劇場公開日 2015年4月10日

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「ワンカットにする必要はあったのか」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ワンカットにする必要はあったのか

2021年2月10日
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鑑賞方法:VOD

難しい

かつてヒーロー物で一世を風靡した映画俳優が、再起をかけ演劇に挑む。俳優のチョイスも絶妙で、飽きることなく観ることはできたが、面白いとは思わなかった。

かつての栄光は見る影もなく、娘との関係は悪く、若手俳優に演劇を無茶苦茶にされる。主人公が酷い状況に追い込まれていくシーンは中年の悲壮感と相まり観ていて辛くなった。特に批評家にボロクソに言われるシーンなんて観てられなかった。

全編ワンカットのように見せる撮影技術は凄いけど、1917先見ちゃうと劣って見えた。俳優の演技力を見せつけるのに長回しで撮影するのは良いと思ったけど、ワンカットライクである必要あるのかなとも感じた。

いたかわ