ナイトクローラーのレビュー・感想・評価
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良い映画だけど、個人的に嫌い
良い映画でしたね。
でも個人的には演技が良すぎて、「こいつ嫌いだーーー」ってなりました。
評価が高いのもわかる狂気がありました
しかし、それは僕的にはあまり好きではない狂気だったなと思いました。
ちょっと現実に有り得そうな狂気だったからです。
エンタメよりの狂気だったらもっと映画っぽく見れたのになと思いました。
常に冷静で、犯罪までは侵さない(死体の位置ずらすだけ)、そして需要もあり、金になる。
脅すのも控えめで、暴力もなし。洗脳くんでもなく、屁理屈とレトリック。
完璧すぎる文句でもなく、中途半端な知識感。
終始しっくりくることもなく、単純にこいつ嫌いだなと思わせてくれた。
いい役者ですね。
ジェイク・ギレンホールの可愛くも恐ろしいそのお顔
ずっと気になっていた作品。
無職の男が見つけたパパラッチという仕事、パパラッチと言っても有名人を追っかけるのではなく、身近な事件や事故を車で追うというものです。
誰よりも先に特ダネを手に入れるため、どんどんと仕事の仕方が過激になっていき…
ナイトともあって夜の描写が良かった。
夜の街を走り抜ける一台の赤い車にギョロ目が恐ろしいギレンホール。
ここ最近見たクズキャラで1番やばいやつでした。
もちろん、この仕事についたからというのもありますが、ルーは完全にサイコパス。
案外、あの強盗殺人者たちよりも怖いかも。
警察よりも早く現場に駆けつけ映像を撮って、通報すらしない。
警察にも平気で嘘をつき、良きライバルも良き相棒もネタになるならみんなポイ。
そんな超クズ野郎ルーさんも最後には、いえ、なんと成功を収めます。
最後の畳み掛けるような展開、そして悪が救われるという胸糞具合。
マスコミの闇も描かれていて、表面上は事実を伝える正義のようですが、数字を取るために裏ではブラックな取材方法を行う姿には実際もそうなんじゃないかと恐ろしくなりました。
普段よく見るスクープ映像も…どうなんでしょう?
ところで、冒頭の警備員は一体どうしたんでしょうかねぇ…?
以下余談です。
先日最終回を迎えたTBSドラマ『MIU404』にナイトクローラーチャンネルという名前でナウチューバー(架空のものです)をやっている特派員RECというキャラクターが出てきます。
彼の部屋にこの映画のポスターが貼ってあるんですが、今回映画を観てみて色々と納得しました。
RECのスクープを撮ろうとするあまりのしつこさや髪を後ろで結ぶ様子は確かに似ていました。
ルーはテレビに映像を売ることで報酬を得ることを目的としていますが、RECは現代的に動画の再生回数を稼ぐため(結果的にお金を稼ぐことに繋がりますが)。
このドラマも面白いので気になった方は是非!
メモ
・メディアのあるべき姿を考えさせられる作品。資本主義の枠組みにおいては、本作品のように視聴率至上主義に陥り易い。
・社会構造(貧富の差が大きい)、テレビ視聴者の属性(低所得、低学歴層が)、アメリカの社会問題(人種差別等)から自助努力では情報の真正性を担保させ難い。帰省などの仕組みの導入が必要ではないか。
・フレーミングやストーリー創作をすることで情報の受け手に画一的な印象を与えている事がよくわかる。
・本来プロダクトアウトであるべきメディアがマーケットインになった結果、情報操作や特定の内容に偏重した報道を生み出している。
・主人公の成り上がりストーリーが妙に気持ちがよく、重苦しいテーマの割に爽快な気分で見られる。一部法令違反をしているものの、真っ当な努力をしている点も好ましい。(トライ&エラー、PDCA、相手を揺さぶる交渉術、雇用によるレバレッジ、無駄のない設備投資)
これもアメリカンドリームか
最初から最後まで胸くそ悪いという、なかなかない映画です。感情の起伏の幅が非常に抑えられ胸くそ悪いとしか思わないのだが、主人公ルーの感情の高まりとその抑制が面白く、ブロークバックマウンテンのお兄さんとは思えない醜男ぶりがまた良くて、なかなか味わえ深い作品でした。しかし胸くそ悪すぎて、誰のためにもならない、社会正義や社会利
これぞ天職
事故現場の悲惨な状況だけを狙って撮影するカメラマン。
こんな不幸な状況をなんとも感じない、主人公ルーのサイコっぷり、邪魔する奴は容赦なく潰す非情さ、どんどんのし上がっていく様はまさに天職だと思った。
それと、アメリカの報道の異常さにビックリした。日本では考えられない過激さ、それを求めている視聴者。
ジェイクギレンホールの怪演が主人公への不快感に大きく貢献してた。
特に、カメラマンとして参加した一度目の現場で、別のカメラマンの後ろをついてった時のあの距離感の近さ、表情にめちゃくちゃ気持ち悪さを感じた。
一番タチの悪い人間
ジェイクギレンホールの演じる主人公、ルーのサイコパスっぽい目つきがまず最高に不気味。(感情が無いというか、一定の感じ。とても上手です。)
いますよね、こう言うタイプの人間…。関わりたくない人間一位です。無意識のモラハラ、頭が良いので最もらしい言葉で他人を丸め込み、無慈悲。
おまけにサイコパス。
こういったタイプを上司など職場で上の立場にもつと、とても厄介。
そして自分の都合に良いように頭を使うので、なかなか死なない。しぶとく生きる。ボロが出そうになると丸め込む。めちゃくちゃ怖いです。
あー、、胸糞悪かった。
おかしな世界
この業界は正直狂ってると思う。
ジャーナリズムとは一線を画す、とりあえず刺激的な映像が撮れれば何でも良いという世界。
もちろん、映像撮る側の倫理の問題もあるけど、この映像を本当に求めているのは誰か?ということを考えると、主人公だけが狂気に囚われているわけでもない。
視聴者含め、全員が共犯。
そして、最後こういう終わり方をするとは・・こんな手口を使った男が、ごく普通に(おそらく有能な人間として)仕事をし続けられる。
これがこの世界の現実なんだろうな、って感じる。
そういう終わり方。
己を受け入れどこまでも愚直に歩むクズ
ギレンホールの演技が光ってた。
ネットでかき集めた格言ばかり使う薄っぺらなクズ(ギレンホール)のサクセスストーリー。
根本的に歪んでる人間が成功していく様は胸糞悪いものだけど、その愚直さはどこまでもマスコミに適したようにも思えて、ただ感じ悪いだけの映画にはなっていない。
むしろ惹かれるものすらある。
報道も商売である以上、プロパガンダであり、そこに人の欲がある。
二重思考を経て、全てが偽善の上に成り立つ。
天職
ジェイク・ギレンホールの目が怖い!!暗闇で光る大きな青い目😱
ナイトクローラーとはパパラッチのこと。
特ダネを撮るために死体を動かしたり、不法侵入したり、相棒を嵌めたり、、、。しかも駄目だと分かってやっているからタチが悪い。常識がないんじゃなくて、サイコパス・ソシオパスである。こういう人たちは話術が半端ないらしい。ルイスもそれに漏れず。
テレビとかのメディア業界に就職したいと思っていたけど考えさせられる。「みんなが興味あるのはダウンタウン(治安が悪い地域)の犯罪ではなくて、郊外に忍び寄る都市犯罪」はその通りだと思った。
ジェイク・ギレンホール本人の性格を知っているから優しい顔だなと思っていたけど、これを見たら怖い顔にしか見えなくなった。
怒って鏡を割るシーンはアドリブで、実際は割るつもりは無かったけど感情が入りすぎて割れたらしい。しかも手が血だらけに。俳優魂がすごい。
かなり良かった!
主演のジェイク・ギレンホールがめちゃめちゃ良い!ヤベぇ奴の演技が最高にキマッてる!
昨今の日本の報道も異常と騒がれ、視聴率が取れれば何をしたっていい!というあながち共感も出来る部分のある映画だった。あと少しタクシードライバー感を感じた。
非情さに全然共感できない、のが逆に狙いなのか?
ストーリー性を求めると何もない。
主人公に感情移入できない。
でもそれが逆に映画の狙っているところなんだろう。
やけに植物に水をやってるのがレオンを思い出すけど
そんな心温まるストーリーを期待してはいけなかった…
続編を作りたいようなエンディングだけど…
個人的には惹かれるものはない
新しいダーティーヒーロー
馳星周の小説みたく最後は破滅するのかと思ったら、ダーティーヒーローとしてさらに輝いていくことに。嫌悪感を通り越して、小気味よくすらあった。
ジェイク・ギレンホールの演技力は凄いね。人を人と思わないサイコパスを見事に演じている。ルーは、人としての感情が抜け落ちてるから相手の気持ちは尊重しないし、見殺しすることになっても良心が痛まない。感情がないというか完全に制御できると交渉も有利に運べる。
成功者にサイコパスが多いと言われているけれども、たしかにそうだと思う。結果として、社員や部下を使い捨てすることになっても会社を維持しないと生き残れないし、従業員の給料を抑えて自分が利益を独り占めしないと富豪になれない。
使い捨てどころか、殺されてしまったリックに同情する反面、ルーになってみたいと思う気持ちがどこかにあるよね。自分のメンタルじゃ絶対無理だけど。
予想に反して
最近、ジェイク・ギレンホールに注目している。本作はそのジェイク・ギレンホールあっての作品。他の人がサイコパスという表現を使われているが、主人公の常軌を逸した没入ぶりを本当に見事に演じている。目で演じられる役者だと思う。
実のところ、見始めて早々にこの物語はバッドエンドだろうと予想していた。ところがその予想は最後まで裏切られる。何とも言えない後味を残して映画は終わる。時々思い出しそうな一本。
最後まで貫き通した冷酷さ
取材のシーンはなかなか臨場感と緊張感があって良かったです。主人公はとことん冷酷ですが、しっぺ返しは無く、最後まで冷酷さを貫き通したのもある意味潔いと思いました。
人間どこに適正があるかわからない。
人生最悪の瞬間に、颯爽と現れる人間嫌い。ホント最悪ですね。ジェイクギレンホールの全く本心が掴めない表情が、さらに不安感を煽ってくる。ただ、そう見えるだけで、ブルームは常に自分の欲求に素直だし、勤勉である。その不安定なキャラクターが物語すべてを作り上げていく。ラストは想定してなかった。そっちなんだ。
笑った。
ジェイクが本当にそういうヤバい人に見えてくる… そのシーンにこの音...
ジェイクが本当にそういうヤバい人に見えてくる…
そのシーンにこの音楽持ってくる?っていうチョイスがセンスあるなーと思った
社会不適合者のサクセスストーリー(?)
よそのモノを平気でかっぱらう、職を探しに面接を受ければ即落ちる。そんな男が偶然出会った仕事が俗に云う「パパラッチ」。男はいままでの「オタク生活」を存分に活かし「パパラッチ」としてのあり方をネットで学んでいく。とにかく向上心が強い!仕事のためならなんでもやる!彼の才能はどんどん伸びていき、あれよあれという間のサクセスストーリー。進行自体は、淡々と淡々と進んでいくのだが、ところどころに挟み込まれている人間関係も自分の目標を達成するための道具でしかない。淡々としたサイコ!主演ジェイク・ギレンホールの怪演が光る一作です。
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