劇場公開日 2015年8月22日

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ナイトクローラーのレビュー・感想・評価

全273件中、181~200件目を表示

4.0悪い奴なのに眠らない

2015年10月28日
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全編に渡って物語のバックグラウンド(というか主役?)となるLAの夜の艶めかしさよ。『ドライヴ』『アウトロー』に比肩する素晴らしい撮影。これだけでもうお腹いっぱいなのにジェイク・ギレンホールの怪演によって本作は唯一無二のものになっている。悪い奴なのに眠らない…

報道のあり方を問う社会派サスペンスとして観るのが正しいだろうけど俺は仕事映画としても観た。そうなるとなんか説教されよるみたいでちょっとしんどかったな…意識低いゆとり世代の僕です

ちょっとGTAっぽさもあったな

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ヒートこけし

5.0ジェイクになりたい

2015年10月25日
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なんだろうか、チューインガムで痩せたジェイク・ギレンホール、もはや最初から不気味でやつていることが人間ではない。
しかしながら、彼の演技力は凄すぎる。
これは、ジェイクにしかできない役柄である。
不気味、気持ち悪い、という評価が多いが、彼のファッション、髪型はなぜか素敵に見える。
発狂するシーン、なぜか1人で大笑いするシーン、何においても完璧である。
年上の女性が好きなんだ。と上司に迫るシーンや、その女性に俺は仕事ができる、こないだ焦らしやがって、とか言うシーンもあるが、それさえも魅力的に見える。
とりあえず、今年一番の映画であることは間違いなし。観るべき映画である。

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chizooey

5.0夜を這い闇を食む

2015年10月25日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

“ナイトクローラー”とは、むごたらしい犯罪や事故の現場にいち早く駆け付けて撮影し、
その映像をテレビ局に売り込む者たちの俗称なのだそうだ。
視聴者の食いつく刺激的な映像であるほど、映像の値も上がる。
映画に登場するプロデューサー・ニーナの弁を借りれば、
「被害者が富裕層の白人で、犯人が貧困層やマイノリティならなお良い」。

ケチな仕事で生計を立てていた主人公ルー・ブルームは、たまたま
居合わせた事故現場でその商売を知り、自らもその世界に足を踏み入れる。
初めこそ見よう見まねで仕事をしていたルーだが、極めて貪欲で
手段を選ばない彼は、その業界でみるみる内に頭角を表していく。
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警察無線を傍受し、血生臭い現場を求めて夜の街を疾走するルー。
屍肉の臭いを嗅ぎ付けて血眼になる姿はさながらハゲワシだ。
最初に頭に浮かんだのはハイエナだったが、ハイエナは群れで動き仲間意識も強い。
ルーは違う。全く違う。

細長い体躯にぎょろりとした目玉、常ににやにや笑いを貼り付けたこの男は、
薄気味悪くは見えるものの、腕っぷしは強く無さそうだし、フランクで饒舌だし、
パっと見はよほど危険な人物には見えない。
だがその実、映画冒頭のような唖然とするような真似を平気でやってのける男であり、
協力してくれる人間さえも脅し嘲り罵り骨の髄までしゃぶり尽くすような男である。
1シーン、たったの1シーンだけ、彼が激昂するシーンがあるが、
そのゾッとするような剥き出しの怒りは忘れ難い。餓鬼さながらのあの表情!

彼は……なんと言い表せばいいか……
ちょっと手を伸ばして醤油の瓶を取るような感覚で、
相手の顔面を殴って財布を持ち去るような、そんな感じの男。
彼にとって『欲しいものを手に入れる』のは至極当然の事で、その為に他人が苦痛を被っても
気にも掛けない。いやむしろ、それを必要なプロセスだと考えている節さえある。
同情とか憐憫とかそういった感情が、彼からはごっそり欠如してしまっているのである。
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他人の不幸を食い物にするこの業界において、ルーの特性はまさしく天賦の才だった。
彼は他人のテリトリーを易々と侵し、誰の死も気兼ねなく撮り、より大きな獲物のために平然と他人を犠牲にする。
おまけに彼は勤勉だ。ネットや協力者から得た情報をスポンジのように吸収し、
知識として巧みに使いこなす……特に他人を懐柔あるいは出し抜く手段として。

そんな危険極まりない人間が、この映画で描かれる世界ではヒーローとなる。
人の死を苦痛を食い物にすればするほどに持て囃(はや)され、金と名声によって
さらなる装備とバックアップを手にし、より多くの屍肉を求めて這い回る。
この男はとんでもなく狂っているが、それを是として崇める世界も同じくらいに狂っている。

まあ、モラリストぶって話す自分自身、
『世界の衝撃映像スペシャル』みたいな番組はついつい見てしまう人間である。
内にある暴力衝動なのか、はたまた薄れかけた生存本能を刺激されているのか、
遠回しであれそういうビジネスに荷担している一人なのかもしれないと考えると……ううむ、複雑。
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本作を傑作『タクシー・ドライバー』と比較する向きがあるが、正直、同じくらいに薄気味悪かった。
ジェイク・ギレンホールの名怪演に圧倒されっぱなしの118分間。
後ろめたい衝動を刺激するアンダーグラウンドな世界、そして、
社会に交じるには危険過ぎる人間を助長させるような土壌、
それらを垣間見られる不気味な傑作。
自分がどんな死に方をするか分からないけれど……こんなトチ狂ったハゲワシの、
大きく冷たい瞳孔に見つめられながら死ぬのだけは御免被りたい。

<2015.10.18鑑賞>

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浮遊きびなご

5.0報道から見た資本主義

2015年10月23日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

結構期待して観に行ったのですが、期待を裏切らない凄いストーリーでした。物語が進むにつれて主人公がどんどん狂っていく姿が非常に緊張感をそそるものでした。最後の方の主人公の行動はさすがに衝撃を受けてしまいました。

また、主人公や周りの人物が視聴率や利益にとらわれていく姿を見て、報道という立場から見た資本主義の危うさをじかに感じることが出来てできて非常に良かったです。

この作品には非常に感銘を受けました。満点の5点とさせていただきます。

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大妖精

4.0¨ナイトクローラー¨が日を浴びる時

2015年10月23日
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sakatea

3.5どこまでやるんだこの人、、

2015年10月20日
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こんなに後味悪い映画は久しぶりに見た
全くと言っていいほど救いがなくて
ルーの成長?堕落?を映し続ける映画
胸糞悪いはずなのになぜか引き込まれて
どこまでやるんだこいつみたいな。

他人の不幸に顔を出す
これが成り立つのは求めてる視聴者がいるからなんだとも考えさせられたり。

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Naoya

4.0怖い

2015年10月17日
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怖い

かなり後味悪いけど、それ以上にジェイク・ギレンホールの演技がすごかった。ちょっと痩せていてなんか怖かった。

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むった

4.0怪演

2015年10月14日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

ジェイク・ジレンホールの静かな狂気が淡々と怖い
1シーンだけ感情が荒ぶる所があるけど
それ以外は至って冷静に狂ってる様が必見
ずっとギョロ目なとこがまた…
手に汗握るわけでも無く
強烈な恐怖を感じるわけでも無く
でも話が終わるまで何とも言えない雰囲気に
知らずに飲み込まれてゆく
そんな作品

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lania9969

5.0"死肉"を喰らう狼に、自分がなった気分になった…。

2015年10月12日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

どんどん技術を得る度に、モラル欠如の行動加速…。嫌悪感が増していくのに、半分真逆に魅せられてって、それを痛快と思うことも、おそろしながら何度かあった。
とにかく主役のルー・ブルームがそれほどこっちを引っ張ってく。野生動物の嗅覚と瞬時に閃く観察眼、それがとにかくグッと来るほど、研ぎ澄まされてて躊躇がない。こんなバランス感覚の脚本、書けることが羨ましいし、ジェイク・ギレンホールは最早、演技かリアルか分からなかった。
でも何より強烈なのは、疑似体験をした気分。自分がルーになった気分で、ナイトクローラー世界を体感…。3Dの倍ぐらい、客であるのを忘れたよ。
綺麗事を並べ立てる、人の反応見てみたい。

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平田 一

3.5アメリカらしい自己顕示欲で。

2015年10月12日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

すさまじく自己中なパパラッチをギンレイホールがたんたんと演じているのがすごい。こそどろからえげつない映像オンリーのパパラッチになり上がるまで実に緻密に計算された悪徳人生まっしぐら。
完璧に批難されるやつを迷う事なき精神で顔色ひとつかえず突き進むすがたが実にこわい。
ありそうな話でこわし。

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peanuts

4.0キモ面白い

2015年10月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

タクシードライバーを彷彿とさせた

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hanataro2

4.0ギレンホール

2015年10月10日
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短期間で体重を減らし役に望んだ
ギレンホール渾身の作品。
真実なのか役になりきっているのかも
観ている間に分からなくなるくらいに
出来上がっていた。

作品としていいとは思う。
アメリカ公開日が分からないけど
来年賞とるのでは?

しかし、本当に嫌いな類。
自分の仕事の為なら、部下の死までも
売る様な人間。
彼は以前自分が悪事を働いた時
言われた事を引用したりして
頭のいいつもりのヤツ。
確かに悪智恵に関して回転が速く
ずる賢こくキモい。

エンディングは自分が事故に遭い
他のクルーに死に様を撮られるのでは?
とある期待をしたが違った 笑

劇場を出る時
頭痛と、気持ち悪さに苛まれ
この最低な気分を早く変えたいと願った。

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The music

3.5どきどき

2015年10月9日
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緊張感がすごくあり、見終わったあとに自分の肩に力が入ってたことに気づきました。
とにかくやることがすごい、スクープのためならばなんでもするといった主人公を見事に演じてくれたジェイクが素晴らしかったです。紙結んだりお水を植物にあげたりアイロンをかけたりするジェイクがとにかくかわいい←
結末も少し驚きましたが、なんでもやるってこういうことか、、、と改めて思いました。

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まる

5.0素晴らしい!

2015年10月8日
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ゴーンガールに匹敵するくらい、自分の中では最高傑作!
エンディング、受け入れ難いけど、ちゃんと完結する。
ゴーンガール受け入れられる人はぜひ!
上映館が少ないのが、不思議なほどの作品。
自分の中では今年の作品で間違いなくNo.1!

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キチ

5.0文句なしの傑作

2015年10月7日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

ジェイクギレンホール演じる主人公がとにかく気持ち悪い!笑
だが、鑑賞しているうちにカッコ良くも見えてくるから不思議だ。
物語的にはサクセスストーリーなのでそれ特有の視聴後の爽快さはあるのだが、それをそのまま受け入れてしまっていいものかと思っていたが、他のレビュアーの方の表現でスッと腑に落ちる。「黒い爽快感」。まさに言い得て妙。公開館が少ないのが残念。もっと見やすい環境にしてほしかったなぁ、もったいない(´・ω・`)

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ぱんだまる

4.0映画史に残る悪役

2015年10月5日
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予告編からもうギレンホールの目力に引き込まれて鑑賞。

いやぁ...ヤバかったっすわ...
あんなにクズっていうかひどいヤツなかなか居ないよ...っていうか悪魔だよ...

けど今だけヒドイと逆に応援したくなる感じ...

今年のベストになる1作なのは、間違いないですわぁ...

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映画好きの販売員

3.0承認欲求の塊

2015年10月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

主人公は低学歴でまともな就職口を見つけられずにいる。ただし彼は、ビジネススクールや自己啓発書で勉強をしたかのような、人間観や処世術を滑らかに語り、他人の仕事の肝を的確に把握する勤勉で賢い人物である。
このような人物に与えられる物語は成功譚の他に考えられないだろう。そして本作もその鉄則からは寸分もはみ出てはいない。ただし、多くの観客のモラルに反する手段を積み重ねて、彼は成功を手にしていくのだ。
泥棒をして手に入れた品物を売り飛ばしている相手に、自分が勤勉で良く働くから雇ってもらえないかと売り込むのだが、その相手は「泥棒やってたやつは雇わない。」と当然のように断る。承服しかねたような顔をした主人公の男に、感情移入できる観客はいるはずもなく、早々にこの男への共感を禁じられたことを彼らは悟ることになる。
凄惨な事故の映像を売り込むテレビ局の人間相手に金額を交渉する彼は、金銭欲からというよりも自分の存在感や自分の仕事やの評価を高めたいことがはっきりしている。
年増の番組プロデューサーに、ビジネスの交換条件として男女の関係を迫ることも、自分の優位を相手に認めさせ、交渉のペースを作っているのは自分のほうであることを自他ともに感じることが大切なのだ。一昔前なら、この関係はプロデューサーが男で、上昇志向の強い女がそいつと寝るというのが物語の常套句ではなかっただろうか。このジェンダーとセックスのねじれが、物語の現代性を象徴していると同時に、この主人公の男のやっていることが少し前なら、「女の腐った」(この言葉自体が女性そのものを蔑視していることも含めて)のがすることだということを観客に示している。
このように映画は、この主人公への観客の共感を徹底的に排除すべくこの人物像を提示している。その試みが非常に上手くいっている。
我々が生きる社会の過度の承認欲求の根源に迫ると言って良い人物造形に戦慄を感じる。

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佐分 利信

4.5ルー・ブルームのヒーロー映画

2015年9月30日
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とんぺー

4.5黒い爽快感

2015年9月29日
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ゲルゲ13

3.5メディアが伝えていることは本当に真実なのか。 情報の複雑化や多角化...

2015年9月28日
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メディアが伝えていることは本当に真実なのか。
情報の複雑化や多角化が進む中で、我々の峻別能力が問われる時代だとゆうことを考えさせられる映画だ。

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ピケ男
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