「これは難しい… でも凄い」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) P.N.映画大好きっ子さんさんの映画レビュー(感想・評価)
これは難しい… でも凄い
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これは難しい。シンプルだけど難しかった。
簡単に言えば、過去の大作に囚われた今では娘にも呆れられるダサい俳優が再出発を賭けて挑んだ舞台で栄光を取り戻し、過去を断ち切り家族に認められるハッピーエンドといった感じですかね。
途中バードマンになって空を飛ぶところ。あそこは現実とごちゃごちゃになってしまった。しかし、タクシーの運転手が乗り逃げとしてリーガンを追いかけることで幻想の世界だと理解できた。
ラストシーン前に妻と話し合うところでは始めて赤裸々に愛について語るんですよね。あそこに熱い覚悟を感じました。
伏線が散りばめられ過ぎて気軽には見れないですね。
理解できないとチープな映画になってしまう。
バードマンがしきりに出てきてお前にはこれしかないと語りかけてくる、舞台の演技ではマイクに主役の座を奪われ、パンツ一丁で街を駆けたことがバズってしまうなど兎に角ダサかったリーガンが最後死んでしまう覚悟で臨んだラストシーン。血のりを受け取らず本物の銃を使ったことで鼻を大怪我。顔に大きな包帯を巻くことになり、洗面台で包帯を剥がすあのシーン。あそこで過去を断ち切ったことを示しているのではと感じた。
本当に上手くやったなと思いました。
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