劇場公開日 2015年4月10日

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「二重にも三重にも」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5二重にも三重にも

2015年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

バードマンである。そう「バードマン」というタイトルでなければならない。この映画のためにも、そして米映画のためにも。サブタイトルの「あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」である。そう、全編を観終わった時、その本人は「無知」であり、それゆえに「期待」し、最終的に、それを自嘲しなければならないことに気づかされる。

自分の期待はなんだったのか、自分はこの映画に何を望んでいたのか、それをすべてうっちゃられる。

わかったつもりでいて、逆に嘲りの対象となる。

これは、映画の脱構築なのだ。

critique_0102