際もそうなんじゃないかと恐ろしくなりました。
普段よく見るスクープ映像も…どうなんでしょう?
ところで、冒頭の警備員は一体どうしたんでしょうかねぇ…?
以下余談です。
先日最終回を迎えたTBSドラマ『MIU404』にナイトクローラーチャンネルという名前でナウチューバー(架空のものです)をやっている特派員RECというキャラクターが出てきます。
彼の部屋にこの映画のポスターが貼ってあるんですが、今回映画を観てみて色々と納得しました。
RECのスクープを撮ろうとするあまりのしつこさや髪を後ろで結ぶ様子は確かに似ていました。
ルーはテレビに映像を売ることで報酬を得ることを目的としていますが、RECは現代的に動画の再生回数を稼ぐため(結果的にお金を稼ぐことに繋がりますが)。
このドラマも面白いので気になった方は是非!
天職
ジェイク・ギレンホールの目が怖い!!暗闇で光る大きな青い目😱
ナイトクローラーとはパパラッチのこと。
特ダネを撮るために死体を動かしたり、不法侵入したり、相棒を嵌めたり、、、。しかも駄目だと分かってやっているからタチが悪い。常識がないんじゃなくて、サイコパス・ソシオパスである。こういう人たちは話術が半端ないらしい。ルイスもそれに漏れず。
テレビとかのメディア業界に就職したいと思っていたけど考えさせられる。「みんなが興味あるのはダウンタウン(治安が悪い地域)の犯罪ではなくて、郊外に忍び寄る都市犯罪」はその通りだと思った。
ジェイク・ギレンホール本人の性格を知っているから優しい顔だなと思っていたけど、これを見たら怖い顔にしか見えなくなった。
怒って鏡を割るシーンはアドリブで、実際は割るつもりは無かったけど感情が入りすぎて割れたらしい。しかも手が血だらけに。俳優魂がすごい。
非情さに全然共感できない、のが逆に狙いなのか?
ストーリー性を求めると何もない。
主人公に感情移入できない。
でもそれが逆に映画の狙っているところなんだろう。
やけに植物に水をやってるのがレオンを思い出すけど
そんな心温まるストーリーを期待してはいけなかった…
続編を作りたいようなエンディングだけど…
個人的には惹かれるものはない
新しいダーティーヒーロー
馳星周の小説みたく最後は破滅するのかと思ったら、ダーティーヒーローとしてさらに輝いていくことに。嫌悪感を通り越して、小気味よくすらあった。
ジェイク・ギレンホールの演技力は凄いね。人を人と思わないサイコパスを見事に演じている。ルーは、人としての感情が抜け落ちてるから相手の気持ちは尊重しないし、見殺しすることになっても良心が痛まない。感情がないというか完全に制御できると交渉も有利に運べる。
成功者にサイコパスが多いと言われているけれども、たしかにそうだと思う。結果として、社員や部下を使い捨てすることになっても会社を維持しないと生き残れないし、従業員の給料を抑えて自分が利益を独り占めしないと富豪になれない。
使い捨てどころか、殺されてしまったリックに同情する反面、ルーになってみたいと思う気持ちがどこかにあるよね。自分のメンタルじゃ絶対無理だけど。
予想に反して
最近、ジェイク・ギレンホールに注目している。本作はそのジェイク・ギレンホールあっての作品。他の人がサイコパスという表現を使われているが、主人公の常軌を逸した没入ぶりを本当に見事に演じている。目で演じられる役者だと思う。
実のところ、見始めて早々にこの物語はバッドエンドだろうと予想していた。ところがその予想は最後まで裏切られる。何とも言えない後味を残して映画は終わる。時々思い出しそうな一本。
最後まで貫き通した冷酷さ
取材のシーンはなかなか臨場感と緊張感があって良かったです。主人公はとことん冷酷ですが、しっぺ返しは無く、最後まで冷酷さを貫き通したのもある意味潔いと思いました。
社会不適合者のサクセスストーリー(?)
よそのモノを平気でかっぱらう、職を探しに面接を受ければ即落ちる。そんな男が偶然出会った仕事が俗に云う「パパラッチ」。男はいままでの「オタク生活」を存分に活かし「パパラッチ」としてのあり方をネットで学んでいく。とにかく向上心が強い!仕事のためならなんでもやる!彼の才能はどんどん伸びていき、あれよあれという間のサクセスストーリー。進行自体は、淡々と淡々と進んでいくのだが、ところどころに挟み込まれている人間関係も自分の目標を達成するための道具でしかない。淡々としたサイコ!主演ジェイク・ギレンホールの怪演が光る一作です。
こんな映画あるんだったら、早く教えてよ〜
Amazonプライム・ビデオで偶々アンテナに引っかかって鑑賞したら、約2時間ダレるコト無く、まー面白い。
公開当時、どれだけ宣伝してたのか知りませんが、こんな映画あるんだったら早く教えてよ〜!(自分の情報不足…)
クソの主人公がクソ道を極めて成功するのか、相棒に出し抜かれて没落するのか、どっちに転んでも好きだなぁと思って鑑賞してました。
結果、クソ界においてのハッピーエンドでフィニッシュ!
劇中の相棒や鑑賞してる自分が持っている中途半端な正義感、道徳心、セコイ損得感情を一刀両断されて、逆に清々しい気分になりました!
狂ってる。
ルイスブルームは最初からどこかおかしい男だった。
それがカメラに出会って天職を見つけてしまった。
もともとサイコパスなところはあったけれど、どんどん過激な映像を求めるようになり、死体を動かしたり、人を助けずに見捨てたり、事件の起こる場所を操作しようとする、そしてその全てがうまく言ってしまう。
ルイスを演じるジェイクギレンホールも他の作品とは違い一目見て、どこか狂っているような表情を作り上げていた。
ギョロ目
まばたきしてくれー!
目が乾く…
まじで気味わるいし、どクズな主人公。
描写が徹底的で面白い。
しょっぱなからクズ鉄泥棒だし、いーなーその時計って思ったらぶん殴って奪う。気に入って普通にしてるし。
ケバくて、同じくらいクズなおばさんと寝るっていうのもおぞましくて笑っちゃう。
他のクズ行為は想像できたクズさだったけど、これは超えてきた。まじできもい!笑
勧善懲悪が好きだけど、これはそうならなくて良い。
だって現実としてそうだしね。
ジェイクギレンホールはなんか気になる俳優さん。これ観て、若干見る目変わったけど。笑
全51件中、1~20件目を表示