「二重にも三重にも」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)
二重にも三重にも
バードマンである。そう「バードマン」というタイトルでなければならない。この映画のためにも、そして米映画のためにも。サブタイトルの「あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」である。そう、全編を観終わった時、その本人は「無知」であり、それゆえに「期待」し、最終的に、それを自嘲しなければならないことに気づかされる。
自分の期待はなんだったのか、自分はこの映画に何を望んでいたのか、それをすべてうっちゃられる。
わかったつもりでいて、逆に嘲りの対象となる。
これは、映画の脱構築なのだ。
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