「花にラベルを貼るだけで、美しさを視てない」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 奇妙鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
花にラベルを貼るだけで、美しさを視てない
ワンカット云々や長回しはさほど気にせずに観てた。
難解といえば難解だが、理解に踏み倒すとそれはソレで苦しい。
思い通りに進まず、障壁は次々に建てられ、何一つ取り除けないし乗り越えられない…それでも時間は容赦なく進んで行く。
培ってきたモノが逃避を許さない、過去の栄光の幻想さえも邪魔になる。
心境を辿るとなんとも重苦しい。
音楽はバードの冠らしく、しっとりとゴキゲンな雰囲気。
初見では、タイトルからそっちのバードマンかと思ってた。
音楽のキレと豪華キャストでかなり好感度上がったが…、いろんな葛藤に苛まれる作品だった。
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