「この映画は見る人を選ぶ」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) のりぴーさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画は見る人を選ぶ
クリックして本文を読む
予想外に評価が低かったので、期待はしていなかったけれど、観てよかったでした。
俳優陣の狂気に満ちた演技。
カメラワークと展開。
ドラムのリズム。
展開の読めない緊縛感とそれがもたらす爆笑の数々。
そして最後に訪れる奇跡と救い。
あっと言う間の二時間でした。
オスカー云々は置いて、久しぶりに「完璧に身を浸せた」パーフェクトな作品。
皆がいうほど、難しい映画かしら?
この映画は挫折と奇跡を描いたとてもとても上質な寓話にしか思えない。
40過ぎたオジさんにはビシバシと届いてきました。
でも自分が20〜30代だったらキートンに感情移入できてなかっただろうし、ラストで起きた奇跡も理解できなかったかもしれません。
この映画は見る人を選ぶ。
正確にはキートンとどれくらいコンテクストを持っているか?で見方が全然変わってくる。
ラスト、キートンは死んでないです。
間違いなくハッピーエンド。
コメントする