劇場公開日 2015年5月23日

  • 予告編を見る

イニシエーション・ラブのレビュー・感想・評価

全270件中、1~20件目を表示

3.5前田敦子を一段上のグレードに連れて行った堤幸彦監督の意欲作

2021年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「モヒカン故郷に帰る」から遡ること約1年、前田敦子は松田翔太と先に共演をしていたことになる。
この映画は、堤幸彦マジックとでも言おうか、前田敦子を一段上のグレードに連れて行った作品と
いえる。それほどに役どころとベストマッチで、前田が出演した数多くの作品群のなかでトップ3に
入るほどの当たり役と言って良いのではないか。
いやはや、それにしても「男にとって理想の女性」って一体なんなんでしょうね。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
大塚史貴

5.0巧妙な叙述トリック

2024年9月29日
スマートフォンから投稿

原作未読だが、映画のコンティニュイティ編集までも上手く利用したな。という感じ。間違いなく映像化成功なのでは?

あと前田敦子は変な女を演じさせると右に出る者はいない

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ノ

3.5良い子すぎる

2024年9月20日
iPhoneアプリから投稿

サムネの雰囲気で視聴済みかと思っていたらまだだったので観ました。

あっちゃんが良い子過ぎるままsideA終了。まあ、おねだりする場面は見られましたが程々であれば良いでしょう。
特に事件等は無いので退屈を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、このまま本当に良い子なのか、理由があるのかどっち〜と思って見ていました。

ラストまではストリーの進み方も既視感満載です。昭和の王道のラブストーリーなのでこれはこれで。

私はわかる世代ですので音楽も80あるあるも非常に楽しかったです。
ただ、深夜に1人で観たのですが、音楽🎵のところでボリュームが大きくなる感じがして都度家族のために音量調節が必要でした。

松田翔太は新入社員には見えませんね。役の上で木村文乃と大変お似合いです。

イニシエーションラブ。
余程もてる方を除き、大学時代の恋人、新卒時に出会った恋人とゴールインできなかった場合、日常生活での出会いがなくなり合コン、婚活への長旅に出る事になります。
イニシエーションラブでこの頃結婚された方はお子さんもう社会人。若久手川お給料が安いと保育料も安いし、あの頃は福利厚生も充実していて羨ましい。結婚観は受け継がれるので、お子さんも早く結婚されるとお孫さんもいらっしゃりそう。
話がそれました。

ラストに関してはヒントは散りばめられています。違和感を感じても深く考えず騙された方が楽しめます。
完全にわかってしまった人は、、つまらなかったですよね。きっと。
わからなかった人は、あそこそうだよね、ここもそう!を楽しんで下さい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
かーな

5.0予想できない大どんでん返し

2024年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

大どんでん返しが最後に来るとオチになる。
この手法がとても効果的に作られている。
バブル期の女性のある種の典型を見せられた感じが蘇ってきた。
しかもこの作品は2015年公開のようだが1987年ごろを描いている。
当然原作はもっと昔だろうが、その原作に合わせて作りこんでいるところが面白い。
2015年にはすでにこのように当時の音楽をバックで流すことはないと思われるが、敢えてそれをしている。
当時感満載だ。
しかしまんまと騙されてしまった。
男とはかくも簡単に女に操られるのだろう。
この作品の最大の魅力が最後のオチだが、鈴木達郎と鈴木夕樹のどちらの男にも同じ「たっくん」と呼ぶあたりが、完全に女性の方が賢いことを物語っている。
鈴木達郎はそれで失敗した。
同じあだ名 絶対にぼろが出ない。
そして何がどうなっているのかを回想シーンがないとわからないほど完璧だ。
鈴木達郎の視点 葛藤 カセットのB面
鈴木夕樹の視点 舞い込んできた幸せ カセットのA面
あったと思い込んでいた時間差は重なっていたのだ。
新天地東京で仕事に追われながらも新しい出会いがあって、それとなく告白されても毎週静岡に通い続ける鈴木達郎
彼の変化を繭子は見逃さなかったのだろう。
妊娠が明確になった日のマユコのアパート
決定的だった事件が机の上にあった何冊もの「本」だ。
鈴木夕樹が貸してくれた単行本
繭子は鈴木夕樹と最初に出会った時から彼をロックオンしていた。
彼女が夕樹に話していたことの多くは本当のことだろう。
彼女が隠していたのは、すでに気持ち的には元カレとなっていた達郎と付き合っていたことだけだ。
彼との思い出すべてについて、繭子は夕樹の前で「否定」したのだ。
蓋をして隠してしまいたい過去になっていた。
堕胎後の痛みを便秘としたことも恐ろしいとさえ思ってしまうしたたかさだ。
ただ、繭子は自分を本当に大切にしてくれる人を選んでいたというだけなのだろう。
この繭子の視点を隠すことでこの物語が成立する。
素晴らしいとしか言いようのない出来だ。
どっちつかずに女々しく生きているのが男だろう。
間違えて電話して、「たっくん?」という言葉にフリーズする達郎だったが、回想シーンでは繭子は電話が切れた後すぐに夕樹に電話している。
彼女の中では既に存在しない男、鈴木達郎
さて、
出会い頭にぶつかった二人のたっくん。
物語はそこで終了するが、実際にはどうなるのだろうか?
達郎は無視されるのだろうか。
イニシエーション 通過儀礼
達郎がしっくりときたミヤコの言葉。
しかし、実際にそれをしていたのが達郎ではなく繭子だった。
「生理が来ない」
繭子がそう言った時、達郎の態度を見て彼女は心の変化を感じたのだろう。
達郎の本性を垣間見たことで、繭子は急激に達郎への興味を失っていったのだろう。
追い詰められた達郎は、ようやく結婚という言葉を口に出したが、もうすでに繭子の中では「この人じゃない」と思ったのだろう。
だから「妊娠イコール結婚って、ちょっと違う気がする」と言ったのだ。
その言葉を聞いた達郎は大混乱に陥る。
ここで彼女に会った達郎への思いの半分以上は消え失せたのだろう。
繭子とたっくんの二人の恋物語を追い続けていた視聴者
しかし、実際にはカセットのB面から始まった恋愛は、途中でA面に切り替わっていたのだ。
二人いたたっくん
同じ時期にいるから絶対被らないために付けた同じあだ名
達郎に返したルビーの指輪 今度は夕樹がプレゼントする予定になっている。
彼女は男に対しいつも同じことをする。
もしかしたら、
あの妊娠は嘘だったのではないだろうか?
その前に達郎の変化が現れた。
それは疲れからなのか、買い物に付き合うのもいい加減になり、食事も食べないことや会いに来る回数の変化だ。
繭子はそれに乗じてカマを掛けたとは考えられないだろうか?
便秘とは重い生理痛だったのではないか?
事実、達郎は2度とも病院には入ってない。
すべては繭子の「説明」に終始している。
堕胎とはあまりにも重いことだ。
それを便秘にしてすっきりしたからビールがうまいなど、どんな女性も言えないはずだ。
視点はずっと達郎と夕樹だ。
オチがあってようやく意味が解るが、繭子にとって男とは、彼女が夕樹に話した内容そのものだったのだろう。
そこから外れてしまったのが達郎だった。
それでも彼女は恋愛を続ける努力をした。
変わったのは、むしろ達郎だった。
繭子は男を上手に見極めている。
男はそれをしたたかというが、男の方が不誠実だ。
出会ってしまった二人のたっくん
彼女は夕樹にその説明をしなければならないが、夕樹はそれを聞いて「当然」だと思うだろう。
自分とはあまりに不釣り合いに見える彼女に、「過去」がないはずがない。
逆に安心感さえ覚えるだろう。
面白いし素晴らしい作品に脱帽した。

コメントする 4件)
共感した! 10件)
R41

3.5感心した

2024年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

知的

騙されたと云うより、なるほどと感心した、辻つま合わせが上手い。また男の身勝手さと、女のしたたかさが同時に味わう事が出来ました。人間って誰しも多かれ、少なかれこんな事で、悩んだり苦しんだりして、結局は自分の都合よく生きるのかなと、妙に感心させられました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
koko

3.0なるほどなぁと🤔

2024年8月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

サスペンスと言うから構えて観ていて、騙し騙され殺伐としていくとか想像していたけれども、ただただ恋愛映画じゃんかと思ったらそんなカラクリがあったのかと。こいつ嫌いこいつ好きとかを考えずにカラクリを楽しむのにおすすめです💡

コメントする (0件)
共感した! 0件)
霧島

5.0いや~これは何ですか???😱

2023年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

もうこれ以上のない完成度。映画としても、ミステリー?サスペンス?としても満点・・・そして何よりも恋愛映画としてこれほどの非の打ち所のない本作品は、🎦恋は光に匹敵する素晴らしさを持つと言っても過言ではない。双璧であろう。

また、特に最近の伏線回収のオンパレードの上から目線のどや顔のサスペンス映画と違って、シンプルにそぎ落とされたたった一つのアイデアで、ものの見事に突き抜けるシンプルな美しさ、これこそヒッチコックが目指したミステリーサスペンスの神髄、まさにそれを体現。

映画としては前田敦子と言う女優の魅力を余すことなく引き出すことに成功した、まさに小津クラスの演出の妙。また昭和世代にとってこれ以上の無いサンプリングムービー。全てのファクターが映画の小道具として散りばめられている繊細さ・・・・

堤監督への偏見が一掃された作品。いや~もうこれは・・・・・なんというか、老若男女を超えて見て貰いたい、超ド級の傑作でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
mark108hello

4.0数学?物理?

2023年7月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

なんとなく見始めた。
以外と面白い、特に80年代の描写が懐かしい。
数学と物理の違いには気がついたが、ラストのどんでん返しは分からなかった。やられました。

みんなコメントしてますが、男は女の手の上で踊らされていることを再認識しました。

コメントする 2件)
共感した! 3件)
morihide

3.5少し予測はついた

2023年7月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

萌える

YouTubeのおすすめに上がったので
鑑賞。
原作未読。
80年代の懐かしい曲やグッズで
とても懐かしかった。

松田翔太が良かった

コメントする 3件)
共感した! 10件)
seiyo

4.0あまり細かい事は気にせずに、騙される事を楽しみましょう

2023年5月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

知的

いったい誰がその結末を予想できるのか!(笑)
何かあるとは解っていながらも見事にしてやられたラブストーリー。

邦画史上稀に見る大どんでん返しで、途中の情けない男へのイライラやもどかしさなど、全てを吹き飛ばす驚愕のラスト5分。

見終わった後、何度も戻して確認し直してしまいました。

後から見直すと「なるほど!そこがトリックだったのか!」と映画制作陣が手がける仕掛けに感心します。
時代背景が80年代だからこそ出来たこの巧妙な脚本。
しかし仕掛けが良いからこそ、その他のストーリーの細かい部分が気になってしまう所もありますが…

ネタバレ絶対厳禁なので、何も考えずに騙されて楽しんだらまた他の人に紹介して反応を楽しみ、どんどん驚愕の輪を広げていきましょう⭕

コメントする (0件)
共感した! 0件)
びぃあぃじぃ

4.0前田敦子がどハマリしてる。

2023年2月16日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

萌える

懐かしい恋愛ストーリーでその都度流れる曲もどハマリしてて
ニヤニヤが止まりません(笑)
でもなんかヘン。
ただの純愛でもなさそうな何かがある。ミステリーなのかコメディなのかパロディなのかサイコなのか
ずっと、なんか変、懐かしい。なんかヘン、懐かしいの繰り返し(笑)

そうやったんかーーーい!!
ずっこけました。
前田敦子すごい。演技が的確。適任。キャスティングした人天才。
当時、ぶりっこと言われでもしたたかで強い女がいたなぁ。
狙いを定めたらとりあえず既成事実を作ってしまう自信満々なキャリアウーマンも。

君は1000%と前田敦子のアイドルキラキラな
シーンだけで爆笑するほど可愛い。ビキニじゃなくてワンピースでポニーテールっていうのがもう、もう、あの時代のそれ(笑)。○子……おそろしい子…。、

コメントする (0件)
共感した! 0件)
白龍

4.0【”木綿のハンカチーフ”そして”ルビーの指輪。””酷いじゃないか!鈴木君!”からのまさかの”天竜〇〇駅返し!”面白いけれど、怖いなあ・・。所詮、男は女性の掌の上で、踊っている生き物なのである・・。】

2022年12月26日
PCから投稿

怖い

知的

ー 今作は、トリッキーだが面白き原作を読んでいた事もあり、映画はスルーしていた。
が、公開日から七年近く経って観賞すると面白かった作品である。-

◆感想<Caution!  感の良い人は分かると思うので・・。>

・前田敦子さん演じる、マユコの可愛い子ぶった演技が、秀逸である。
ー ”お腹が痛いの・・。”そりゃあ、そうだろう・・。
  ”便秘だったの・・”それは、言ってはイケナイのではないか・・。-

・”タックン・・。”

・”絶対なんてない・・。”

・SideA とSideBの作品構成と展開も秀逸である。

<”タックン”が東京から、静岡に向けて”かっとび・スターレット”(ナツカシイナア・・。)で、一生懸命に遠距離恋愛をしていた時に、マユコは・・。
 所詮、男は女性の掌の上で、踊っている生き物なのである・・。怖いなあ・・。
 それにしても、木村文乃さんに告白されたらそりゃ、心動くようなあ・・。おバカ男の感想である。>

コメントする 2件)
共感した! 13件)
NOBU

4.0素直に騙された方が楽しめる

2022年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

舞台は1980年代の静岡市。当時の懐かしいヒット曲をBGMにして、主人公・タッ君とマユの恋愛模様、意外な結末を描いた異色作。

大仕掛けのトリックはない。巧妙なストーリー進行に騙されるが、結末までのラブストーリーの出来が良く、思い切り感情移入できる。

タッ君役・松田翔太は、仕事と遠距離恋愛の両立に苦悩し、新たに出会った女性に揺れ動く若者心理を好演。マユ役・前田敦子は、愛くるしい小悪魔的演技で、女性の強かさを表現している。

騙されまいと身構えず素直に騙されよう。その方が結末のインパクトは強烈で楽しめる。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
みかずき

3.0最後の展開のためにダラダラと話が進むのでなく、途中も飽きずに観れた。

2022年11月25日
PCから投稿

最後の展開のためにダラダラと話が進むのでなく、途中も飽きずに観れた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
たけうち

3.5あなたは必ず2回観る。だと?

2022年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

可もなく不可もなくです。
普通に世の中でこんなことしてる人はたくさんいるでしょう。恐ろしいことですが・・・。

前田敦子さんは演技が上手いと思ったことはなかったが、今回は非常に良い。
難しい配役を上手にこなしていたと思います。

ラスト5分のどんでん返しなどという謳い文句は別にいらないです。
ハードルが上がってしまうので。

最後にあれだけ易しく伏線回収してくれたら特に2回見る必要ないですね。
もし、最後の説明が無ければほとんどの人が2回観るでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ロロノアゾロ

3.0ミステリーとして原作読んだ私には…

2022年7月15日
iPhoneアプリから投稿

原作を今日読み、映画を今日観ました。
ミステリー要素で読むか、恋愛要素で読むか、で解釈が変わるような気がする本作。
映画はわかりやすく噛み砕いて表現されてました。

女ってこえーってのが、本作への感想。

以上!

星3の理由は、もっと難解にして欲しかったです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
気狂いピエロ

3.0最後の5分、全てが覆る。とあったので期待はしていのだけど、あっと驚...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

最後の5分、全てが覆る。とあったので期待はしていのだけど、あっと驚くって感じではなかったなぁ。
80年代の音楽満載で、テンポもよくて観やすかったと思う。
どの時代も恋愛はどうなるかわかりませんね(笑)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
よっしー

4.5あっちゃん、いいじゃないの

2022年6月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

知的

面白かった。めっちゃ騙された。もう1回見たい。
ネタバラシもしっかりあってよい。
気になるところあったけど気付けなかったたのがすごいくやしい。
世代がばちっとはまればもっと楽しめたはず。80年代を生きていた人におすすめ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
り

3.5おぉー!

2022年3月17日
iPhoneアプリから投稿

なるほど!これ、面白いかも。

いやー考えたね。うん、面白かったゎ。と、原作既読者としては思いました。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
大粒 まろん