「よかった」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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マイケル・キートンの超能力が一体なんだったのか、意味が分からないけど、でも面白い。超能力ができても実生活では何の役にも立たない。
『ファイトクラブ』でヘナチョコだったエドワード・ノートンが偉そうにしていて、しかしそんな彼もインポだったりと人生の悲哀をにじませていてた。
予告ではブリーフ一丁でブロードウェイを歩き回る場面でかっこいいソウルミュージックが流れていたけど、どこにもその音楽が使われておらず残念だった。
劇中劇が面白そうだった。初日で主演が大怪我してその後の公演は払い戻しなのではないだろうか。お金が無さそうだったけど大丈夫なのだろうか。伝説的な話題になったから、その後は安泰なのだろうか。
頭を狙って実弾を発射して血が出ていたのに鼻の怪我で済むのは、超能力のお陰なのだろうか。
いろいろ気になった。
ほぼマイケル・キートンの目線の範囲を描いていて、エマ・ストーンとエドワード・ノートンの屋上の場面だけマイケル・キートンがいなかったように思う。
昨日見た『シェフ』もネット炎上がテーマの一つだったが、この映画でも炎上していた。ハリウッド俳優は動画の再生回数に過敏なようであった。落ちても上がっても、どっちにしてもみんな発狂気味でテンション高かった。元気でよかった。悲惨な事やままならない事もいろいろあるけど元気を出して頑張ろう!という気持ちになった。
ユナイテッドの一番スクリーンで見れて大満足。名画座での併映なら『その男、ヴァンダム』がいいな。
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