「アメイジングエイミー」イニシエーション・ラブ ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
アメイジングエイミー
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原作はだいぶ前に既読の上で観賞。
結論からいうと、キャストの配置も的確で、原作をうまく再現できていたと思う。
「設定に無理がある」「明らかに別人でトリックになってない」という批判もわかるが、これはそもそも小説の時点で“タックンは実は別々に二人いた!”というのが主題ではない。
小説でもBsideに入ってからタックンの人格があからさまに変わるので、「これ別人だろ」と勘の良い人には気付かせる運びになっている。
この話の主題はなんといっても“同時進行でカセットテープのように文字通り表裏一体で描かれる恋愛”そして“繭子の恐ろしさ=女性の恐ろしさ”であり、前田敦子は本当に感情を上手く表現できていた。
石丸さん役の木村文乃も「東京すげえ」と思わせる美女っぷりでこれ以上ないはまり役だった。
そして小説には絶対にできない映画最大の利点である「音楽」がとても効果的に使われており、劇中の楽曲群を聴くだけでもこの作品を映画化した価値があったなと思わせてくれた。
前田敦子も木村文乃もとてもかわいかったし、あの原作を良くここまで上手く映像化出来たなと普通に感心しました。
ある意味昨年の傑作「ゴーンガール」に近い感覚を味わえました笑)
余談で、騙されたことが2つ。
1.予告で見た松田翔太が最初のタックンだと思ってたら、知らん俳優が出てきた!
これは上手く隠してたなと思いました。
2.あのエロ映画「さよなら歌舞伎町」でキスシーンすらなかった前田敦子が何度もキスシーンをしたあげく、軽いよがり声まであげてる!
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