アメリカン・スナイパーのレビュー・感想・評価
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アメリカン・スナイパー
米海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイルは、イラク戦争の際、その狙撃の腕前で多くの仲間を救い、「レジェンド」の異名をとる。しかし、同時にその存在は敵にも広く知られることとなり、クリスの首には懸賞金がかけられ、命を狙われる。数多くの敵兵の命を奪いながらも、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは、そのジレンマに苦しみながら、2003年から09年の間に4度にわたるイラク遠征を経験。過酷な戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も、ぬぐえない心の傷に苦しむことになる。
主演
クリス・カイル
ブラッドリー・クーパー
(桐本琢也)
タヤ・カイル
シエナ・ミラー
(渋谷はるか)
上映時間:132分
戦争の悲惨さを改めて感じさせられる作品
本作は、実話を元に制作された映画です。
多少の予備知識があっても良いですが、全く知らないまま観賞しても問題ありません。
本作は、ドラマ部分にも重点を置いているため、物凄くリアリティのある構成です。
結婚し、子供も産まれて幸せな家庭を築く一方、戦地に赴き、スナイパーとして戦う。
主人公の心情が戦争によって崩れていく所などは胸が痛くなるほど重く感じます。
戦争が人に与える影響がどれ程大きいのかがよく分かり、どれ程それが残酷なものなのかも改めて痛感しました。
R-15+指定ということで、シーンによっては目を背けたくなる箇所も出てきますが、それらを「怖い」や
「気持ち悪い」で片付けてしまうのではなく、世界ではどんなことが起きているのかを全員が考えるべきだと思いました。
私は、実在の主人公の話は知っていましたが、まさかこの様な結末になることは知りませんでした。少しその点が衝撃的でしたが、本作は本当に素晴らしい作品だと思います。
心を奪った戦争
最強の狙撃主は悲劇の父親であった。
この映画で描かれる戦争はリアルで緊迫した状態だ。いつ死ぬかわからない。
これが戦争なのかと改めて思った。いや、現場はもっとひどいのかもしれない。
そんな戦争で戦ってきた一人の狙撃主。彼は何を思って戦ってきたのか。
それはまだ観てない人に考えてもらいたいと思います。
是非ともオススメします。
ブラットリー・クーパーが凄いビルドアップしてる。 映画の進行が日常...
ブラットリー・クーパーが凄いビルドアップしてる。
映画の進行が日常と派遣との繰り返しで交互に切り返して進んでいくのがいい
バーでの口説きシーンはユーモアあり
ああゆうシーンは好きだな
戦場に出てからのブラットリーは体格もあり、貫禄ある
スナイパーを描いただけあり、そこまで過激な戦争て感じでは無いが命の大切さを感じる映画
素晴らしい一作。
実話、という事もあり、終わりがとても悲しい感じで残りました。しかしながら、主人公の活躍が上手く伝わる一作だと思います。R15+だけに、激しい戦闘シーンが多数見受けられました。大人には、刺激が伝わる一作です。
エンディングでやられたってかんじ。 主人公の死(なんで?だれが?ど...
エンディングでやられたってかんじ。
主人公の死(なんで?だれが?どうやって?)
リアルな映像、無音のエンドロール。
一気にリアリティーのある。ずーーんてなった。
それがよかった。
それがなかったらあんまりかも。
全編に漂う狂気。
この映画をアメリカ人はどう見たのだろうかと気になる。
アメリカが言う正義。あるいはアメリカのごく一部の人間が言う正義と名の付いた洗脳。子供と動物を除き、まともなのは奥さんだけという救いの無さは、老い先短い(失礼)監督の焦りにも似たメッセージに聞こえた。カイルの車列に振られる多くの旗、旗、旗。そして無言のエンドロール。アメリカに盲従していく日本もこんな風になりたいのか?
暗さ
戦争映画でクリントイーストウッド監督作品とあって作品全体の暗さが気になったけれども意外と大丈夫だった。
元々自分がコメディ好きというのもあって戦争絡みの映画は取っ付きにくいジャンルだったのだけれどCMを見て観たくなった。
カイルという人物を元々知らなかったし割と最近の年代の人なんだということも全く情報のないなか見たので先入観がなく逆にすごくよかった。
戦争がいかに人の心を蝕むか、
それをわかりやすく丁寧に伝えようという気持ちがみれてすごくよかった。
イーストウッドはPTSDを主題にしがち
イラク戦争で伝説となった実在の狙撃手がPTSDに蝕まれる悲惨さを物語っており、狙撃手を英雄視していないとは思う。
しかし戦争ハイ状態の主人公、菊地成孔曰くの『監督のノリノリさ』が滲み出てるしで、もう一度鑑賞して自分の意見を整理したいと思う。
実際、戦争に行った人達はどんな気持ちでこれを観たのでしょうか? 的...
実際、戦争に行った人達はどんな気持ちでこれを観たのでしょうか?
的を得てるのか?否か?
良くも悪くも見入ってしまいました。
人形の赤ちゃんとスローモーション弾丸以外は。
色々な事を考えさせられました
余り情報も無い状態で映画を鑑賞しましたが、かなり衝撃を受けました。
ただ一方だけでは無く それぞれの家族やその生い立ちなどもわかると戦争の酷さを感じずにはおれない気持ちでいっぱいになりました。
冗談抜きで"完璧"だった…。
大論争も絶賛・批判も、見終えたあとに抱く思いも全てが一切納得できる。僕はそれを全部含めて"完璧"だって断言したい。
正解はないし、答えもないし、不正解も何も出ない。あらゆるそれぞれの沢山の意見がこの映画への答えだから。
野暮な言葉すら出ないけど、これだけは僕でも言える。一回だけでも見てほしい。その後意見を出しあってほしい。素晴らしい映画、感謝です。
アメリカが抱える深いテーマ
国際社会において、先頭に立つ事が宿命付けられているアメリカにおいて、過去から現在この先の未来にかけて抱えて行かなければいけない問題なのだと思いました。ブラッドリー・クーパーは好きな俳優さんです。役作りを徹底した上での繊細な感情の表現は素晴らしかったと思います。プロパガンダになりがちなテーマを双方の視点を絶妙に絡め、終始緊迫感の有る作品として仕上げるクリント・イーストウッド監督の手腕も流石だと感じました。エンドロールを眺めながら じんわりと涙が溢れました。
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