エベレスト 3Dのレビュー・感想・評価
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よくぞ企画を通した
趣味で山をやっていたり、元々山岳ものに関心がある層以外にはなかなか響かないであろうこの作品は、極めてストイックに実話ベースの山岳遭難を描いている。だから期待通りだったしキャスティングについては予想以上に豪華だった。
キーラが頑張りすぎていたが、ジェイクの存在感はさすがだったしジェイソン・クラークの山屋っぽさもよかった。森尚子もぴったり。IMAXならでは臨場感で極地の雰囲気をほんの少しでも体感したかったので、映像そのものでも十分楽しめた。
今作は前提として1996年の事故のことを知っていた方が良いのだが、だからと言って事実にばかりとらわれても仕方ない。その上で九死に一生をえたベックの描写にはとても興味があった。事件のあらましを知っていると彼の生還はかなり不思議なもので、奇跡というよりもミステリーといえる。作中では何故彼が再び立ち上がれたのかについては描写がない。察するならば彼が酸素の薄い高所で行動せずに消耗しなかったこと、これが第4キャンプに自力で戻れた要因なのだろう。その後の極めて危険なヘリでの救出における描写が丁寧だったのはとてもよかった。事実ではこの事件に大きく関わっている台湾隊の存在を無くしてベックやダグ、ロブのドラマを描いたこともよかったね。
そういう作品だから鑑賞後はかなり消耗してしまった。これは本当にツラい作品である。この企画の実現にお金を出して寄与したトーマス・タルはやはりさすがだなと思う。
観てるだけで寒くなる…
エベレストの登り方を、初めて知りました。三か月くらい高地にいて体を慣らしてからアタックするんですね。麓やベースキャンプの様子なども、想像したこともありませんでした。
登り始めてからは、観ているだけで寒くなったような感覚があるのでしょう…体がこわばって、すごく力が入ってしまったまま観ていました。
平日午前中の地方映画館での鑑賞で、お客さんも10人くらいしかいなかったのですが(でも3Dドルビーアトモス)、なんと半数の人が途中トイレに立っていました。
観ているだけで寒くなったのは自分だけではなかったのですね。
滑落というのは一瞬のことで、死はあっと言う間に訪れるんだ、とか、酸素がないと人は動けなくなるんだ、とか、登山家の人なら知っていることなのでしょうが、そういったことを初めて知りました。
興味深かったです。
人生いろいろ
迫力目当てで観るとダメ
神の領域の魅力と恐ろしさ
良い映画だと思います
綺麗な映像に感動。 展開、ストーリーは予想通りイマイチで 登場人物...
そこに山があっても
人間ドラマ
そつがない
デスゾーンとは神の領域
IMAX3Dで鑑賞!
人物の相関図が分かりづらいがデスゾーンの過酷さは凄く伝わる。
やはり大自然の前では決断力は大きく運命を左右することをまざまざと見せつけられる映画だった。
実話を元に制作されているが本当の過酷さをわずか2時間ばかりでは描ききれないのも否めないが本来ならば生物が侵入できない領域をある意味犯しているのだから生と死のジャッジは紙一重だとわかる。
劇場でなければこの迫力は伝わらないであろう。
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