「不屈のヤジ馬根性と、金への執着。そして尊大な虚栄心。これらが主人公...」ナイトクローラー 羚羊の脚さんの映画レビュー(感想・評価)
不屈のヤジ馬根性と、金への執着。そして尊大な虚栄心。これらが主人公...
不屈のヤジ馬根性と、金への執着。そして尊大な虚栄心。これらが主人公ルーを突き動かし続けた。
さも、もっともらしいことを言いながら周りの人間を巻き込み、殺人も交通事故も、飯の種になろうものなら手段を選ばず、突き進む。
そこに戸惑いや同情は一切ないと言っていい。
しかし、人間が視覚の情報を最も信用することをルーは直感的に分かっており、どう撮れば一番刺激的かも心得ているので、行動にある種の潔ささえ感じられる。
ロサンゼルス=犯罪都市のイメージは、我々がこれまで見てきた数々の映画やドラマによって知らぬまに刷り込まれていただけでなく、本作に登場する「事件事故パパラッチ」の暗躍があったからだろうと改めて感じた。
ただ、レネルッソが演じた役がちょっとキャラクターが弱い気がした。
そのくらいジェイクギレンホールがドギツかったんだが。
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