「うーん、わからん!」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ほにゃららさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん、わからん!
読解力が必要な映画。
主人公の置かれた状況や、共演者たちのドタバタぶりが単純に面白かったりしたが、個人的には解釈しづらい点がチラホラあり、最終的にはなんだかよくわからないまま観終わってしまった。
まさに『バットマン』をリアルタイムで観て好きになり、そこでマイケル・キートンを知ったクチなので、彼自身の話であるかのように観ていたが、パンフのインタビューによると、キートン自身は主人公に全く共感しないと語っている。
思い返すに、劇中に度々登場する「バードマン」やある能力は、主人公が自分自身を守るためのプライドや自己顕示欲、自己愛の象徴だったのかもしれない。
そんな「バードマン」とのラストシーンでの変化が、何をきっかけに何処で起こったのか?いまひとつ掴みきれなかった。
オールワンカットの映像は、主人公やその周りの状況(+変化)を余すことなく伝えるのに効果的だったとは思うが、ちょっとトリッキー過ぎる気もする。
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