「徹底的に映画を作るとこうなるのか。」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ARC監督/脚本 篠原隼士さんの映画レビュー(感想・評価)
徹底的に映画を作るとこうなるのか。
三谷幸喜の『ラヂオの時間』の冒頭シーンが映像を学ぶ学校の教材になる。舞台をすべて巻き込み、役者がカメラの前と後ろと。カメラの中で起きてない何かが映ってなくとも感じてしまう。
時間経過も気にならず、マイケル・キートンの幻覚や幻聴も素晴らしい。なにより、エマ・ストーンが抜群の演技力を見せています。
徹底的に映画を作ることがこんなにも素敵な結果をもたらすのかと改めて感じる。
がしかーし…ニューヨークタイムズの記者のキャラクターがブレブレな気がしてならないというか、掘り下げれるのを掘り下げてない手抜き感が否めない。
なるほど!本物の血を舞台で流せばニューヨークタイムズも注目するんだ!そうかそうか!
とはならない気がしますが。
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